自社の強みは何かを考え直し、会社のブランド化に成功

今回、Webマーケティングの成功事例としてご紹介させて頂くのは、静岡県の東部の長泉町にある、井山工作所有限会社様です。主に鋳物の機械加工をしている会社です。

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サービス導入のきっかけ

お話を伺ったのは専務であり、社長の息子でもある、井山俊一郎様。最初は社会勉強も兼ねて違う製造業の現場で働いていましたが、2007年に実家の井山工作所に入社し、自社の売り上げの状態を見て、驚きました。売り上げはピーク時から減少をしてきており、月の取引顧客数は多くて3社、さらにその顧客も元気がなさそうに見えたそうです。

「このままじゃ確実に潰れてしまう」

そう感じた井山専務は新規の顧客開拓の為、ホームページを開設しました。少しは新規の取引先が増えてはいましたが、更新がしづらいなど、あまり気に入ってなかった事もあり、運営、更新のしやすさなどを気に入って頂き、弊社でのリニューアルをご依頼頂きました。

自社の強みのコンテンツを作りあげた事が成功の鍵

下に示す画像は約3カ月間の井山工作所様のアクセスレポートです。「鋳物加工」「fcd 機械加工」など鋳物に関するキーワードで集客ができています。さらに井山工作所のアクセスレポートからわかった事は、そういったキーワードで集客したアクセスの直帰率(※1)が他社と比較してもかなり低い事があげられます。

各ランディングページの内容をしっかり作りこみ、また他のページへの回遊率を上げた事で、問い合わせも多く、仕事にもつながりやすい仕組み作りができました。鋳物の加工の中でも複雑な形状や薄物を得意としていると訴えた事も効果が大きかったと思います。

(※1、1ページだけを閲覧し離脱した訪問者の割合)

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ホームページが無ければ潰れていたと思う

新規の顧客開拓をはじめてから、前期は新しく仕事を獲得したお客様からの受注の比率が63%になり、それまでのお客様からの売り上げだけでは確実に潰れていたと思うと井山専務はお話をされていました。

図1~3は井山専務にお借りした井山専務が入社してからの生産高の推移です。既存のお客様からの仕事は特に忙しいからと断っているわけではなく、基本的にはすべて受けているそうですが、以前の6割ぐらいまで落ち込んでいます。

売上高そのものはすごく伸びているわけではないですが、売り上げの自然減をしっかりカバーしています。それでも、新規の取引先を順調に増やし、2014年の10月には月の売り上げが井山専務が入社してから最高額になりました。以前にホームページからの問い合わせから試作を受注したメーカーから大口の注文が入ってきており、直接の口座開設もした事が大きな要因となっています。

新規に取引をしたお客様の約4割はリピートオーダーにもつながっています。

図1

図1、半期別生産高・新規顧客比率

図2 図2、半期別顧客数(既存・新規)

図3

図3、新規顧客獲得数

ホームページを作りこんだ事により自社のブランド化に成功

新規のお問い合わせで、ある大手メーカーの方が工場見学がしたいという事で、来客対応をしている時にこんな事を言われたそうです。

「これだけのホームページを持っているんだから、一度は訪問して見学をしておかないといけないと思った。」

井山工作所様は従業員10名の零細企業。相手はグループ社員数万人を抱えようかという様な大企業。その時井山専務はこう思ったそうです。

「ホームページという土台なら、企業の大きさは関係無い。自社を大きく見せることができる。ホームページなら勝手に営業してくれるから、相手が誰でも対応できる。自社の得意分野で勝負できる。」

それまで「何でもやります」の体制から「鋳物の複雑形状、薄物の加工」という会社のブランディングにも成功しました。

ホームページを作りこむ事の効果は何も集客や、新規顧客開拓だけではありません。自社のブランド化や、カッコイイと思えるような仕事をする為でもあります。私も一社でも多くその様な会社とのお仕事に携わりたいと考えております。

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