試作用プレス金型の設計をクラウドソーシングでコンペをしてみた結果

こんにちは、ものづくり経革広場の渡部です。先日facebookの方では告知をさせて頂きましたが、クラウドソーシングプロデューサーとして、新しい取り組みをさせて頂いております。

試作用プレス金型の設計

これまで、新商品開発の為のアイディア募集をいくつか開催し、非常に多くの方から提案を頂きました。中小製造業こそ、こういったクラウドソーシングは上手く活用するべき、と私も考えていますが、今回はお客様の課題の解決の為、実際の製造業の本業でやってみたらどうなるのか?という考えのもと、開催させて頂きました。

開催概要はこちら

試作用プレス金型の設計に関するもので、コンペ開催の金額は14万円!

お客様にもそれに見合った図面で開催して頂きました。

開催前の不安と期待

開催にあたり、弊社がよく利用させて頂いているクラウドワークスの方と、少しお電話で打ち合わせをしましたが、弊社にとってももちろん、先方にとっても、こういった製造業のコンペをすることは初めての事だったそうで、提案が集まるか不安でした。多くの方に見て頂く為、製造業に関する方向けに告知をしてみてはどうか?等案は上がりましたが、母数があまり集まらなかった為、特に告知オプションはつけずに開催しました。

逆に期待もありました。これまでのアイディア募集に関してたくさんの提案を頂いていた事と、クラウドソーシングの中ではそこそこの高額なコンペという事で、多くの人の目に留まるのではないかなと・・・。

開催期間中の一喜一憂

クラウドソーシングでコンペを開催したことのある方ならおわかり頂けると思いますが、コンペを開催する際、最初の1件の提案が来るまではかなりの不安です。提案までいかなくても、相談や、質問が来るだけでも、今後の期待がぐっと高まるので、かなり不安感か解消されます。それでも実際の提案が来るまでは不安ですが・・・。それでもコンペの詳細を見て頂いた方が増えてきたり、お気に入りリストに入れて頂いた方が増える度に喜んでは、翌日見ると提案が来なかったことに悲しんでいました。

そんな中、コンペ終了直前に1件の提案が!!!

提案内容に関して少しクライアントとお話をさせて頂きましたが、「確かにこれは、試作用のプレス金型について知っている人からの提案だ。」とお話をされていました。

開催終了しての落胆

コンペの性質上、最終日に提案が集中することもあり、最後の追い込みに期待をして事の次第を見守りました。最終的にあつまった提案は・・・

1件!!

終了直前に提案を頂いた1件で終了を迎えてしまいました。

コンペ終了後、コンペの提案内容についてクライアントと打ち合わせをさせて頂きました。

「正直、1件も来ないんじゃないかと思っていました。1件来ただけでも収穫だと思うし、実際今、設計の仕事も忙しくなってきているから今後、コンタクト取って、いろいろ打ち合わせしてみたいですね。」

何ともありがたいお言葉。今回の案件からクラウドソーシングをもっと活用して頂きたいです。

「そーいえば、これって自分たちで出来そうな案件があったら、提案側に回ってもいいの?」

どーぞ、どーぞ。是非。

弊社が関わる案件以外にもこういった案件が多く出てきたら、状況も変わってくると思います。

反省点と改善点

今回、このようなコンペになってしまいましたが、これから実際に身のあるものにしていく為にいくつか反省点をまとめました。

・多くの方の目に留まるような施策が必要

これは、最初にクラウドワークスの方からも提案を頂いていたのですが、弊社のこれまでの経験から、集まるだろうと考えてしまっていました。Web関連やデザイン関係などの仕事に関しては多くの案件が集うクラウドソーシングですが、「製造業の案件」という事をもっと考慮に入れるべきでした。

・募集の仕方に工夫を

今回、提案の提出方法として、金型の設計データをCADデータとして納品してくださいとしていました。ですので、ハードルがかなり上がってしまい、コンペの設定金額を差し引いても提案しづらかったのかなと感じました。また形式もコンペ形式よりも、大まかな金額を設定して提案側に金額を提示して頂くプロジェクト形式の方が、もっとコンタクトが上がった様な気がします。

・製造業の方にももっとクラウドソーシングを使ってもらえるように活動を

これは完全に弊社の役割ですが、まだまだクラウドソーシングを利用している製造業の方は少ないです。もっと多くの方に身近にクラウドソーシングを使って頂けるように頑張りたいと思います。

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