製造業経革広場Facebook活用勉強会を開催しました

6月28日(木)に製造業経革広場としては初めてのFacebook活用勉強会を開催しました。

今回はゲストスピーカーとして、自社のFacebookページ活用を積極的に行なっている、丸芝製作所の奈良野社長をお招きしてFacebookページの活用についてお話し頂きました。

 

丸芝製作所のFacebookページは2012年1月下旬より活動を開始しました。

丸芝製作所Facebookページ:https://www.facebook.com/marushiba.ss

運営者である奈良野社長自身もその時まではFacebookを使ったことはありませんでした。

それが、3、4ヶ月の間に個人アカウントでの友達を300名以上、Facebookページでのファンを100名以上獲得されました。

私も何社かFacebookページの立ち上げに携わりましたが、その中でもダントツに数が多く、奈良野社長の行動力には驚かされます。

 

データを調べてみるといくつか興味深い事実が分かってきましたので、ご紹介したいと思います。

①リーチ数が非常に多い

Facebookページを運用されている方ならご存知かと思いますが、リーチ数とは「ファン、もしくはファンの友達のニュースフィードに投稿した情報が流れた回数」です。

ここ最近のリーチ数を集計してみたところ、平均して大体100回程度のリーチ数であることが分かりました。

丸芝製作所のFacebookページは毎日必ず1つ投稿することを習慣づけているので、月に3,000回近い情報をファンへ届けられていることになります。

ホームページのPV数と単純に比較はできませんが、知名度のない中小企業がホームページを立ち上げ、数ヶ月でPV3,000件を稼ぐのは至難の業です。

いつでも投稿する度に100回の情報をファンへ届けられる媒体を築いたことは今後のビジネスにおいて大きな力になるはずです。

②反応率の高さ

丸芝製作所のFacebookページは、反応率が高い=ファンの数に対し、「話題にしている人」の比率が非常に高いのも特徴の一つです。

「話題にしている人」とは1週間で「いいね!」もしくは「コメント」を書き込んだ人の数をいいます。丸芝製作所の場合、話題にしている人数をファン数で割ってみると約38%なのですが、これが実は非常に高い数値なのです。

比較に、Facebookを有効活用している無印良品の場合は4.1%、コカ・コーラは1.7%です。

ファンの絶対数が少ないから反応率が高くなるのは当たり前、というのは一理ありますが、それだけではこの10倍近い数値のすべてを説明できないと思います。

この数値が高いのは、中小企業ならではの「投稿者の顔が見えるから」といった利点が活きているのではないかと考えています。ファンは丸芝製作所のページの先に、運営者である奈良野社長の顔がハッキリ見えているのではないでしょうか。

私は、これが中小企業がFacebookページを運営する上での大きなメリットになると考えています。中小企業の場合、知名度がないのでファンを個人アカウントを活用しながら地道に集めます。ファンを集める人と投稿者が同一人物になる可能性が高く、それが「投稿者の顔が見える」といった現象に繋がり、反応率を高めてくれるからです。

いくらファンの数を増やしても反応されなければ口コミ効果が生まれず、Facebookマーケティングの醍醐味を失ってしまいます。

③自社ホームページへの貢献

最後に、自社ホームページへの誘導効果がどれほどあったかを調べてみました。

Google Analyticsで調べたところ、Facebookページに記載してある自社ホームページのリンクへ飛んだ数が、ホームページ全体のアクセスの約12%であることが分かりました。

しかし、Facebookで丸芝製作所の名前を知り、改めて検索エンジンを使って社名を検索したユーザがいるのでは、と思い調べてみたところ、同業他社のホームページに比べて、社名検索の割合も多いことが分かりました。

ホームページとFacebookページを同時に立ち上げてから、順調に引合の数が増えていることを考えても、Facebook効果を感じずにはいられません。

 

色々と数値データを追ってみましたが、Facebookのお陰で仕事が増えている、という感覚までは至っていない、というのが奈良野社長の正直な感想です。

確かに、一般消費者を相手にするようなビジネスと違い、Facebookの効果を感じるのが難しい業界なのかも知れません。

多くのファンに情報を届けられる礎を築いたのですから、次はそれを使ってどのように自社のビジネスを発展させていくのかを考えていく事が必要だと思います。

しかし、「自社のファンを持つ」という状況を創ることのできる媒体があるというのは、中小企業にとって非常に心強いことではないでしょうか。

今後も勉強会などの企画を通じて、中小企業のFacebook活用の様々な可能性を探っていきたいと思います。

関連記事一覧