メタルDIYで金属の門松を作ってきた

こんにちは、ものづくり経革広場の渡部です。

師走になり、だんだん気ぜわしくなってきましたが、皆様、正月の準備は始めたりしていますでしょうか?

そろそろ正月のアイテムを揃えようと、先日株式会社関東精密のメタルDIYで開かれているワークショップ「メタル門松をつくろう!」に参加してきました。

【執筆者紹介】渡部 仁志
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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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メタルDIYとは

知っている方の方が多い様な気がしますが、念の為、補足します。

自分で出来る金属加工「メタルDIY」

ボール盤や、金属の高速カッター、溶接機など金属の加工ができる設備が、誰でも利用できる秘密基地の様な金属加工スペースです。zenmonoのクラウドファンディングで資金を集めた事でも話題になりましたね。

最初にメタルDIYについての説明と工場見学

まず最初に概要の説明と関東精密様の工場見学です。金属加工の設備が使えるという事ですが、安全に設備を使う為にも、しっかりと聞きましょう。

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今回の参加者は私、同年代の男性、親子連れ2組、ダンディーなおじさまとそのマスコットの7人+アルファです。いつもに比べると大所帯でのワークショップとなったそうです。

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工場見学中のダンディーなおじさまのfacebook写真撮影の裏側。

「パイプ狩り」へ出発

門松を作るにはその材料となるものが必要です。本来なら竹ですが、今回はメタル門松という事で、材料は金属製の「パイプ」です。そこで、今回のワークショップの協力会社であるミナミ技研様へ材料を調達に行きます。ワークショップではこれを「パイプ狩り」と言います。

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ミナミ技研様に到着。

株式会社ミナミ技研

横浜でパイプベンダーの設備を持ち、手すりや、ハンドルなどの製作をしています。専務取締役の南川拓也様には、この後溶接の部門での講師としてもお世話になりました。

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少しわかりにくいかもしれませんが、親子でパイプを切り出している様子。そんなに力を入れなくても機械の力で結構簡単に切れます。南川専務も温かく見守ってくれています。

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用意して頂いていたパイプでパイプの一輪挿しをパイプベンダーで製作中。こちらも製作品として持ち帰ることが出来ます。

その後、参加者だけの秘密のイベントが一つあり、メタルDIYに戻り、いよいよメタル門松づくり開始です。

メタル門松づくり開始!

難しいと感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、意外と手順は単純で、

1.パイプを切る。

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2.溶接する。

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の2つの手順だけです。

しかし、それぞれには「仕上げ」の手順が加わってきます。自分でオリジナルを「作る」という事もあって、各参加者仕上げにはかなりこだわっていました。

ちなみに私は金属のパイプを本物の竹に近づける為、

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カットしたパイプを

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ペーパーをかけて竹の様な線を出し、

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グラインダーでわざとキズをつけて節の様な模様をつけました。

参加者の皆様、それぞれこだわるポイントが違い、切り口を同じように揃えたり、長さを調整したり、デコレーションをきれいにしたりと様々です。

溶接が難しい

あまりにもひどい出来だった為、写真は取っていませんが、溶接の工程が非常に難しいです。紫外線での目のやけどを防ぐため、黒いガラス越しに溶接個所を見極め、溶接をしていくのですが、まず溶接個所が少ししか見えない・・・。また、溶接の材料が出る量の感覚を掴むのが大変で、くっつけることができず、何度も外れました・・・。仕事上、溶接現場を見かけることは良くあるのですが、みなさん簡単そうにしてたのに・・・。職人の技術の凄さを改めて感じました。

失敗しても大丈夫

溶接などで盛り過ぎたり、場所を間違えたり、失敗してしまったとしても、そこには普段工場で働いている方々がその場で臨機応変に対応してくれるので、大丈夫です。また、その手法も教えて頂けるので、慣れてくると自分でするようになります。

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盛り過ぎた溶接部分をサンダーで丁寧に削るダンディーなおじさま。

完成品!

それぞれのこだわりポイントをクリアし、メタル門松の完成です。

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あ、私のは一番左のものです。溶接が下手すぎで、外のかぶせ物がうまく下まではまらず浮いてます。あとでパテ盛りすることにしました。

参加してみて

感想として、第一に「楽しい」です。正直ここに記事にすることを前提に参加しましたが、自分が楽しんでしまった為、あまりいい写真を撮れていません。申し訳ありません。

あと、普段お客様先の訪問をして、何気なく皆様の加工風景を拝見していましたが、皆様の技術力の高さを改めて感じました。その技術力の高さをもっとたくさんの方に知って頂けるように我々も頑張りたいと思います。

このような機会を与えて頂いた杉田さん、南川さん。ありがとうございました。

定期的にイベントが開催されていて、このメタル門松づくりのワークショップも年末にもう一度開催される予定です。興味のある方は是非参加してみてください。イベントはfacebookで告知されているので、要チェックです。

メタルDIY facebook:https://www.facebook.com/metaldiy/

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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
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【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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