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明日から実践できる!読まれる記事タイトルの付け方

【執筆者紹介】野口 幸嗣
この記事の執筆者
野口 幸嗣
現役CAE工学エンジニア、工業系技術ライター
執筆テーマ:工業・製造業系の技術情報やCAEなど
【経歴】
工学部大学院を卒業後、精密機器業界で信頼性や材料評価、CAEエンジニアとして勤務。工業系に特化したライターとして活動中。計算力学技術者固体1、2級及び技術士補。
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記事のタイトルの付け方はとても難しいです。タイトルの付け方一つでクリック数やSEOに影響してしまいます。そのため、記事をたくさんの人に読んでもらうにはタイトルの付け方が重要なのです。この記事では読まれる記事タイトル付け方のコツやその具体例を紹介します。

記事タイトルの付け方が重要な理由

記事のタイトルはクリック数やSEOへと影響する大切な要素です。なぜ、タイトルが重要なのかその理由を解説していきます。

クリック数が変わる

クリック数を決める重要なポイントは記事のタイトルです。読み手にとって魅力的な記事タイトルならばすすんでクリックしてくれます。なぜなら読み手への最初のアピールポイントだからです。そのため、他社の記事との差別化をするためにも、読み手が惹かれるタイトルが求められます。つまり、タイトルは記事を読むか否かの最初の判断基準になっているのです。

SEOに影響する

記事タイトルの付け方でGoogleやYahooなどの検索サイトの検索順位も変化します。これらの検索エンジンはタイトルから「どんなテーマの記事であるか」を判断しているからです。そのため、読み手が検索してくれる「キーワード」をタイトルにしっかりと記載すれば検索エンジンで表示される可能性が高まります。

誰でも簡単!記事タイトルの付け方のコツ

「記事のタイトルを考えるのは難しい」と思っている方もいらっしゃるのではありませんか。実はコツさえ掴めば誰でも簡単に記事タイトルを作れます。それらのコツを4点お伝えします。

読み手目線にする

簡単なポイントは「悩みの解決法をタイトル」にすることです。記事やコンテンツを探している人は必ず「何か」悩んでいます。そのため悩みを解決する方法・手段を想像させることが重要です。つまり、知りたい内容が記事のタイトルに書いてあれば自ずとクリックへとつながります。

意味を1つにする

大原則として、1つの記事は1メッセージ(1コンテンツ1メッセージ)を伝えます。そのため、タイトルはシンプルな表現が大切なのです。もし、記事のタイトルで複数のメッセーaが記載されていると、記事を読み前に読み手は悩んでしまいます。読み手を混乱させないためにも、伝える内容をタイトルにするのが求められます。

数字を入れる

数字は見た目に目立ちます。そのため、伝えたい内容をイメージしてもらいやすいです。一方で目立つからといって闇雲に数字を使えばいいわけではありません。具体的な数字や数字の価値が直ぐに理解できる表現を意識するといい。また、想像できる範囲でないと信ぴょう性が無くなる場合もある

文字数を28文字以内にする

タイトルが長すぎると検索時に途中でタイトルが省略されたり、サイト名が隠れる場合があります。そのため、28文字以内にまとめると概ね表示されます。また、なぜ「28文字」かというと、パソコンでもスマートフォンでもタイトルが途切れずに表示されるからです。ある調査事例ではスマホは32文字、パソコンは全角28文字程度までは、タイトルは全て表示されます。ただし、単語レベルまで短くするのはいけません。

参考URL:https://tk-create.com/seo/title-word-count/

読まれる記事タイトルの具体例

では、読まれる記事タイトルの具体例を紹介していきます。

読み手目線にする

  • NG例)「○○製品を使った実績一覧」
  • OK例)「作業工数を1/5に!○○製品を使った実例紹介」

NG例では「○○製品を使った実績一覧」と、どのような実績があるかの一目見て判断が難しくなります。そのため、OK例のように作業工数1/5と作業工数に悩んでいる人に向けた言葉を加えると読みて目線のタイトルになります。どんな人にも効果があるタイトルではありませんが、ターゲットに対しては明確なメッセージ性のあるタイトルです。

意味を1つにする

  • NG例)「○○材料の性質や金額、その使い方を紹介」
  • OK例)「○○材料の機械的性質を紹介」「○○材料の特徴一覧!」

NG例ではある材料における複数の特徴をタイトルに含んでおり、読み手が欲しい情報以外も含まれる可能性があります。例えば、性質に特化して記事を書くのもいいでしょう。またまとめた内容を記載したい場合は、特徴一覧や性質まとめなどととし、全体的な紹介記事にするのもおすすめです。

数字を入れる

  • NG例)「作業工数が減る○○装置」「以前より高性能な▲▲装置」
  • OK例)「作業工数5時間が1時間まで減らせる○○装置」「前機種よりも3倍の速さで加工できる▲▲」

NG例では工数が減るや高性能な装置と記載されています。比較対象が不明確であるため、抽象的なイメージを与える恐れがあります。そのため、OK例のように5時間が1時間になるや前機種よりも3倍の速さなど、具体的な数字を使用して読み手の想像力を沸かす言葉を選ぶといいです。

文字数を28文字以内にする

  • NG例)【作業工数を削減できる!】前機種よりも作業工数を1/5に減らせる○○装置の特徴とは!(39文字)
  • OK例)作業工数を1/5に削減できる!○○装置の特徴を紹介!(23文字)

NG例のようにタイトルが30文字を超えると、検索時に見切れてしまいます。また、伝えたい内容を表現しきれないかもしれません。そのため、読み手が一目見て分かるくらいの長さにしてみましょう。さらに、タイトルもコンパクトに収まると内容がわかりやすく伝わります。

まとめ

明日から実践できる「読まれる記事タイトルの付け方」について解説しました。ポイントは読み手が記事の中身をイメージできるタイトルにすることです。数字を入れたり、悩みの解決法を書いたりと誰でも簡単にできるため、ぜひあなたの記事にも取り入れてください。

この記事の執筆者
野口 幸嗣
現役CAE工学エンジニア、工業系技術ライター
執筆テーマ:工業・製造業系の技術情報やCAEなど
【経歴】
工学部大学院を卒業後、精密機器業界で信頼性や材料評価、CAEエンジニアとして勤務。工業系に特化したライターとして活動中。計算力学技術者固体1、2級及び技術士補。
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