製造業経革広場「自社商品プロジェクト」続編です!

製造業経革広場がお届けする「自社商品プロジェクト」の続編です!

今回は具体的に開発する商品をブレーンストーミングにより決めることを目的に、日本大学・青木教授と3社の製造業の方(ティケイワイプロダクツ様、城南村田様、丸芝製作所様)にお集まり頂き、話し合いを行いました。

 

色々と活発な意見を交わす中で、アイディアが3つほどに絞れてきました。

①小中学校で使える理科教材

これは青木教授のアイディアです。

社会問題となっている理数離れを防ぐためには小中学校時代の教育が重要ですが、学校の教員の多くが教育学部出身で理数系を教えるのが苦手らしいのです。

先生の教育も必要となってくるのですが、そこを補うツールとして子供が触りながら面白く学ぶことのできるものがあれば良いのではないか、との意見です。

 

②ありそうで無かった分野の高級品

これはティケイワイプロダクツ・原社長の意見です。

例えば携帯電話など、富裕層の人もそうでない人も同じ値段のものを使っている分野などは、他にない超高級品を作ればニーズがあるのではないかとの意見です。

あえて市場のボリュームゾーンを外すことで大手企業が参入してこないですし、単品モノで受注生産というものも中小製造業に向いていると思います。

 

③水上飛行機

これは青木教授のアイディアで、この分野に携わる人にとっては非常にチャンスが大きいけどなかなか出来ない分野らしく、これができれば世界中で販売することが可能だそうです。

参加者の多くが飛行機好きということもあり、この話題で大いに盛り上がりましたが、このビジネスは大手が参入する分野だよね、、ということでこちらは将来の夢にすることにしました(笑)。

 

話し合いの結果、①の理科教材は非常に面白いのでは、という話になりました。私は町工場がこの分野に取り組むことの社会的意義が非常に大きいと考えています。

今の学校教育の大きな問題として、教科書の内容と産業(働く現場)との関連性がイメージしにくく、「学校で勉強した事が社会に出たら役に立たない」というネガティブな印象が強いので、それが学生の知的好奇心の大きな妨げになっていると思います(私もそうでした)。

それを払拭するツールとして理科教材というのは相応しいですし、町工場と非常に相性が良いと思うのです。

その理由として、子供心をくすぐるような面白い教材を作ることができれば、ものづくりに興味を持つきっかけになると思いますし、子供向けの工場見学ツアーなどを企画すれば、実際に社会で勉強したことがどのように使われているかを関連付けることができると思うからです。

そうすることにより、教科書と現実社会の相違を埋めるきっかけとなり、子供が理科系を勉強する大きなモチベーションとなると思います。これは大変な社会貢献ではないでしょうか。

さらに、この取組みを町工場がやることに大きな意義があると考えています。大手企業の全自動化されたラインを見学するよりも、日本のものづくりを技能により支えている生々しい現場を見てもらうことで町工場に対する見方を大きく変えることができるはずです。

この取組により、「子供の理科離れの解消」、「中小製造業のイメージアップ」、「地域と企業とのコミュニケーション活性化」など、様々なメリットが生まれると思います。

何だか商品開発を超えた素晴らしい取り組みになることを妄想しつつ、必ず実現できるよう製造業経革広場でバックアップしていきたいと思います!乞うご期待!!

この記事の執筆者
徳山 正康
テクノポート株式会社 代表取締役

製造業専門のWebマーケティング事業と技術ライティング事業を手がけるテクノポートの代表を務める。「技術マーケティングで日本の製造業に追い風を」を経営理念に、これまでに数名の町工場から一部上場のメーカーまで、累計1,000社を超える製造業を支援し、数多くの企業の経営革新を実現。

グロービス経営大学院(MBA)卒業、(社)日本ファミリービジネスアドバイザー協会 執行役員、(社)Reboot 理事、(社)Glocal Solutions Japan 認定専門家
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