Alibabaの検索順位を解説!最適なPR文の作り方

このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に販路開拓をするぞ!と考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版サイトの製作や海外の展示会などに出展しても、思ったより成果が上がらなくてガッカリした経験なんてありませんか?

だけど製品の魅力や強みを分析して、効果的に発信することで反響が全く違うものになります。

そのためのブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!

以前のコラムで、英語版サイトは、英語圏の圧倒的なサイト数の壁によって、なかなか検索上位に入ることが難しいのです。だから自社サイトに誘導する「仕組み」の部分に情熱を注いだほうが効果的だという話をしましたね、今回もサイトに誘導する「仕組み」について考えましょう!

今回もAlibabaのお話です。

製品の登録とSEO対策

前回Alibabaは製品を詳細に登録する必要があるので、製品の登録に時間と手間がかかってしまうとお話しました。だからといって手抜きをしてしまうとこれがまた問題があるのです。Alibabaサイト内での掲載順位なのです。Alibabaがあまりにも巨大なので同じ製品の登録数も半端じゃないのです。たとえばTitanium sheetと検索すると、なんと3600件も検索結果がでます!

だからAlibaba内の検索上位に入るためには、いわゆるSEO対策が必要になるというのがAlibabaなのです!有料のサービスなのにね(笑)そのために製品ごとにSEO対策をします。

製品のキーワードが「タイトル、サブタイトル、本文」に含まれているか?みたいな基本的なことから、製品説明の文字数や説明文をコピペして他の製品に使われていないか?など最低限、気を使う必要があります。

Alibabaサイト内で熾烈なSEO対策の競争が繰り広げられているのです。なんだかな...って感じですね、でもこれもまたAlibabaなのです(笑)

Alibaba内にライバルが多いけど大丈夫なの?

Alibabaサイト内に同じ製品が大量に存在しているため、サイト内で上位に表示されるためSEO対策が必要と書きましたが、「ほんとにそんなにライバルが多いのかよー」って当然こんな疑問が出てくると思います。だから検索結果をよく見てみると面白いことに気づきます、それは1つの会社が同じ製品にたいして、写真や説明文を微妙に変えて複数登録しているのです。

検索するユーザーがどのような検索ワードで検索しても最適化するためだろうと思いますが、Titaniumを例にすると、

Titanium Foil

Titanium Sheet

Titanium Strip

Titanium Ribbon

Titanium Material

Titanium Metal

など、こんな感じで、1つの製品に対して複数の製品登録しているケースが多いのもAlibabaの特徴ですね。これは過去にAlibabaのガイドラインで「登録製品数の多い会社=製品を多く持っている=規模の大きい会社=だから検索上位に表示する」って発表したことがあって、それ以来増えてしまったのです。これは、Alibabaがまだ初期で規模が小さかった頃、サイト内の製品登録製品数を水増しするため、1つの製品の名前や写真を変え複数の製品として登録することを推奨し、登録製品数が多い会社は検索上位に表示されました。その結果同じような製品が大量に増えてしまったのです。いかにも大陸的だよね(笑)

現在ではコピペして複数の製品として登録するとペナルティーで検索順位が低下するとのことです。

しかし逆を言えば説明文をコピペできなくなるというのは、それはそれで1製品ごとにしっかりとPR文を考えなくてはなりません。面倒くさいのですが製品の詳細を丁寧に登録することは、Alibabaだけに限らず大切なことなので頑張りましょう!

さいごに

なんだかAlibabaの悪い部分ばかり書いてしまった感じになりましたが、そんなつもりはありません、Alibaba自体はとてもよいサービスだと思います。だけどなかなかハードルが高いのも事実ですね。どんなサービスでも使いこなせなければお金の無駄遣いになります、だからあえて自分が使ってみて「あれっ!?」って思ったことなどを包み隠さず書いてみました。

自分が思った感想では、Alibabaを使いこなすには、専任の担当者が最低1名は必要ですね、気軽なサービスではありません。しかし、掲載した製品に対する問い合わせや引き合い件数はどんなサービスよりも確実にあります。

気になる存在であることは確かですね(笑)

次回はAlibaba編最終回です。登録の実務についてのポイントをお話します。

 

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

次回もまたよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者
岡 正俊

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