【BtoB】SEO対策を強化するための記事の書き方

【執筆者紹介】永井 満
この記事の執筆者
永井 満
テクノポート株式会社 東海地方責任者

自動車部品の世界的大手メーカー(ボッシュ)で設計開発を経験。
技術的な背景を持つWebマーケターとして、製造業界のWebマーケティングを強化する。大手メーカーでの設計開発経験を活かし、技術コンテンツの制作に強みを発揮
技術の深い理解をマーケティング戦略に融合させ、価値ある成果を提供。

【経歴】
日本大学大学院航空宇宙工学専攻(修士)
ボッシュ株式会社でディーゼルエンジンのポンプ設計を担当

【専門領域】
・技術マーケティング
・技術の魅力的な伝え方
・技術コンテンツのSEO

【セミナー講師実績】
 主催:株式会社日本テクノセンター
 テーマ:技術先行型の新製品開発法と技術マーケティングの効果的な推進ポイント

【寄稿実績】
伝え方が悪いと逆効果! Webで自社技術に興味を持ってもらうための戦術

技術者なしのマーケティングはあり得ない! 巻き込みに必要な考え方

技マーケターにも技術的知識が必須に マーケティング成功の鍵は「相互理解」
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こんにちはテクノポートの永井です。今回はSEO対策を強化するための記事の書き方を紹介します。

SEO対策の進め方

まずはSEO対策の進め方と本記事の内容をお伝えします。

ステップ1:SEO対策するためのキーワード選ぶ

まずは「どんなキーワード」でSEO対策するかを検討します。これによって下記が目安として把握できるようになります。

  • アクセス数がどれくらいになるか
  • SEO対策の難易度

具体的な検討方法については参考記事を確認してみてください。

【参考記事】

SEO対策においてもっとも重要なキーワード選定について徹底解説
https://marketing.techport.co.jp/archives/27405

ステップ2:SEO対策するための記事を作る

キーワードが決まったら具体的な記事を作っていきます。本記事の内容になります。

ステップ3:SEO対策ができているかどうか確認をする

ステップ2で制作した記事が必ずしもSEO対策ができているとは限りません。そのため、記事の検索順位を定期的に確認する必要があります。確認方法は「検索順位チェックツールGRC」を使うことをおすすめしています。

もちろん実際にGoogleの検索窓で検索していただいても大丈夫ですが、検索順位は日々変動するためGRCを使って毎日自動でチェックできる体制を作ったほうがよいでしょう。

ステップ4:記事のリライトをする

検索順位が10位に満たなかった場合、記事のリライトを行います。リライトの目安は記事を公開してから3ヶ月で、長くても6ヶ月以内で行ったほうが良いでしょう。具体的な方法については参考記事を確認してみてください。

【参考記事】

記事のリライト方法がわかる!SEOで効果を出すコツとは?
https://marketing.techport.co.jp/archives/26219

SEO対策はGoogleが基本

SEO対策の目的はGoogleで上位表示させることです。

そのためには、Googleの検索アルゴリズムを理解し、それに沿った記事を書かなければなりませんが、Googleは具体的な検索アルゴリズムを公表していません。

ただ、「検索結果を決める主な要因」と「使命」は公開しています。その2つを理解し、それに沿った記事を書くことでSEO対策が可能になります。「検索結果を決める主な要因」と「使命」は下記の通りです。

Googleが検索結果を決める主な要因(一部抜粋)

  • コンテンツの新しさ
  • 検索キーワードが出現する回数ページのユーザー エクスペリエンスの質など
  • 内容の信頼性や権威
  • 情報の質の高さ

Googleの使命
関連性と信頼性が最も高い情報を提供する

簡単に言うと「検索者がそのページだけで、課題が解決する内容」になります。これだけ聞くと何を書いていいかわからなくなりそうですが、安心してください。

現時点でGoogleがどういった記事を「いい記事」と判断しているか探す方法があります。

それは、具体的に検索してみることです。選んだキーワードで検索してみて、上位に表示されているページはGoogleが「いい記事」と判断したことになります。

そのため、SEO対策する際は上位の記事を参考にして、情報を追加することでGoogleから評価されやすい記事を書くことができるようになります。

【参考】
Googleの仕組み:https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/algorithms/

SEO対策用の記事を作成手順

ステップ1:Googleが評価しているサイトを調査する

まず、どういった記事がGoogleから「いい記事」と判断されているか調査します。調査方法はSEO対策キーワードで実際に検索してみて、上位10記事(1ページに表示されている記事)をすべて確認します。

確認するところは主に下記3つです

  1. 何ジャンルの記事か(知識系、製品紹介系、改題解決系、比較系など)
  2. 見出し
  3. 文章量

特に、記事のジャンルは必ず確認してください。Googleは検索キーワードから検索者が求める情報を推測して必要なページを表示しますが、十分推測できない場合、様々なジャンルを表示します。

Googleが選んだジャンルには偏りが生じるため、どのジャンルだと選ばれやすいか、どのジャンルは選ばれていないか検討するために、上位10サイトのジャンルは必ず確認しましょう。

【参考記事】
記事のジャンル:https://marketing.techport.co.jp/archives/22791

ステップ2:記事のジャンルを決める

SEO対策用の記事を書くときにはじめに決めるのは「記事のジャンル」です。ジャンルは様々ありますが、決め方は上位10サイトのうち最も多いジャンルから、自社で制作可能なジャンルを選びます。

例えば、比較系の場合、「おすすめ人気ランキング」や「最も使われている◯◯選」など、製品を比較するサイトが多くなります。BtoBの場合、自社製品と競合製品を直接比較することも難しいため、このようなジャンルはパスします。

また、知識系の場合、「◯◯とは」が多くなりますが、上位サイトを確認してみて、情報を追加できるようであれば、知識系の記事は有効になります。

ステップ3:構成(目次)を決める

記事のジャンルが決まったら、次に目次を書きます。目次の書き方は特にありませんが、上位10サイトがどのような見出しを使っているかを確認し、洗い出しを行ったほうがいいでしょう。

ここでの注意点は「自社のオリジナル情報を必ず入れる」ことです。

上位10サイトとほとんど同じ情報しか掲載していないページは、Google的には無価値になります。また、コピーコンテンツとして評価される可能性もあります。そのため、自社のオリジナル情報を入れて、自社記事の価値をGoogleに認めてもらわなければなりません。

では、どういった情報がオリジナル記事になるのか?

簡単にいうと「検索では手に入りにくい情報」、つまり貴社に聞かなければわからない情報です。例えば、独自の品質管理方法、サービス、課題解決事例などがそれに当たります。ここが一番むずかしいところになりますが、振り絞ってみてください。

ステップ4:記事を書いて公開

目次ができたら後は記事を書いて公開です。記事を書く際は、「ですます」の語尾の統一や誤字に気をつけていただければと思います。できれば、第三者のチェック体制があるといいでしょう。

また、文字量についてですが、上位10サイトと同等かそれ以上の文字量であれば問題ありません。ただ、文字量が多ければいいというわけではありませんので、注意してください。

SEO対策の効果が現れる期間は3ヶ月〜6ヶ月です。ある程度期間を置いた後に、実際の検索順位を確認してみて、順位が上がっていなければリライトするか別ジャンルで記事を追加してみてください。

人気のキーワードは1記事だけでは上位に上がらず、数本同じテーマで記事を書かなければならない場合もあります。それも上位10サイトのサイト全体を調査することでどれくらいの記事数が必要かわかりますので、根気よく続けてみてください

まとめ

今回はSEO対策を強化するための記事の書き方を紹介しました。まとめると下記の手順になります。

  • ステップ1:Googleが評価しているサイトを調査する
  • ステップ2:記事のジャンルを決める
  • ステップ3:構成(目次)を決める
  • ステップ4:記事を書いて公開

弊社は技術ライティングの請負も行っていますので、SEO対策でお困りでしたらご相談ください。

この記事の執筆者
永井 満
テクノポート株式会社 東海地方責任者

自動車部品の世界的大手メーカー(ボッシュ)で設計開発を経験。
技術的な背景を持つWebマーケターとして、製造業界のWebマーケティングを強化する。大手メーカーでの設計開発経験を活かし、技術コンテンツの制作に強みを発揮
技術の深い理解をマーケティング戦略に融合させ、価値ある成果を提供。

【経歴】
日本大学大学院航空宇宙工学専攻(修士)
ボッシュ株式会社でディーゼルエンジンのポンプ設計を担当

【専門領域】
・技術マーケティング
・技術の魅力的な伝え方
・技術コンテンツのSEO

【セミナー講師実績】
 主催:株式会社日本テクノセンター
 テーマ:技術先行型の新製品開発法と技術マーケティングの効果的な推進ポイント

【寄稿実績】
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