海外版HP用の「翻訳者」の選び方

このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に販路開拓をするぞ!と考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版サイトの製作や海外の展示会などに出展しても、思ったより成果が上がらなくてガッカリした経験なんてありませんか?

だけど製品の魅力や強みを分析して、効果的に発信することで反響が全く違うものになります。

そのためのブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!

ついこの前、翻訳の精度についての質問があったので、私の経験上からの見解を今回は書かせていただきます。

※あくまでも私個人の主観です、「えーっ、それおかしいよ」って方もいるかもしれません。

翻訳の精度は依頼者側のスキルに影響されます

たとえ日本人でも日本語の文章を完璧に作文できる人って少ないのでは?と思います。生まれも育ち日本国千葉県民の私も、日本語の文章を教科書のような文法で書いてよ、って言われても無理です、このブログ程度の文章力しかありません(笑)

そう考えるといくら翻訳者に英語のスキルがあるとはいえ、完璧な翻訳ができると考えるのは無理があると思います。実際に日本の会社の英語版のサイトを見ていると誤訳がたくさんあって、見ていると笑えて面白いという結果に...。でも悪いのは翻訳者スキルだけではなくて、仕事を依頼する側にも問題があるケースが多いのです。依頼側の文章に翻訳の精度は大きく影響されるのです。

依頼側のスキルとは?

翻訳する原稿に日本にしかない概念や表現、和製英語などが含まれていると、それをどう訳すかは翻訳者のセンスに任せるしかありません。そして翻訳者は必ず「この部分はこういう表現でいいですか?」と確認してくると思いますが、依頼者側もそれが正しいか判断できないから、「大丈夫御社にお任せしますよ!」なんて返答するので、へんな誤訳サイトが量産されるという結果に(笑)

じゃあ、どうすればいいのか?

基本的に翻訳者に作文させない原稿を作ることが大事ですね、先ほど書いた通り依頼する前に原稿に日本にしかない概念や表現、和製英語などが含まれないようチェックして、わかりやすい表現に訂正するとこが大切です。だから公式な英文は、原稿のチェックが最初にされます。先ほどの日本特有な概念などが含まれているか事前にチェックするのは当たり前のことなのです。厳しい言い方しますが、翻訳の精度は原稿次第なのす。

すべてを翻訳者に押し付けるのではなく、原稿が翻訳しやすい文章になっているかは依頼者側の責任だと考えます。

例えば、プレス用の素材ってどのように訳しますか?下記から選んでみて下さい。

Coil

Strip

Roll

Ribbon

シンプルだけど難しいね。国によって違うからね。シンプルにCoilを使用する国が一番多いけど、本来Coilってワイヤーをくるくる巻いた物のような気がします。Strip coilならば意味は通るけど、こんな風にあまり書かないよね、しつこいし(笑)

こういうシンプルなものでも、翻訳者って何を使っていいか迷ってしまうので、事前に専門用語や業界用語は英文に直しといてあげると親切ですね。そしてなるべく簡単な単語と文節を短く切ったような箇条書きを心がけると良いと思います。訳す方も読む方もわかりやすいですね。

どんな翻訳者を選べばいいのでしょう

お金をかければいくらでも精度の良い翻訳は可能ですが、最近のサイトは頻繁にアップデートするのが当たり前になっています。英語版のサイトって一回作ったら放置プレイなんて会社が多いのですが、それでは成果が期待できないです。

翻訳会社に依頼した場合、格安のプランは機械翻訳なので最低の結果になります。費用を出せばネイティブ翻訳が可能です。格安のプランはお話にならないので、ネイティブ翻訳のみ有効だと思いますが、頻繁にサイトをアップデートする場合、費用の問題と直接翻訳者に伝えられないので、なんかちょっとしたことをお願いするのが面倒な気がします。

※あくまでも自分の主観です。

できれば個人の翻訳者に直接依頼する形が最高だと思います。最近ではクラウドソーシングとか使うのも手ですね。一般的な翻訳会社とクライドソーシングとの違いはこんな感じです。

前者は会社を通すので翻訳者とは直接コンタクトがとれず、また人を選ぶこともできないので訂正なども直接の指示ができません。クラウドソーシングだと直接翻訳者とコンタクトが取れるようになり、翻訳者も実績や直接的な評価につながるのでしっかりと取り組んでくれます。

誰が翻訳したかわからないより、個人の翻訳者と主治医のような関係性を作った方が長い目で見たらよいと思います。

さいごに

ほんとうに単語のチョイスって難しくて、日本人が好きな表現で「長年の実績」という文章がありますが、

over the years

それとも

many years

どっちが正解?

ニュアンスみたいなことなので正解はないと思いますが、自分の感覚では会社のように歴史がはっきりしている場合は、「長年の」みたいな表現を使うより、「1995年から」とか年号をはっきり言い切ったほうがしっくりくるような気がしますが、でも本当に正しいの?って聞かれたら、「そんな気がするー」って答えます(笑)今後翻訳の依頼を考えているなら、今一度原稿を見直してみてはどうでしょうか?

翻訳の精度が向上するかもしれませんよ!とにかく、良い翻訳者と出会えると良いですね!

 

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

次回もまたよろしくお願いいたします。

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