自社の強みが活きる顧客ターゲットの選定とコンテンツSEO
【株式会社アコースティック・アドバンス】
吸音パネルの開発・販売を行っている株式会社アコースティック・アドバンス様のWebマーケティング事例をご紹介します。
この記事の目次
会社情報
会社名 | 株式会社アコースティック・アドバンス |
担当者名 | 代表取締役 渡邉様 |
事業内容 | 吸音パネルの開発・販売 |
サイトURL | https://www.acoustic-advance.co.jp/ |
導入サービス | Webサイト制作、Webコンサルティング、コンテンツマーケティング |
抱えていた課題
株式会社アコースティックアドバンスでは、室内の反響音対策などに使われる吸音パネルの開発・販売を行っています。吸音パネルをはじめとした吸音関連商品は、パネル以外にも吸音パーテーションや吸音ボードなど、多種多様な競合商品で溢れかえっていました。また、安価な商品も多く出回っており、正確に付加価値を伝え価格競争に巻き込まれないための仕掛けも検討しなければならない状況でした。
実施施策
上記課題を乗り越えるために行なった施策は以下の3点です。
1.顧客ターゲットの絞り込み
同社が持つ強みを正確に伝え、正当な価格で商品を購入いただけるターゲットを模索しました。その中で、BtoB市場はより課題解決に対する付加価値を求めており、特にビジネスを行う上で放置できない課題を抱えている分野ほどその傾向が強いことが分かりました。過去の実績と商品が持つ強みとの相性を考慮し、ターゲットの優先順位は、保育園・幼稚園、次にオフィス、飲食店にしました。
2.コンテンツSEOの実施
検索ボリュームが少なくても選定したターゲットが使いそうなキーワード(例:保育園 騒音、幼稚園 騒音問題 など)と、幅広いターゲットが使いそうだが、音に関する悩みを抱えているユーザーが使いそうなキーワード(例:反響音、吸音 など)の両面でSEO対策を実施しました。売り込みとなる情報ではなく、課題解決につながる情報を多く提供することで検索上位表示を実現しました。
3.吸音シミュレーションの実施
商品を購入する際の心理的ハードルを下げることと、他社との差別化を見出すことを目的に無料の吸音シミュレーションサービスを実施しました。
導入効果
Webサイトから多くの引合いを獲得し、受注率も他の営業手法に比べ高い水準を維持しています。これまでは代理店経由の案件が多く、きちんと自社の付加価値を伝えきれなかったことが多かったのに対し、エンドユーザからの引き合いが直接来るようになったことで営業効率が向上しました。
また、自社Webサイトだと幅広いユーザからの反応を得られるため、受注までには至らなくとも、狙っているターゲット以外にも用途を拡げていけることが大きなメリットとなっています。