海外Webサイト制作に欠かせないローカライズとは?【中国・台湾・香港編】

こんにちは、株式会社BENLYの八幡です。
前回までは「無料でつくれるサイト制作ツール」や「海外で人気のブログサービス」などを紹介してきました。ただ、ツールを使って実際どのようなWebサイトを作ればよいのかという点で迷われている方も少なくないと思います。そこで今回は、海外に情報発信をしていく上で欠かせない「ローカライズ」についてご紹介します。
 

ローカライズとは?

ローカライズとは”対象とする国や地域に最適化する”という意味です。海外と日本ではWebサイトのデザイン傾向などが大きく異なるので、まずは自分たちが攻める市場の特徴をしっかり調べ、現地の人が見ても違和感が感じないよう自社のWebサイトなどを制作する必要があります。例えば日本のネットショップでは問い合わせ対応はメールが多いですが、中国ではリアルタイムのチャット対応が欠かせません。
 

台湾で人気のドリンクカフェ「COCO」の場合

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今回は台湾で人気のドリンクカフェCOCOのWebサイトを参考に中国・台湾・香港に向けたローカライズのポイントをいくつかご紹介していきます。ちなみにCOCOは以前日本にも出店していましたが撤退してしまいました。
 

ポイント1.漢字表記

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1つ目のポイントは漢字表記です。意外と勘違いされていますが、中国大陸と台湾・香港では使われている文字が異なります。写真を拡大していただくとわかりますが、大陸では「簡体字」という日本の漢字が省略されたような字を、台湾・香港では「繁体字」という画数が多く構成も難しい字が使われています。そのため、どこをターゲットとしているのか注意して翻訳作業を実施する必要があります。
 

ポイント2.ボタンなどの表記習慣

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2つ目のポイントはナビゲーションやボタンなどの文字の表現方法についてです。画像は商品紹介のナビゲーションです。中国大陸ではナビゲーション内の文字がすべて4字でスッキリと収まっています。一方、台湾・香港ではもう少し文言が長く、ナビゲーション下部には商品一覧のバナーものせています。このように同じような意味を説明する場合でも、統一感をもってスッキリさせるのか、きちんと説明するのかという違いがあります。
 

ポイント3.SNSボタン

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3つ目のポイントはWebサイトに貼るSNSボタンについてです。日本でも最近はどのWebサイトを見てもFacebookやTwitterなどのSNSシェアボタンが貼っていますね。このSNSボタンもその国で使われているSNSを反映してあげる必要があります。中国大陸ではWeiboという中国版Twitterが流行しています。一方台湾では日本と同じようにFacebookがよく使われています。
 

ポイント4.公安認証

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4つ目のポイントはWebというよりもリアルの話になりますが、公安認証についてです。ご存知の方も多いと思いますが、中国ではインターネット検閲が行われています。そのため、政府にとって都合が悪い情報の削除や、中国企業を守るために外国企業のWebサイトが中国国内で閲覧できないようにされてしまうことがあります。実際Google系のサービスやFacebookなど有名なWebサービスは中国で使うことができません。こういったことを防ぐために、中国では役所に届け出ることが推奨されます。ただ中国法人が必要となったり色々と条件があるので、中国からのWebサイトの訪問者が著しく増加したり、法人登記が終わったタイミングなどで大丈夫です。台湾や香港ではこのようなライセンス取得などは必要ありません。
 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
 
Web周辺のテクノロジーが発展したことでサイト制作などは誰でも簡単にできるようになりましたが、「実際どういうコンテンツをのせて、どのような構成で作るのか?」という部分は人間が考えて実施していく必要があります。現地の方が見ても違和感がないレベルのWebサイトをつくることができれば信頼感も増します。
 
海外Webサイトを制作する時は、ぜひターゲット市場のローカライズポイントを押さえてみてください!

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