今更聞けない Googleアナリティクスでチェックするポイント

製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。
GoogleアナリティクスはWebサイトのアクセス状況を把握するために有効なツールです。Googleアナリティクスをうまく活用できれば、Webマーケティングを成功に近づけることができます。
今回の記事では、Googleアナリティクスの使い方やデータの見方、チェックすべきポイントを紹介します。

【執筆者紹介】藤田純平
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藤田純平
製造業勤務、機械系エンジニアライター
執筆テーマ:製造業全般、機械系、開発設計、メカ系、図面

【経歴】
工学系の大学院を卒業後、製造業に就職し10年以上商品開発、設計に従事。商品構想、設計、量産に携わった経験を活かしライター活動を開始。
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アナリティクスとは

アナリティクスはGoogleが提供するWebサイトのアクセス状況を分析できるツールです。アナリティクスでは、ユーザーの属性や訪問ページ、広告の効果などさまざまな指標を分析できます。

最初にやるべきこと

アナリティクスの導入の仕方や、どんな設定をすべきか解説します。

アナリティクスの導入の仕方

以下の手順でアナリティクスを導入します。

1.Googleアカウント登録
2.アカウント名、プロパティ名を設定し、通貨などを選びます。
3.「詳細オプションを表示」をクリックし、「ユニバーサルアナリティクスの作成」をクリック
4.ウェブサイトのURLを入力
5.ビジネス規模と利用目的を選択
6.規約に同意

レポートを出す期間を設定

レポートを出す期間は、デフォルトでは1日単位で過去1週間分になっています。分析したい任意の期間(1ヵ月、3ヵ月、半年、1年など)に変更します。

見るべき項目

アナリティクスの何を見て分析すればいいのか、基本的な指標を紹介します。 「ユーザーサマリー」と「目標サマリー」の画面で確認できます。

アクセス数

アクセス数は、Webサイトにどのくらいのユーザーが訪問したかを示しています。サイトを訪問した数はセッション数といい、同じユーザーであっても時間をおいて訪問したら、セッション数は2となります。
訪問した人数はユーザー数で確認できます。

どこからの流入か


集客のチャネルでは、流入経路を確認できます。ユーザーは検索エンジンや、広告、SNSなどさまざまな経路で訪問します。
集客のチャネルでは流入の種類を分類して表示されるのが特徴です。

・organic search
自然検索といわれ、GoogleやYahooなどの検索エンジンの結果からの流入です。 SEO対策の効果を測るために適した指標です。

・direct
Chromeなどのブラウザのブックマークや、直接URLを入力しての訪問です。その他、社内SNSからの流入や、メールの署名欄からのリンクなどが挙げられます。

・referal
別のサイトに貼られているリンクからの流入です。 どのようなサイトに貼られたリンクから流入が増えているのかを分析し、掲載するコンテンツやキーワードを考えていきます。

・social
TwitterなどのSNSからの流入です。 各SNSからの流入数やセッション数、ページビューも確認できます。
流入数が少ないSNSが分かるので、投稿を増やしたり、コンテンツを追加したりするなどして対策しましょう。

ランディングページ


ランディングページは、ユーザーが最初にアクセスしてきたページです。アナリティクスでは、サイト内のどのページに最初にアクセスしたか、その回数などを確認できます。
ランディングページはサイトに興味を持ってもらうために重要なページです。
いい情報がなかったり、見にくいページだったりすると、ユーザーはランディングページから離脱してしまいます。これを「直帰」といい、その割合を直帰率といいます。
直帰率が高い場合は、ランディングページの改善をして、見やすくしたり、使いやすくします。

ページ


サイト内の各ページのユーザー数を確認できます。
最も見られているページの更新をすると多くのユーザーに情報を届けることができます。

その他に見ることができる項目

基本は、アクセス数や流入経路をまずは分析します。その他に参考となる指標を紹介します。

アクセスの媒体

どんなデバイスを使ってアクセスしているのかを分析できます。PCなのかスマホなのか、その比率を知ることができます。

アクセスの場所

地域をみることで都道府県別のアクセス数をみることができます。

設定していれば見ることができる項目

他にも設定していれば見ることができる項目があります。Webマーケティングの分析に役に立つ項目を紹介します。

イベント

イベントとは、ユーザーがサイト内で起こす行動です。
イベントを設定していると、技術資料のPDFをダウンロードしたかどうかやリンクのクリック数も計測できます。

コンバージョン

目標サマリーではコンバージョン数を確認できます。商品を購入したかどうか、会員登録してくれたかどうかなど、Webマーケティングの目的といえる指標なのでこまめにチェックしましょう。

全てを見る必要はない

アナリティクスでは多くのデータを取ることができます。しかしながら、最初から全てのデータを見ても活用の仕方が分からない場合が多いです。
まずは、アクセス数や流入経路などの基本的なデータの確認からはじめましょう。慣れてきたら、考察のために詳しくデータを見ていき、Webサイトの改善をしていきます。

アナリティクスは2023年7月にサービス終了

アナリティクスは2023年7月に終了予定で、その後は新しい解析ツールである「GA4(Googleアナリティクス4)」に切り替わります。
GA4はSNSや埋め込み動画などの分析も可能な解析ツールで、アナリティクスから大きく変わっています。

まとめ

アナリティクスでチェックするポイントについて解説しました。Webマーケティングを行ううえでアナリティクスは必須のツールです。
更新したコンテンツの効果を分析し、改善していくことができます。
まずは基本的な項目から使い始めて、必要に応じて分析する指標を増やしていくといいでしょう。

テクノポートではサイトの分析やSEO対策など、さまざまな角度からお客様のWebマーケティングを支援できます。気になる方はお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者
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藤田純平
製造業勤務、機械系エンジニアライター
執筆テーマ:製造業全般、機械系、開発設計、メカ系、図面

【経歴】
工学系の大学院を卒業後、製造業に就職し10年以上商品開発、設計に従事。商品構想、設計、量産に携わった経験を活かしライター活動を開始。
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