効果的な自社HPの「キーワード設定」の方法
こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。
このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。
私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版サイトの製作や海外の展示会などに出展しても、思ったより成果が上がらなくてガッカリした経験なんてありませんか?
だけど製品の魅力や強みを分析して、効果的に発信することで反響が全く違うものになります。
そのためのブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!
前回のコラムで、英語版サイトは、英語圏の圧倒的なサイト数の壁によって、なかなか検索上位に入ることが難しく、効率よく自社サイトに誘導するための部分に情熱を注いだほうが効果的だという話をしました。
今回も、効率よくサイトに誘導するための方法を考えていきましょう!
Googleアドワーズについて
とりあえずアドワーズ広告という存在は知ってはいましたが、自分が利用しようなんて思ってもいませんでした。
5年位前だと思いますが、検索サイトってYahoo派とGoogle派に分かれていたと思いますが、まあ海外だからGoogleでしょ!って軽い感じでサクッとアドワーズのアカウント申し込みました。
早速Adwordsのホーム画面を見るとこれが全く意味不明な専門用語ばかりで訳が分からないので、結局1か月ほど放置していたらGoogleから電話がかかってきて「不明なことございますか?」って聞かれたので「使い方がわからないので放置しています。」って言ったところ、「では、私が基本的な設定まで案内します。」と言うのでとりあえずお願いしました。
とりあえずGoogleさまの言いなりですよ(笑)
とりあえず資金が入金されないとフォローができないとのことで、資金管理画面から入金してくださいといわれ、5万円も入金しました。
そして、広告を表示したいキーワードを決めてください、というのでとりあえず自社の製品をピックアップしました。
Nickel
Titanium
Permalloy
Nichrome
Inver36
42Alloy
Kovar
そして、そのメインとなる材質に検索ボリュームのあるキーワードを調べてもらい、それに形状やらなんやらをプラスすると、こんな感じに一つの材質につき5-7種類くらいのキーワードを設定することになりました。
Nickel Foil
Nickel Sheet
Nickel Strip
Nickel Ribbon
Nickel Material
とりあえず全部で50種類をこえる大量なキ-ワードが決定しました。
もう疲れてきたので、ここでも言われるがままに、適当に3行広告作って、キーワードごとに予算を設定して、はいスイッチオン!
あとは放置するだけでサイトのアクセスはザクザク増えていくと...
Googleに芽生える不信感...
ここまではGoogleの担当者さんは、よくやってくれるなと思っていましたが、だんだんアドワーズ広告の仕組みがわかってくると、ムムッって思うことが出てきます。
そしてここからがGoogleと壮絶な格闘の幕開けになるとは考えてもいませんでした(笑)
もちろん5年も前のことなので、現在はサービスも向上していると思いますが、まず5万円も入金したはずなのに、もう残りが少ないよ!ってアラートが来ました。
嘘だろ?ってコントロールパネルを見ると、まだ残っているのでGoogleの担当者に連絡すると、「資金の半分がディスプレーネットワークに入金されてますね、デフォルトで50%がディスプレーネットワークに入金されるようになっていますので、ご自身で変更してください。」といわれ少しずつ雲行きが怪しく...
だいたいディスプレーネットワークってなんだよ(怒)
クリック数が増えればいいわけではないのです。
そしてお互いの信頼が崩れかけているときにまた新たな事実が分かってしまいました。
コントロールパネルを見ると順調にクリック数が増えてますが、このペースだと3万円/月の予算を半月くらいで消費してしまうのです。
そしてGoogleに対する不信感から、Googleは広告料欲しさに、無駄なクリックを増やそうとしているのでは?
そうなると、もうGoogleなんか信用できません。無駄なクリックなんていらない。
結局ITの世界で信用できるのは自分だけです(笑)
とりあえず広告の単価を1/2に下げ、30日で2-3万円の広告料を消費するように設定変更しました。
そして本当に売りたいものをしっかり選択して、キーワード設定する必要性を感じました。Googleの人が作ってくれた無駄なキーワードなんて速攻で削除です(笑)
そして、少しずつ効果的な広告にするための、広告の出し方を独自に実験していくようになりました。
ということで、Google編は次回に続きます。
さいごに
Googleアドワーズは本当に難しくとても苦労しましたが、やっているうちにだんだん効果が出てきました。
自分自身がいつも考えているのは、「本気度のないクリックは必要ない」です。数ではないのです、本当に弊社の材料を必要としている人からだけクリックしてもらえればいいのです。
じゃあ、どうやったら「本気度」のある人からクリックしてもらえるか?
一緒に考えていきましょう!
日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。
次回もまたよろしくお願いいたします。