1500万のBtoBユーザーを持つAlibabaの凄さ

このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に販路開拓をするぞ!と考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版サイトの製作や海外の展示会などに出展しても、思ったより成果が上がらなくてガッカリした経験なんてありませんか?

だけど製品の魅力や強みを分析して、効果的に発信することで反響が全く違うものになります。

そのためのブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!

前回のコラムで、英語版サイトは、英語圏の圧倒的なサイト数の壁によって、なかなか検索上位に入ることが難しいとお伝えしました。だから自社サイトに誘導する「仕組み」の部分に情熱を注いだほうが効果的だという話です。今回もサイトに誘導する「仕組み」について考えましょう!

今回はAlibabaのお話です。

Alibabaって知っていますか?

以下Wikiより引用します、長いので読むのが面倒だったら飛ばしてくださいね。

Alibabaとは、中国杭州で設立されたAlibaba Group(阿里巴巴集団)が運営しているeコマースサイトの名称である。アリババ国際サイトは、世界貿易BtoBのオンライン・マーケットプレイス。製品を持った企業(サプライヤー)と製品を仕入れたい企業(バイヤー)が取引先を求めて利用するマッチングサイト。製品を持った企業がAlibaba.com上に自社のページを持ち、製品を掲載することで、世界のバイヤーへ自社製品を紹介、新たな取引先を世界中から探すことができる。もしくは、広告媒体、マーケティングツールとして活用することが可能。世界中の企業と情報交流を行うことで、世界に対してマーケティングリサーチを行うことができる。同業他社の価格や製品の品質などの情報を収集することで、自社の製品に反映したり、バイヤーとコミュニケーションを行うことで、新たな製品の開発のための意見を集めることができる。

バイヤー企業は掲載されている製品を検索し、仕入れたい製品を見つけた際に、サプライヤー企業へサイト内のチャット機能、電子メールなどを利用して問い合わせを行う。その後、双方での取引交渉を経て、製品を売買する。インターネットを利用することで世界間で企業同士のマッチングができ、商社を通さずに輸出入を行うことができるため、中小企業の世界販路開拓支援を行っているサイト。アクセス数は月間60億PVを超え、そのうちの大多数が中国その他の主要製造国の売り手をサーチし取引を行う世界のバイヤーと輸入業者。アリババ国際サイトは、240余りの国家と地域から1,492万以上の登録ユーザーを保持している。

簡単に言うと、BtoB向けで、全世界にユーザーがいる超巨大なeコマースサイトということです。

僕とAlibabaとの出会い

Alibabaのことは結構前から知っていました。展示会とかに行くとそこら中に宣伝ポスターが張ってあるからね。うさんくさい中国の会社かなー、くらいに思っていました。

ところがある出来事で、Alibabaスゲー!(笑)って実感してしまいました。

弊社が販売している「モリブデン」という「レアメタル」があり、主な用途は冷陰極管として、液晶モニターのバックライトへの利用です。冷陰極管がLEDに置き換えられるとともに、流通が激減して国内で仕入れることが難しくなりました。

困ったなって思っていた時に、なにげなくAlibabaのサイトにMolybdenum stripっていれてみると、驚いたことに大量にヒットします!

ちょっとしたショックでしたね、国内ではまったく仕入れられなかったのに、海外に目を向けると簡単に仕入れることができるとは...

これが僕とAlibabaの出会いでした(笑)

Alibabaへの興味がとまらない(笑)

先ほどの長いコピペにあったとおり、AlibabaってBtoBなのです。楽天とかAmazonなどBtoCなら、ユーザー数が数千万いても別に驚きませんが、BtoBの場合ユーザーとは個人じゃなくて企業数なので、1500万ってスケールが多きすぎて訳が分からないよね。くりかえすけど個人の数でなくて企業の数だよ!!

当時はサイトが英語だったので日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、世界的に見れば超有名なサービスなのです。

これは無視するわけにいかないよね。

Alibabaぼったくりじゃねえの(笑)

とにかく聞いてみないと何もわからないので、人形町のAlibaba Japanに訪問しました。

第一印象は、はっきりいって「うさんくさい」のですが、食べてみないと旨いか不味いか分からないので、とりあえず1年だけやってみようかなって決心して、1年分60万円払って契約しました。※7年くらい前の金額です。

ということで次回に続きます。Alibabaについてさらに深く切り込んでいきますね!

さいごに

Alibabaって効果的に利用すれば、大量の問い合わせが来ることは間違いないですが、使いこなすのにスキルが必要ですね、自分自身も、今後Alibabaとどのように付き合っていくのが良いのか答えが出ていない状態ですが、次回もAlibabaについて書かせていただきます。

答えはどうぞご自身で見つけてくださいね(笑)

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

次回もまたよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者
岡 正俊

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