中小製造業が自社製品を作るにあたっての心構えと社内への影響

こんにちは、テクノポートの渡部です。本日は先日行われたオンラインセミナー

自社商品開発先駆者インタビュー「クラウドファンディング成功の秘訣」

について、内容を一部要約して紹介します。前編についてはこちらに公開されていますので、お時間のある方はぜひご覧ください。

セミナータイトル

自社商品開発先駆者インタビュー「クラウドファンディング成功の秘訣」

セミナー概要

日時:2021年7月21日(水)13:00-14:00
場所:Web会議ツール「Zoom」でのオンライン開催

セミナー内容

  • 自社商品開発のメリット、デメリット
  • クラウドファンディングのメリット、デメリット
  • 自社商品のマーケティングはどうすればよいのか?

インタビュアー

株式会社石井精工 石井 洋平 様 株式会社シマワ 島口 棟伍 様

自社商品開発をやろうと思ったきっかけとどのような道のりだったでしょうか?

石井様:仕事の中に面白みを持たせたいということと、前々から自社ブランドを持ちたいという思いはあったので、自分なりの良いタイミングだなと思ったところで始めました。候補となる協業できるような会社とコンタクトを重ねていく中で、相手にされない期間も長かったですが、地道に活動の途中でセメントプロデュースデザインとつながることができました。自社にはない商品開発のノウハウを追っている会社だったので、そこから一気に販売前プロジェクトを進めることができました。

金型屋の仕事の場合、注文を受けてから加工をするというのが通常であるため、注文を受けない中で商品を作るということに社内からの反発もありました。しかし、形になっていく過程で社内の理解も得られ、実際に販売が形になっていくころには認めてもらえたという感覚がありました。

島口様:製造業の仕事だけでは景気の波に左右されることがあり、経営の多角化をしないといけないなとは以前から考えてはいました。たまたまコロナ禍で手が空いたこと、町工場の展示会のつながりから自社商品開発を支援してくれるデザイナーとつながれたことなどが重なり、一気に自社商品開発を進めることができました。

弊社の場合は製品がスピーカーということもあり、社内からは面白がって背中を教えてくれたので、スムーズに進めることができました。

クラウドファンディングとの付き合い方について

石井様:私が挑戦したのは2016年でデザイナーからの提案で始めました。当時は返礼品としての意味合いの方が強いと感じていましたが、マーケティング活動の一環として取り組もうという説明を頂き、確かにそれならテストマーケティングとしても使えるなと思って取り組みました。

資金がそんなに捻出できない中で小さく始めるという観点から言うと、クラウドファンディングは中小製造業が自社商品の開発・販売を始めるのにすごく良いツールだと思います。

島口様:私が取り組んだのは最近で、クラウドファンディングというよりはマーケティング、メディアの一つとして活用するというのが一般的になっていました。資金を集めるという考え方よりは、活動の中で自社の商品の強みは何かという見つめ直しや、どの層に刺さるのかといったテストマーケティングの情報収集ができるという考え方のほうが重要で、その情報はその後のマーケティング活動にすごく役立っています。

自社商品開発をしてよかったこと

石井様:自社商品開発で変わったことは品質管理の考え方ですね。これまでに自社が作っていた金型の場合、多少の傷がついていても、成型品が問題なければいいという考えがありました。今回製品ではなく商品の製作をしたことで、過剰品質まではいかなくても、社内の品質管理の意識はぐっと変わったと感じています。

島口様:今回の自社商品開発を進める中で同業他社の2代目、3代目の方々との人脈が広がったのはよかったことだと思います。今後、自社商品の機能拡張パーツを作りたいと名乗り出てくれた会社もあり、波及効果はいろんなところに出てきています。あとこれまではサプライヤーの要望に応えるという仕事に比べると、「楽しい」ということが大きいですね。

 

いかがでしたでしょうか?今回はインタビューさせて頂いた中の一部について要約をお伝えさせて頂きましたが、前編はYoutubeにてアーカイブを公開しておりますので、そちらをご覧いただけたらと思います。

引き続きオンラインセミナーは開催をしていく予定ですので、今後ともよろしくお願いします。

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