海外Webサイト制作のポイントとは?
こんにちは。株式会社BENLYの八幡です。クライアントのWebマーケティング支援の他、自社サービスのマーケティングを担当しています。
3か月ほど前になりますが、8月末にオールプレジデントの徳山社長と日本クロス圧延の岡社長とご一緒に「海外Webマーケティングセミナー」を実施しました。私は「海外Webサイト制作における呼び込み方とローカライズ」というテーマで発表させて頂きました。
使用した資料を公開していなかったので、今回は冒頭部分を抜粋してご紹介します。海外向けサイト制作のポイントを3つに絞って記載しています。個人的には2つ目のポイントの驚きが大きいのではないかと考えています。
この記事の目次
“伝わる”Webサイトのつくりかた
サマリーとして、3つのポイントをご紹介しています。2つ目のポイントまでは国内向けWebサイト制作でも重要ですね。意外に見落としがちなのが3つ目だと思います。サイトの表示速度が遅いとかなりユーザーが離脱してしまうので、大きな企業だとここに気をつけています。
ポイント1. コンテンツが充実している
1つ目のポイントとして、コンテンツの豊富さをあげています。最近自戒も込めて「コンテンツはとても大事だ!」という話をあちこちでするようになりました。初めてサイトを訪れた方が会社を十分理解できるくらい情報が載っていると、信頼感を持ちやすいです。またよく聞かれる内容はどんどん追加していくと、無駄な問い合わせも減ります。サイトに載っている内容を聞かれた時にも、「このページを参考にしてください!」とURLを添えてあげると、素早く正確に回答することもできます。
ポイント2. わかりやすいデザイン
このスライドでは、東京都とニューヨーク市の公式サイトのデザインを比較しています。元々ブログの記事で見つけたのですが、私自身も衝撃を受けました。東京都の方は「普通」の水準にも届いていないですね・・・。
東京都:http://www.metro.tokyo.jp/
ニューヨーク市:http://www1.nyc.gov/
ニューヨーク市のサイトを見てみると、「何をどこに配置して、どのように表現するか?」ということが考え抜かれています。一言で言うと「市民に使ってもらえるサイト」になっています。例えば左側には、その日の駐車ルールやゴミ出しルールをわかりやすいイラストで表示しています。その他のポイントに関しても導線設計がしっかりしており、サイト訪問時の目的をすぐに達成することができます。
ポイント3. 海外からでも表示が早い
海外向けにサイトを公開する際に見落としがちなのが、この「表示速度」です。日本のサイトの場合は、基本的には日本のサーバーを借りて公開していることが多いです。そのため海外からサイトを訪問すると、物理的な距離がある分、表示速度も遅くなります。表示速度が遅いとイライラして離脱されてしまうので、訪問数が増えてきたら海外サーバーへの移行を検討した方が良いです。ターゲット国が決まっている場合は、最初から現地のサーバーをレンタルするという手もあります。
最後に・・・
お客様の中には、口コミや紹介などの「リアルで情報を得ている方」と、検索やSNS投稿などの「デジタルで情報を得ている方」がいます。ビジネスを継続していれば前者は自然に広まっていきますが、後者に関しては意識的に取り組まないと増えないのではないかと考えています。BtoCで確立されたデジタルなマーケティング手法は、今後BtoB、またものづくり業界にも浸透していくはずです。デジタルや海外という大きな流れを意識しつつ、日頃から小さく色々試しておくのが良いかもしれません。自戒を込めて・・・。