自社の強みは何かを考え直し、会社のブランド化に成功【井山工作所有限会社】

今回、Webマーケティングの成功事例としてご紹介させて頂くのは、静岡県の東部の長泉町にある、井山工作所有限会社様です。主に鋳物の機械加工をしている会社です。

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出典:井山工作所

【執筆者紹介】渡部 仁志
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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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会社概要

会社名 井山工作所有限会社
担当者名 専務取締役 井山様
事業内容 鋳物製品の機械加工
サイトURL http://www.iyama-kk.co.jp/
導入サービス Webサイト制作、Webコンサルティング

導入前に抱えていた課題

売り上げがピーク時から減少をしていたそうで、このまま何もせずに続けていたら倒産してしまうという危機感からWebサイトのリニューアルを依頼頂きました。それまでもWebサイトはありましたが、更新性が低いということもあり、制作後のコンサル契約も気に入って頂き、契約を頂きました。

具体的に行った施策

「鋳物加工」「fcd 機械加工」など鋳物に関するキーワードで集客を行いました。これらのキーワードは制作時にコンテンツを用意している会社が少なく、それなりに検索需要があるキーワードでした。

集客の要となる加工内容を説明のページをしっかり作りこみ、加工事例や、関連するコンテンツへの回遊率を上げる施策を行った事で、問い合わせも多く、仕事にもつながりやすい仕組み作りができました。鋳物の加工の中でも複雑な形状や薄物を得意としていると訴えた事も効果が大きかったです。

導入による効果

Webサイトからの問い合わせを獲得できるようになってから、新規に取引が増え、今ではほとんどがWebサイトから獲得した取引先になっています。また、新規に取引をしたお客様の約4割はリピートオーダーにもつながっています。新たに獲得したお客様の中には東証1部上場の大手重工業メーカーも複数あり、今では主要取引先に名前を連ねています。

Webサイトのリニューアル前の主要取引先が3社だったことを考えると、それまでのお客様からの売り上げだけでは、会社が存続できていたか怪しいとお話されていました。

新規のお問い合わせで、ある大手メーカーの方が工場見学がしたいという事で、来客対応をしている時にこんな事を言われたそうです。

「これだけのホームページを持っているんだから、一度は訪問して見学をしておかないといけないと思った。」

井山工作所様は従業員10名の零細企業。相手はグループ社員数万人を抱えようかという様な大企業。その時井山専務はこう思ったそうです。

「ホームページという土台なら、企業の大きさは関係無い。自社を大きく見せることができる。ホームページなら勝手に営業してくれるから、相手が誰でも対応できる。自社の得意分野で勝負できる。」

会社の体制も、それまで「何でもやります」の体制から「鋳物の複雑形状、薄物の加工」という会社のブランディングにも成功しました。自社のWebサイトを作りこむ事の効果は何も集客や、新規顧客開拓だけではありません。自社のブランド化や、カッコイイと思えるような仕事をする為でもあります。

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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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