Alibabaは製品情報が命!具体的な準備の方法

このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に販路開拓をするぞ!と考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版サイトの製作や海外の展示会などに出展しても、思ったより成果が上がらなくてガッカリした経験なんてありませんか?

だけど製品の魅力や強みを分析して、効果的に発信することで反響が全く違うものになります。

そのためのブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!

以前のコラムで、英語版サイトは、英語圏の圧倒的なサイト数の壁によって、なかなか検索上位に入ることが難しいのです。だから自社サイトに誘導する「仕組み」の部分に情熱を注いだほうが効果的だという話をしましたね、今回もサイトに誘導する「仕組み」について考えましょう!

今回もAlibabaのお話です。

Alibaba掲載企業はとりあえず信用できます

Alibabaに申し込むと審査があって会社の信用調査をするみたいです、それにより申込書に記入した内容、会社規模、業種、所在、財務状況などに相違がないことが確認されてから、はじめて会員になれます。だから会社が存在しているということが証明されるので、海外の会社でも安心して取引ができるという仕組みを作っているようです。

Alibabaの申し込みタイミングと少しセコい話

自分は失敗しましたか、Alibabaに申し込みを考えているなら、頭の片隅に入れといてくれると少し得します。それは申し込みのタイミングです。

私はAlibabaの会員に登録されてから「代金を振り込んでから」Alibabaに会社情報の入力や、ショーケースに製品情報を登録作業に入りました。事項で詳しく話しますが、Alibabaってとても詳細に会社や製品情報が入力できるので会社情報と製品を50件登録するのに、なんだかんだ約3ヶ月かかってしまいました。今は少し高くなってしまったかもしれませんが、当時年間60万円だったので、単純に月額5万円です。

何が言いたいかというと、申し込む前に会社情報や製品情報を作っておけば、会員になって短時間で立ち上げることができますが、自分の場合約3ヶ月を登録作業に費やしたので、15万円ドブに捨てたということになります。せめてバナーくらいは事前準備ですね(笑)

製品情報は詳細に

Alibabaはeコマースなので、通常のホームページと比べると、各製品に対して内容を詳細に掲載するのが一般的です。弊社の場合金属の素材なので比較的シンプルですが製品ごとにこれくらいの情報は載せました。

材料名称

UNS:材料コード

HS-Code

準拠している規格

構成成分

機械特性

製造公差

トレーサビリティーの説明

QC工程の説明

最低出荷数量

経済的出荷数量

経済的出荷数量の参考価格

納期

出荷の方法

支払いの方法

製造工程の説明

 

などなど...

気が遠くなるよね(笑)

Alibabaでは、お客さんから質問されるであろう事項を、製品ごとにすべて掲載してしまうのです。それによってお客さんはサイトからの情報だけで、発注を決断できるのです。だからAlibabaではショーケースに製品を陳列すると表現しています。今のところ「購入」ボタンがないのはB to B向けのサービスだからでしょうね。

とにかく製品情報を詳細に登録することでお客にしてみれば、わざわざ不明点を質問する必要がなくなるし、自分自身も問い合わせが少なくなることはとてもうれしいことなので、お互いにとってハッピーですね(笑)

さいごに

よく「Alibabaってどうなの?」って質問されます。

自分としては、やったほうが良いよ!とも、やめたほうがいいかも...とか、まだなんとも答えにくいですね。

ただ間違いないことは、製品情報が中途半端だと全く問い合わせが来ないので、根気よく製品情報を入力する必要は絶対です。そのためには詳細に入力するには英語のスキルと時間と努力が必要なので、投げ出してしまう会社も多いみたいですね、だけどAlibabaのショーケースが充実してくると毎日のように問い合わせが来るようになります。※ジャンクの問い合わせも多いけどね(笑)

というわけでもう少しAlibabaについて、偏見にあふれた情報をお話しますね。

次回もAlibabaについてのお話です。

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

次回もまたよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者
岡 正俊

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