夢は海外展開!!オリジナルシーリングスタンプで「手ざわりの、ありがとう」

こんにちは、製造業経革広場の渡部です。

今回は、製造業の自社製品の取り組みをされている清水木型製作所様を紹介します。静岡県、御前崎市にある検査治具などの機械加工をされている会社です。

清水木型製作所の代表取締役でもあり、オリジナルシーリングスタンプ専門店「Origin」店長でもある、清水弘道様にインタビューさせて頂きました。

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「シーリングスタンプ」ってご存知ですか?

 今までに結婚式などの招待状で受け取った事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?見て頂いた方がわかりやすいと思うので、写真がこちらです。

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この手紙の封をしてあるスタンプの事です。今ではメールやラインなど、簡単な連絡ツールができてしまったので、手紙を受け取ることも少なくなりましたが、こうして手作りの封をしてあると特別感がありますよね。

 清水木型製作所ではこのスタンプの元となる、言わば「印鑑」を製作、販売をされています。

 

今回は特別に、スタンプをする過程を実演して頂きました。

 1、シーリングワックス(原料となる特殊なロウ)を溶かす。

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2、スタンプしたい場所に溶かしたシーリングワックスをセット。

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3、スタンプ!!!

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4、できあがり。

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「手紙の封をする」以外にも、溶けやすい金属などを使ってのペンダントやその他装飾などにも使われています。

意外なところからの注文

―作ろうと思ったきっかけは?

近くの万年筆屋さんでたまたま見かけたんですよ。店主が実演もしてくれて、すごくいいものだと思って、買って帰ったんですけど、既製品のアルファベットしか対応してなかったんですよね。ハンドルの部分も芯が通ってなかったし・・・。幸い機械加工を自社でしてる事もあって、これだったら自社で作ってみようって思ったのがきっかけですね。自分が欲しいと思うものだから、他にもたくさん欲しい人がいるんじゃないかって思って、販売も始めたんです。結婚式の招待状に、このスタンプで封されて送られてきたら嬉しいじゃないですか。

―やっぱりそういった個人の方からの注文がほとんどですか?

それが意外で、個人の方からの注文だけじゃないんです。企業や飲食店からの注文もありますよ。ロゴマークとか。

―ロゴマークですか!?

そうです。飲食店は飲食店主催のパーティとかの招待状にスタンプをして送るのに使ってるみたいです。手をかけてスタンプしないといけないので、特別感が出るんだと思います。確かにこれで封をして招待状来たら、行かなきゃって思いますよね。

 

社員のモチベーションアップにつながった

 ―販売をしてて一番嬉しかった事って何ですか?

印象に残っているのはやっぱり映画の小道具として使われた事ですね。スクリーンの中に自社で制作したものが映りこんでいるのを見た時には感慨深いものがありました。

(清水様の写真のバックにある黒執事のポスター。実はこの中の小道具として清水木型製作所で制作したシーリングスタンプが使われています。)

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でも、他にもたくさんありましたね。

―たくさんですか?

もう数え切れない程です。個人のお客様に購入頂いたあと、お客様からお礼のメールが届いたり、電話くれるんですよ。「ありがとうございました」って。普段の機械加工の仕事してても、ビジネスでやっているから、中々そういう事って言われないじゃないですか。そういうメールとか電話受ける度に、頑張ろうって思えるんです。社員のモチベーションもそれでかなり上がっていますね。

 

夢は海外展開

 ―これからの夢ってありますか?

このシーリングスタンプを海外に展開していく事ですね。

 ―海外にですか?

そうです。元々このシーリングスタンプってイギリス発祥の文化なんです。それを「Made in Japan」で海外に広げていきたいっていうのがありますね。このシーリングスタンプって、スタンプに凹凸が出るから手触りが感じられるんですね。特別感が感じられる事もあって日本の「おもてなし」の文化に近いんじゃないかなって。「Origin」のキャッチコピーにもしてますけど「おもてなしの国、日本から 手ざわりの、ありがとう」を世界に広めていきたいですね。

 

夢は世界展開と、日本の製造業のこれからに期待させてくれる清水社長のお言葉。

本日はありがとうございました。

公式ページ

清水木型製作所 http://www.shimizukigata.com/

オリジナルシーリングスタンプ専門店「Orign」 http://origin.shop-pro.jp/

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