海外進出に欠かせないGoogle AdWords【キーワード調査編】
前回はアカウントの仕組みをご紹介しました。今回は実際に広告を出す際にまず実施することになるキーワードの調査方法についてご紹介します。
実際に広告を出す際は、アピールする商品やサービスに対してどのようなキーワードを選定すれば良いか、様々な方法で洗い出しをしていきます。その内の1つの方法が「キーワードプランナー」というツールでの調査です。あるキーワードの検索回数、競合の広告、関連キーワードなどがわかります。
この記事の目次
キーワードプランナーの開き方
まずGoogle AdWordsにログインします。(アカウント作成はこちらから無料でできます。)その後画面右上の運用ツールをクリックするとキーワードプランナーと表示されるのでそちらをクリックします。
キーワードプランナーが表示されると「新しいキーワードを見つける」と「予算の配分とキーワードの分析情報を取得」というメニューが出てきます。上から順番に見てみましょう。
キーワードプランナーの使い方
今回はアメリカの自転車オンラインショップJensonUSAを例とします。
1.新しいキーワードを見つける
キーワード調査に必要な項目を1つ以上入力する必要があります。今回はキーワードとしてbikeを、広告を出すホームページとしてJensonUSAのURLを入力してみます。
また調査対象の国としてはアメリカ・イギリス・オーストラリアを、言語としては英語で設定しました。諸々入力が完了したので候補を取得をクリックします。
すぐに結果が出てきました。ページ上部の棒グラフはキーワードの検索回数の推移を表しています。ページ下部では、先ほど入力した情報をもとに広告グループとキーワードが提案されています。上の「検索ボリュームの傾向」は他の指標に切り替えが可能です。
こちらは設定した地域ごとの月間検索回数です。基本的には人口と比例します。
こちらはデバイスごとの検索回数です。スマホサイトを制作するかどうかの判断材料としても活用できます。
またページ下部の広告グループ(青文字リンク)をクリックするとキーワード候補とそれぞれの検索ボリューム、競合性、推奨入札単価が表示されます。自分では洗い出しができなかったキーワードが見つかるのでとても便利です。
2.予算の配分とキーワードの分析情報を取得
次に見つかったキーワード候補で広告を掲載するとどれくらい費用がかかるのか予測データを取得します。今回は試しに5つキーワードを入力して予測データを取得をクリックしてみます。
こちらもすぐに結果が出てきます。もう少し詳細を調べるため、ページ上部の「入札単価を入力」と「1日の予算を入力」に金額を入力します。(入札単価とは広告が1回クリックされた時に支払う上限の金額という意味です。¥100が一つの目安です。)するとクリック数や表示回数などの指標が予測として表示されました。実際に掲載してみないと本当の結果はわかりませんが、社内での説得材料として活用できるかと思います。
まとめ
やや敷居が高いと思われがちなGoogleAdWordsですが、簡単な仕組みと操作方法さえ覚えてしまえば役立つ情報をたくさん取得することができます。お金もかからないので、まずは気軽に一歩を踏み出してはいかがでしょうか?