【目的別】反響を増やす、Twitter企業アカウント運用ガイド

テクノポートの廣常です。製造業界において、SNS運用を始める際にまずTwitterから導入する企業は少なくありません。Twitterの最大の特徴である「拡散力」を活用することで、自社の認知度アップを狙えます。

本記事ではTwitterの運用方法(事前準備、アカウント立ち上げ、事前準備、投稿まで)と、反響(閲覧、いいね)を増やすための工夫をご紹介します。

【執筆者紹介】廣常 絵梨奈
この記事の執筆者
廣常 絵梨奈
会社名:テクノポート株式会社
執筆テーマ:Webマーケティング、SNSマーケティング

【経歴】
新卒で入社後、大阪を中心に製造業のWebマーケティングを支援。
その他、自社のSNSマーケティング業務にて短尺動画をはじめとしたコンテンツの企画・制作を担当。
廣常 絵梨奈 が執筆した他の記事をみる

5大SNSの中でなぜTwitterなのか?

Twitterは多くの人に使われているSNSであり、 5大SNS(LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok)の中では1位のLINEの次に利用者数が多いとされています。Twitterは他のSNSと比較して「拡散性」「リアルタイム性」「分析のしやすさ」の面で優れており、企業がまずはじめに導入するSNSとして最適です。

Twitterのユーザー利用者数は2017年10月時点で4,500万人と発表されています。TwitterをはじめとしたSNS利用者数は年々増加傾向にあることから、2022年現在にはさらなる数の利用者が存在すると考えられます。

また、2020年度における総務省の調査によると、ユーザーの年齢層としては
1位:20代 79.8%
2位:10代 67.6%
3位:30代 48.4%
4位:40代 38.0%
5位:50代 29.6%
と、20代の利用が顕著に見られます。

Twitterの特長詳細

拡散性:ハッシュタグ、リツイート機能

ツイート時に、ツイートの内容に関連したキーワードにハッシュ (#)を付けると、Twitter検索で表示されやすくなります。これはハッシュタグとよばれる機能で、拡散力を高めるのに効果的です。

さらに、リツイート機能を使用すれば、フォロワーに共有したいツイートを素早く届けられます。そのツイートを見たユーザーがさらにリツイートすることで、連続的に情報が拡散されていく仕組みです。

リアルタイム性:時系列順のタイムライン

タイムラインとは、自分がフォローしているアカウントのツイートが一連の流れで表示される仕組みのことです。自社のツイートはもちろん、他社のツイートも時系列順に流れてくるため、最新の情報をリアルタイムで発信+入手できます。

分析のしやすさ:アナリティクス機能

Twitterには「Twitterアナリティクス」という分析機能が無料で備わっており、以下のようなデータを確認することが可能です。

  • 自社が発信したツイートがどれだけの人に見られているか
  • ツイートを通して、自社のプロフィールにアクセスしたユーザーは何人いたか
  • フォロワーの増減

こうしたデータを確認できることによって、「自社のどういったツイートが反響が良いのか?」を数値的な観点から分析することが可能です。日頃のツイートの方向性を考えていく上でも有効です。

【前準備】アカウント作成前に実施すべきこと

Twitterのアカウントを作成する前に、まず実施すべきことを4点挙げます。

目的・ターゲットの設定

Twitter運用によって何を得たいのか、目的を定めておくことは重要です。例としては以下が挙げられます。

目的例

  • 認知度向上
  • ユーザーとの接点強化
  • 他媒体(自社サイト、オウンドメディア等)への誘導
  • 求人活動

TwitterをはじめとするSNSのコンテンツは短期間で消化されていきます。ユーザーも取引先(就職先)探索というよりは、日頃の情報収集やコミュニケーション目的で活用する方が大半です。そのため、「Twitter上で新規顧客を獲得する」といった直接的かつ短期的な効果を求めて活用するよりは

  • 自社の認知度や好感度を向上させる
  • 自社サイトなど他媒体と掛け合わせて相乗効果を狙う

など、中長期的な活用や、自社の他のマーケティング活動と併せた運営をおすすめします。

次に、「誰にツイートを見てもらいたいか」と具体的なターゲットを考えていきます。

ターゲット例

  • 認知度向上 → 自社の見込み顧客層や同業界のSNSユーザー
  • 求人活動  → 就職活動中の大学生

目的とターゲットをあらかじめ決めておくことで、ツイートの投稿内容を検討しやすくなります。Twitterの拡散機能も上手く活用して、潜在ターゲットにも積極的にアピールしていきましょう。

アカウントの運営形態を確定

企業でアカウントを運営する場合、アカウントの形態は大きく分けて

  • 企業公式アカウント
  • 個人(社長・社員)アカウント

の2種類に分類できます。

企業公式アカウント

一企業としてアカウントを運営する形態です。企業全体のイメージ作りがしやすく、会社としての認知度アップが期待できます。一方で、公式アカウントとして定型文的な内容や新着情報、告知のみを投稿していると、投稿運営している中の「人」の存在が感じられにくく、ユーザーに対して近づきにくい印象を与えてしまうケースもあります。

個人(社長・社員)アカウント

投稿内容に一個人の個性を持たせられるため、企業アカウントよりも固定ファンを作りやすい傾向にあります。企業公式アカウントを設けた上で、社長アカウントや社員アカウントを別途作成するのも戦略のひとつです。ただ、SNS上での活動は人によって向き不向きがあるため、無理強いはせず人選を行う必要があります。

自社のブランディングを検討

「Twitterを通して自社にどんな印象を抱いてほしいか」について考えておく必要があります。他社との差別化を図るためにも、ブランディングは重要な活動のひとつです。ツイートの内容には一貫性を持たせ、表現の仕方も統一するといいでしょう。

社内の更新体制を構築

SNS運用は思っている以上に負担になるものです。単なる情報発信だけでなく、フォロワーとのコミュニケーションや他ツイートへの「いいね」等のリアクション、分析などと業務が多岐にわたるためです。

事前に担当者、投稿頻度、投稿内容を決めておくと運用がスムーズに行えます。また、ツイートを投稿するにあたって、社内で題材集めをしてもらうなど協力体制を築くといいでしょう。

【実践】アカウントの立ち上げ

前準備が終われば、アカウントを立ち上げます。Twitterの開設は非常に簡単です。スマートフォンでアプリをダウンロード、もしくはブラウザ上で登録を行います。メールアドレスもしくは電話番号で開設が可能で、立ち上げ自体は2、3分ほどで簡単に終わります。

立ち上げ後の設定に必要な情報

立ち上げ後、プロフィールの設定に必要な情報は以下の通りです。

  1. ヘッダー(カバー画像)
  2. プロフィール画像
  3. 名前(表示名)
  4. ユーザー名
  5. 自己紹介文
  6. Webサイトへのリンク

また、自社のアカウントは以下のURL形式で共有することが可能です。

https://twitter.com/ユーザー名(@に続く英数字)

例: 弊社アカウントの場合 (@monokakuhiroba)→ https://twitter.com/monokakuhiroba

これにより自社サイトや他のSNSにも掲載することが可能です。

【実践】ツイートの投稿、運用

アカウントの準備ができたら、いざツイートの投稿を実施します。初めはいったい何を更新すれば良いか戸惑う方もいらっしゃるかと思います。以下に、目的別に考えられるツイートの例をご紹介します。

ツイートのネタ事例は以下の記事でも具体的にご紹介しています。

目的別ツイート例 ①認知度向上

Twitterの強みは何といってもその拡散能力です。たとえフォロワーが少なくとも、ハッシュタグやリツイートを上手に活用することで、ツイートが不特定多数の目に留まり、認知度向上に繋げられます。人気のあるツイートはトレンド入りをすることもあり、他メディアで話題として取り上げられることも。

目的別ツイート例 ②ユーザーとの接点強化

Twitterはユーザー同士で気軽にコミュニケーションができるツールです。企業公式アカウントだからといって、一方的に情報発信をするだけではもったいないです。一般のTwitterユーザーと積極的にコミュニケーションを取って、信頼関係を築きましょう。

自社事業に関わる内容で困っているユーザーがいればアドバイスを送ったり、自社製品を使用しているツイートに対してお礼のコメントを残したりするのもいいかもしれません。

目的別ツイート例 ③他媒体への誘導

Twitterは自社のWebサイトやオウンドメディアなど、他媒体の宣伝にも役立ちます。

例えば、自社で更新をしたブログのURLを載せてツイートをすれば、検索エンジン以外からのアクセス流入が発生しPV増加が見込めます。ただし、ユーザーによってはツイートからリンク先へ飛ぶことにストレスを感じるため、多用は控えましょう。

目的別ツイート例 ④求人活動

for,Freelance株式会社の調査によると、学生が企業を調べる際に一番難しいのは「職場の雰囲気」だと言われています。そこでも効果的なのがTwitterの活用です。

求人サイトでは伝えきれない社内の様子や、先輩社員の人柄などを投稿することで求職者に気軽に職場の雰囲気を伝えられます。また、求職者はその企業の考え方や雰囲気に魅力を感じてフォロー・エントリーをしてくれるため、入社後のミスマッチ防止にも貢献します。

【実践】反響を増やすための工夫

投稿を始めてフォロー・フォロワー数が少ないうちは、なかなか反応も得られず苦労するかと思います。そこで、自社のアカウントの反響を増やす工夫を解説します。

アカウントとしての個性を出す

特に社長・社員アカウントであれば個性が出やすく、企業公式アカウントよりもファン(フォロワー)を作りだしやすい傾向にあります。こうしてファンを作り出すことで、たとえフォロワー数が少なくとも反応をもらえる可能性が高まります。

ハッシュタグの活用

冒頭でもお伝えしたように「ハッシュタグ」を活用し、フォロワー以外にもツイートを届けることができます。以下に、実際に活用いただけるタグをいくつかご紹介します。

#企業公式
#企業公式相互フォロー
#企業公式がお疲れ様を言い合う

上記のように、各企業アカウントの方が始業・終業時に挨拶を投稿しあうといったタグがあります。どういった投稿をしたら良いかまだわからないという方にも活用しやすいかと思います。「#企業公式相互フォロー」のように相互フォロー(互いにフォローし合う)を促進するタグもありますので、フォロワー数を増やす手がかりとして用いるのもおすすめです。

#〇〇展(自社で参加した展示会の名称)

自社で展示会に出展・訪問した場合には、その名称をタグ付けして投稿するのもおすすめです。同じブースの感想を投稿しているユーザーと交流したり、会場で知り合った出展者の方と再度Twitter上でやりとりをしたりと、コミュニケーションのきっかけを得られます。

#金曜日は金属の日

製造業関連でいえば、このようなタグも存在します。切粉や自社で加工を施した金属部品の写真など、各社思い思いの投稿が並んでいます。このような自社の事業に沿った企画系のタグを活用することで、自社の特徴を自然に伝えることが可能です。

【分析】投稿後の分析改善

Twitterアナリティクスの機能

Twitterアナリティクスでは以下のような分析ができます。

①インプレッション数

インプレッション数とは、自分のツイートが他のアカウントのタイムラインに表示された回数のこと。つまり、インプレッション数が多いほど、ユーザーがそのツイートを目にする機会が多くなります。ただし、誰がツイートを見たかどうかまでは分かりません。

②エンゲージメント数

エンゲージメント数は、いいねやリツイートなど「ツイートに対して何かしらの行動が行われた回数」を指します。エンゲージメント数は、ユーザーの関心度の目安となります。インプレッション数が高くても、いいねやリツイートが少ない場合は、ユーザーの関心を引けていない可能性があります。

③プロフィールへのアクセス数

プロフィールへのアクセス数は、自分のプロフィール画面が見られた回数です。フォロワー外のアカウントが自分にどれほど興味を持っているのか、ひとつの指標になります。関心度の高いツイートをすれば、その分プロフィールへのアクセスも増えます。

ツイート後にデータを見返すことで「どのようなツイートだとリアクションが多いか」「最適な投稿時間はいつか」といった推測が可能です。徐々に投稿に慣れてきたら、次のステップとしてアナリティクス機能を用いて効果的なツイートを検証し、ツイート内容を改善していくことをおすすめします。

BtoB製造業のTwitter活用事例

BtoB製造業のTwitter活用事例は以下の記事に掲載しています。こちらもぜひご覧ください。

まとめ

Twitterの導入を検討されている方に向けて、導入までの流れと反響を出す工夫を紹介しました。TwitterをはじめとしたSNSは不特的多数のユーザーに届きやすいことから、既存顧客との関係性構築だけではなく、思わぬ業界や潜在顧客とのつながりを得ることが可能です。自社の発信力を上げる一つの手段として導入してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
廣常 絵梨奈
会社名:テクノポート株式会社
執筆テーマ:Webマーケティング、SNSマーケティング

【経歴】
新卒で入社後、大阪を中心に製造業のWebマーケティングを支援。
その他、自社のSNSマーケティング業務にて短尺動画をはじめとしたコンテンツの企画・制作を担当。
廣常 絵梨奈 が執筆した他の記事をみる

SNSマーケティングでお困りの方へ

「モノカク」を運営するテクノポートでは「技術をマーケティングする」という事業理念のもと、新規顧客獲得や技術の用途開発を目的としたWebマーケティングの支援を行っております。サービスの詳細は下記よりサービスサイトをご覧ください。

関連記事一覧