「海外発送方法」と「運送会社」まとめ

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。

 

私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版の自社サイトの製作や、海外の展示会などに出展しても、思ったより成果がなくガッカリした経験なんてありませんか?

しかし、製品の魅力をしっかり発信することで反響が全く違うものになります。

そのためにブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!

ブランド戦略というと、最終製品を製造しているメーカーにしか必要ないと思うかもしれません。しかし視点を変えることで、中間製品や製造技術などもブランド化することが可能です。そしてブランド化することでスムーズに海外展開できるようになります。とても重要なことなので、どうぞお付き合いください。

 

意外と漏れがちな、事前に必要な準備を確認しましょう

自分の場合は最初の取引のとき細かい準備ができてなかったので、結構バタバタしてしまいました。

行き当たりばったりだったので梱包や発送などあまり考えてなく、いざ発送する場面で海外発送の準備がなく、国内の発送用の梱包資材しか持っていなかったため梱包した後に、これで輸送に耐えられるのか心配になりました。

とにかく引き合いが来てから、あたふたしないように細かいところまでバッチリ準備しましょう!

 

事前にやっておくといいこと

・HSコード

海外発送には必ずHSコードをINVOICEに記入しなくてはなりません。事前に自社の製品が該当するコードを調べておくとよいかと思います。

http://www.toishi.info/hscode/

記入しないと通関で止まっちゃうので(笑)

 

・海外発送用の梱包資材

私は「アースダンボール」でネットオーダして、海外発送専用のダンボール箱を購入しています。
ちなみに「8MM Wフルート」が丈夫でオススメです。製品重量が30kg程度ならまったく問題ないくらい頑丈です!

http://www.bestcarton.com/

弊社の場合、製品が丸い形状なので、正方形のダンボールをオーダーしています。
側面に英語表記の会社のアドレスと空欄のシッピングマーク、カートンNo、ネット及びグロス重量が書けるように印刷しています。
ちゃんと梱包していると通関で開封されないような気がします(笑)

 

・各種、緩衝材をそろえる

なにしろ雑に扱われると考えてください。当たり前のように投げられます(笑)
エアーパッキンや発泡剤、ジュレッダーした紙を袋に入れたものなど、発送する重量や繊細さによって使い分けています。

私の場合、段ポールの中の製品の間に隙間があると動いてしまい気持ち悪いので、隙間をぎっしり埋めるのにプチプチの粒が巨大な奴が一番使いやすいですね。つめても重量が重くならないのも最高です。

横にしてもひっくり返しても、中身が動かないことが大切です。

 

・パレットについて

重量物はパレットや木箱で発送することになりますが、燻蒸処理していない木製パレットだと発送できません。
取り寄せに時間がかかる場合があるので、燻蒸処理した証の焼印がついている木材を海外発送用に事前購入しておくとよいですね。

 

運送会社について

下記はあくまで自分がよく使う運送会社です(笑)
もっと安いところもあるので、いろいろ価格表をもらっておくと良いかと思います。

・EMS(エクスプレスメールサービス)

国際郵便サービスです。30kgまで発送出来て運送料がとても安いです。
サンプルや安価な製品などの発送によく使います。

あくまでも郵便なので、その国の郵便の品質に影響されます。日本は郵便の品質がとても良いですが、トルコ、インド、中東などは、かなりの確立で届かない(笑)
トラブった時に発送先の国の郵便局に自分で電話しないといけないので面倒くさいです。

ドイツに送ったとき、相手が不在だったため配達員が荷物を局に持って帰って、そのままいつまでも再配達しない(笑)なんてこともありました。

格安で保険に入れるので、代替が効くものならばオススメしますが、代わりが無い製品は絶対送ってはいけません。

 

・SGX(佐川グローバルエクスプレス)

佐川急便の国際発送のサービスです。EMSと違ってトラブルが起こっても佐川急便が解決してくれますが、提携なのでレスポンスに時間がかかります。
送料はEMSの倍くらいでDHLより安い感じですね。

DHLは月間の発送数が少ないと割引があまりないので、最初のころはSGXをメインで使っていましたが、現在は月間の発送数が増えたのでDHLの割引率が良くなったので、使わなくなりました。

 

・OCS

ANAグループの国際発送サービスです。

重い荷物やサイズが大きい荷物を航空便で発送する場合、かなり割安だと思います。
100-300kgくらいの荷物はOCSで発送しています。この重量だと木箱での梱包になるのですが、過去に1回だけ木箱が破壊されましたが、どこで壊れたかは不明(笑)

 

・DHL

配達の信頼は抜群ですね!なんだかんだで一番信頼できます。途上国にも安心して発送できます。
DHLの梱包用の黄色い段ボール箱をはなんとタダでくれるので、シーズンオフに冬物のコートなどを収納するのにちょうどよいです(笑)

しかし、前に書きましたが送料がべらぼうに高いのです。

毎月の発送数量が増えてくると、DHLの営業が会社に来て送料をディスカウントしてくれます。価格表の半額以下になりますので、SGXより安くなります。そうなると、なんだかんだでDHLということになります!

それゆえかお客さんから、うちのDHLアカウントで着払いにして送ってくれ!って言われることも多いです。

 

・日通海運(船便)

弊社の場合、千葉港や東京港が近いので、船便は日通海運に持ち込んでいます。国にもよりますが、アジアだと2-3週間くらいかかりますが安いですね

例えば600kgのチタンを韓国に送った場合こんな見積もりです。

輸出通関料:5900円
輸出貨物取扱料:15000円
混載海運送料:5000円
ターミナルハンドリング:2300円
CFS チャージ3980円
B/L FEE 4000円

自分ですべて手配した場合、合計:36180円程度で発送できます。
船便は安いですが、ドアドアでないので気を付けてくださいね。

輸出通関確認書とINVOICE、シッピングマークの3点を作ってしまえばいいので、最初はとまどいますが、2回目からそれがテンプレになるので楽勝です!
ちなみに輸出通関確認書は適用法令も記入しないといけないので、最初は日通海運にかなりアドバイスを頂きました。

だけど面倒臭かったら、乙仲(おつなか)「海運貨物取扱業者」と契約するのも良いかと思います。
ちなみに私も面倒くさい荷物は下記の乙仲を使っています。

L/Cとかの場合とても楽ですね。

ネット・インターナショナル株式会社
http://www.net-international.co.jp/ja/total.html

 

さいごに

余計なことに労力は使いたくないので、発送準備はしっかりと準備したほうが良いと思います。

海外に発送する場合のトラブルって、荷物がどっかいっちゃった(笑)壊れた...税関で止められた...など

これだけは「つきもの」と思ってください。
もちろん保険で補償はされますが、製品を再製造するなど手間もかかるし、お客さんには納期で迷惑をかけてしまいます。

信用のできる運送会社を使うことと、オーバースペックはどうかと思いますが厳重な梱包と、しっかり書類を作ることでこれらってかなり防げることだと思います。

自分がいつまでもチェックするわけにはいかないので、工場の梱包係りや、事務のお姉さん達でも確実にできるように、マニュアル化していくことも大事だと思います。

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

 

次回もまたよろしくお願いいたします。

 

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