海外進出に欠かせないGoogle AdWords【競合広告分析編】

前回はキーワードプランナーを活用したマーケティング調査の手法をご紹介しました。今回は広告文作成の前に必要な競合の広告分析を行います。

日本国内であればGoogleでキーワードを検索すれば良いですが、海外の広告を調べたい場合は“現地からアクセスしている”という設定で調べる必要があります。AdWordsでは「広告プレビューと診断」という、自社の広告が表示されているか実際の数値に影響を与えずに確認できる無料のツールがあり、それを活用すれば海外の検索結果ページも簡単に確認することができます。

広告プレビューと診断の開き方

まずGoogle AdWordsにログインします。(アカウント作成はこちらから無料でできます。)その後画面右上の運用ツールをクリックすると一番下に「広告プレビューと診断」と表示されるのでそちらをクリックします。

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広告プレビューと診断の使い方

画面が表示されると入力ボックス・ドメイン・言語・地域・デバイスという項目があるのが分かります。これらを設定してプレビューボタンをクリックすると、通常のGoogleの検索結果ページと同じように広告を検索することができます。今回はアメリカのカリフォルニア州という設定で「自転車 セール」で調べてみます。

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検索結果の確認

プレビューすると実際の検索結果が表示されました。背景がPREVIEWとなっており、広告もたくさん表示されていることが分かりました。

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まず一番上の広告を見てみます。こちらは見出しに「60%オフと記載があり」、広告文では「保証」「送料無料」などとアピールしています。「安いし、安心!」という訴求をしているようです。

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つぎに2番目の広告を見てみます。こちらのショップでは見出しは「ショップ名+200種類以上モデルがあります」というアピールをしています。広告文では「メンバーになるとレビューの確認やアドバイスをもらえます」と伝えています。「たくさん種類も置いてあるし、選ぶ時もサポートできます!」という訴求の仕方をしています。

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まとめ

実際の検索結果ページを確認すると「この会社は常に一番上に広告を表示させているから予算がふんだんにあるか、成果がよく出ているキーワードなんだろう・・・」「ここは安さを訴求しているのか・・・」など、広告の意図や目的を想像することができておもしろいです。英語でも簡単な単語を組み合わせていることが多いので、何となくでも意味や訴求点は分かると思います。ぜひ試してみてください!

この記事の執筆者
テクノポート

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