数百社の新規取引先開拓に成功。得意領域を見出し訴求力アップ【荒川技研株式会社】
試作加工を主とした樹脂切削業、荒川技研株式会社の事例を紹介します。
この記事の目次
会社情報
会社名 | 荒川技研株式会社 |
担当者名 | 代表取締役 荒川 昇士様 |
事業内容 | プラスチック加工 |
サイトURL | https://a-giken.co.jp/ |
導入サービス | Webサイト制作、Webコンサルティング |
出典:荒川技研株式会社
抱えていた課題
20年前とかなり早い段階からWebサイトを作ってPRされていましたが、期待するようなお問い合わせはありませんでした。地元のHP屋さんに頼んでいたため、お問い合わせを増やすための提案というのは特になく、Webサイトがただ存在する状態でした。
以前はお得意様に大きなメーカーもあり危機感はなかったそうなのですが、車はEVになり燃料系がなくなり、アミューズメントも衰退の兆しがあるなど、将来のリスクが予想できたため、本腰を入れて営業をしようと考えていたそうです。営業をするためにWebサイトの重要性はわかっていたものの、どうすればいいかわからない状態でした。
実施施策
荒川技研株式会社は、切削・真空注型・光造形と樹脂に関して、外注も含め幅広い加工対応ができる会社です。「樹脂加工なら試作から量産までなんでもできること」が自社の強みである反面、得意領域が見えづらくなっていることがわかりました。そのため、まずはターゲットとする領域を絞り、自社の立ち位置を確立させることが必要と考えました。
樹脂試作にターゲットを絞り「プラスチック試作の専門工場」というキャッチフレーズで訴求することを決めました。試作を必要とするターゲットが探してくるであろうキーワード(試作系、加工方法別、材質別、業界別など)を洗い出し、求める情報に対し個別にページを設けて訴求することで、細かな需要を集められるよう設計しました。
Webサイトの公開後には多くの情報が集まります。アクセスの分析、お問い合わせ状況のヒアリングなどから、さまざまな取り組みを行いました。反応が良かった分野に対しては、さらにその分野を伸ばすには何ができるかお客様と一緒に考えます。コンテンツ強化だけでなく、設備投資と同時並行に、さらなるPR強化を行いました。
例えばアクリルの可視化分野の場合、透過具合が肌感覚になってしまうというネックもあり、「より安心してご依頼頂くにはどうすればいいのか」と考えました。このような視点から、可視化度合いを測定するヘーズメーターと呼ばれる装置を導入。結果、今では同社の得意分野の1つと呼べるまでの領域となり、多くのお客様からご相談を頂いています。
導入効果
導入効果は数えきれない多くの業界・業種の方とお取引ができるようになりました。取引先は、大学、研究機関、航空機、医療、建築デザイン会社、展示会など、業界・業種はまちまちです。