自社特有の技術を用途開発し自社製品を生み出す(岸本工業)

超精密樹脂加工技術である「フルフラット加工」を特許技術として持つ岸本工業は、その高い技術を活かした自社製品開発を行うためにブランディング研究会に参加した。

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ブランディング研究会での取組みの軌跡

~キックオフミーティング開催~

加工精度の安定しない樹脂の板厚を±30ミクロン以内の寸法精度で安定的に加工する技術「フルフラット加工」を自社技術として有している岸本工業だが、その技術を活用した販路開拓ができず悩んでいた。

そんな中、当技術をブランディングし収益につなげていくことを目的にブランディング研究会へ参加。キックオフミーティングでの話し合いの結果、「圧倒的に高い精度保証」、「切削によるアクリルの透明化」という二つの特長を活かした自社製品開発を行うためにワークショップを開催する運びとなった。

 

〜第一回製品開発ワークショップ開催〜

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大手メーカーの製品開発コンサルティングを行っているプロフェッショナルの指導のもと、製品開発ワークショップが開催された。

様々な業界の参加者を集め、当技術の特長を活かした製品開発をお題に、どのような製品が出来そうかブレストを行った。

その結果、もともとBtoBでの用途しか考えていなかった当技術をBtoCの分野でも十分に活用できるのではないか、という意見が多く挙がった。

ワークショップの結果をもとに、更に個別で打合せを行った結果、当技術を施した透明度の高いアクリルをブロック体にし、デザイナー向けの部材として使ってもらうのはどうか、というアイディアで製品開発の方向性が決まっていった。

 

〜試作品の製造〜

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様々な色のアクリルにフルフラット加工を施し、試作品の正方形ブロックの製造に着手(サンプルとして、1mm角、3mm角、5mm角)。

このブロックを見ながらもう一度ワークショップを開催することに。

 

〜第二回製品開発ワークショップ開催〜

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見た目の美しさからアクセサリーや雑貨での活用が見出せそうだということで、二回目の製品開発ワークショップは女性に限定して開催。

様々な意見が飛び出し、まとめると下記3つの用途が考えられるのではないか、ということになった。

1、デザイナーが使う部材

2、雑貨などハンドメイドグッズ

3、レゴのようなワークショップ用ツール

 

〜デザインフェスタにてデザイナーとのコラボが決定〜

デザインフェスタvol.40にて、試作品を展示したところ、一人のデザイナーの目に留まり、この部材を使ったピアスを作れば必ず売れる!とお墨付きをいただく。

このデザイナーと組み、ピアスの試作品を製造することになった。

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