脱・特注品!! 特注品製作の先に求められるものはモジュール化だ!

おはようございます!!

製造業経革広場の井上です。

今日は猛烈な暑さになると先ほどニュースで、見ました。 元気出して行きましょう!!

今回は製造業のオーダーメイドについて記事を書きました。

ご一読頂けたら幸いです。

 

多様化するニーズに対応し多くの顧客からの受注を獲得するために、特注品製作に注力している会社は多いと思います。

一昔前の発注側の要望は「多品種少ロットに短納期で対応して欲しい」でした。しかし、最近ではそれが当たり前になり「多品種小ロットに短納期さらに低コストで」という会社が増えてきているのではないでしょうか??

受手企業としては利益率が高いことが特注品製作のメリットだったのが、競合も増えてきたことと、発注先の要求レベルが高くなってきたことで、コスト競争になり、忙しいけど利益が出せないとおっしゃる方の声も多く聞きます。

どうすれば、この現状を抜け出すことが出来るか、その答えの一つはモジュール化にあるのではないかと私は考えます。

モジュール化と言ってもただ単に部品を組み合わせて規格品を作ることではありません。
お客様の要望に最大限に応えつつ、組み合わせて最小限の部品種類や工程に抑えるという意味でのモジュール化です。

 

大手事例

大手さんで考えた場合、自動車メーカーの例がわかりやすいと思います。
Volkswagen(VW社)が進めている「Modular Toolkit」戦略というものがあります。
自動車構成部品の70%以上の車種で交換可能なモジュールとして設計し、それらのモジュールをVW社が保有する世界11ブランドの車種で共有します。
自動車構成部品の「レゴブロック」化です。それによって部品購買コストと生産投資をそれぞれ20%ずつ、新型車の開発工数を30%削減し、2018年にGMとトヨタを抜いて世界一になると宣言しています。

いかがでしょうか??大手メーカーの製品レベルで考えた場合では納得感があると思います。

しかし、「じゃあ加工屋さんはどうすれば良いの??」というとピンと来ないと思います。

二つのモジュール化の方法がそこにはあると考えます。

 

中小製造業のモジュール化

 

社内ブラックボックス型

自社内の経営資源の中でよく使われるものを組み合わせて、モジュール化させる。
例えば、カセットタイプの金型というものがあります。外枠はすでに作っておいて、中の部分のみをオーダーで作ることにより、
一から製作するよりも短納期、低コストで対応することが出来るというものです。
良く使われるものを組み合わせたり、在庫を持ったり、1次加工を済ませた状態にすることで、
コストを抑え、納期を早めることが可能になります。
発注先としてはどのような仕組みで少量品を短納期でさらに低コストでやってもらえてるかはわからなくても、要望に応えてくれるなら問題なしです。

社外ネットワーク型

お客様の要望を考えたときに、最近多いのが、丸ごとお願いしたいニーズは多いのではないでしょうか??
メーカーさんには「個別に頼むのは面倒だ」+「最適な組み合わせを考えるのが難しい」というニーズがあります。
だからこそ、部品メーカーがあり、部品メーカーは発注のまとめ役という位置付けだけでなく、すり合わせて最小限で最適なモジュール品を作ることが重要です。
そこを踏まえて部品メーカーがしっかり考えられれば良いのですが、部品メーカーもまた、製品メーカーと同じことを考えるケースも非常に多く存在します。
要は、とりまとめて最適品を提供して欲しい。その役割を中小の製造業が担うことでお仕事を獲得している会社様がいらっしゃいます。つまり、加工が一番よく分かっている会社が横の連携もうまくとりまとめ、最適品を提供するということです。
前述で規格品を作ることがモジュール化ではなく、お客様の要望に最大限に応えつつ、組み合わせて最小限の部品種類や工程に抑えるという意味でのモジュール化と申し上げました。
そのため、このような最適品を常に提供することもモジュール化と言えると思います。

最後に

モジュール化という言葉が多く聞かれるようになっていますが、言葉にピンと来ないだけで実は中小製造業でもすでに取り組んでいる企業はたくさんいらっしゃると思います。
それを見極め、認識し、磨き上げることで、一から仕上げる特注品ではなく、モジュール化を行い「短納期+低コスト」を実現する。それが発注先にとって一般的となれば、他社が入ってこれない障壁となり、継続的な取引を実現できるのではないでしょうか??

それではまた!!

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