展示会&ホームページ 顧客を呼び込むための仕掛け
製造業経革広場の井上です。
先日は機械要素展にて多くのお客様とお話させて頂きました。
傾向的に初日は来客者数が例年より少なめで、2日、3日目に多くの企業様が来訪したと聞きました。
きっと初日はワールドカップの日本戦を見ていて、出足が鈍ったのではとも仰ってました。
さて、新規開拓の手法として展示会やホームページあると思いますが、訴求力を高めるためにはストーリーを持たせることが大切と先日お話させて頂きました。
口説く力!!製造業WEBマーケティング
https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/4214
今回は少し掘り下げて、訴求力を高めるための二つのポイントをご紹介致します。
展示会やホームページで自社への興味を高めるために少しでもお役に立てれば幸いです。
この記事の目次
ここでみなさんに質問です。
以下の3つのうちあなたが食べたいと思うリンゴはどれですか??
1.普通のリンゴ
2.葉取らずのリンゴ
葉っぱを取らずに栽培。色にむらができ見た目は悪いが糖度が高い。
3.奇跡のリンゴ
絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に8年の歳月をかけ木村秋則さんが作ったリンゴ。
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どうでしょう?
おそらく大半の方は3番の「奇跡のリンゴ」を選ばれたと思います。
なぜ「奇跡のリンゴ」を食べたくなるのでしょう??
食べたくなる理由
・どんな味か興味がわく
・貴重なイメージがわく
・木村さんの苦労に共感できる。
・話題性があるので食べてみたい
これは何を意味するかというと、食べたいと思う根拠として以下の二つの要素が考えられます。
「惹かれるストーリー」+「強いキャッチコピー力」
「惹かれるストーリー作り」
ストーリーの黄金律という言葉があります。
人類共通の感動のツボのことです。
【ストーリーの黄金律】
1)何かが欠落した、もしくは欠落さけられた主人公
2)主人公がなんとしてもやり遂げとげようとする遠く険しい目標・ゴール
3)乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの
このストーリーの黄金律は映画やドキュメンタリー等幅広く使われている手法です。
ストーリーの黄金律にかなっていると人は自然と共感し応援したくなります。
確かに、多いですね。逆に、強いものが普通に勝つストーリーや、天才が何の苦労もなく成功するストーリーはあまり面白くないかも知れません。
【ストーリーを輝かせる3本の矢】
1)志のストーリー
その会社・商品・技術がなんのために存在するか?社会的意義
2)独自化ポイント
他にはない、その会社・商品・技術の独自性や差別化ポイント
3)魅力的なエピソード
・その会社や商品、技術が生み出された背景
・積み重ねた苦労や失敗のエピソード
以上のような3つのポイントが含まれているとストーリーは一層際立つと言われてます。
「強いキャッチコピー」
奇跡のリンゴの場合を考えてみてください。ネーミングが無農薬リンゴだったらどうでしょう??一気に興味が薄れませんか??
どんなに感動的なストーリーがあってもそれを伝えるキャッチコピーがなければ訴求力は半減してしまいます。
どうすれば訴求が高まるか??一つ簡単な方法は
フレーズをできる限り短くすることでも本質が見えてきます。
例えば、以下のような内容です。
①下町にて金属加工40年、お客様満足をテーマに日々技術開発に邁進してきました。お客様に感動を提供します!!
②下町金属加工業。金属にぬくもりと感動を。
うまい下手は別として、印象は短い方が残ると思います。
その他色々と手法はあるのですが、また別の機会にご紹介させていただきます。
ちなみにキャッチコピー力を高めるために何を参考にするのが良いか聞いてみたところ、ヤフートピックスの13文字のフレーズだそうです。
13文字にどれだけの内容を載せることが出来るか?かなり研究されているそうです。
ぜひ、参考にしてみてください。
それではまた!!