IT・マーケティング用語辞典(な〜は)

こんにちは、テクノポートの廣常です。先月からIT・マーケティングに関する基礎用語辞典をお送りしています。

今回はな〜は行です。Webサイトの運営時やマーケティングに取り組む際によく見かける言葉を集め、簡単な言葉で解説しています。参考となれば幸いです。

【執筆者紹介】廣常 絵梨奈
この記事の執筆者
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廣常 絵梨奈
会社名:テクノポート株式会社
執筆テーマ:Webマーケティング、SNSマーケティング

【経歴】
新卒で入社後、大阪を中心に製造業のWebマーケティングを支援。
その他、自社のSNSマーケティング業務にて短尺動画をはじめとしたコンテンツの企画・制作を担当。
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内部リンク

内部リンクとは、同一サイト内のページのリンクのことを指します。メニューやパンくずリスト、コンテンツの中などに配置されます。この内部リンクを整理することには、下記の2つのメリットがあります。

  • ユーザーが情報を探しやすくなる
  • Googleなどの検索エンジンがページ情報を正しく読み取れる

ナーチャリング

ナーチャリングとは「育成」を意味し、見込み客を顧客化したり、既存顧客のリピートを促すことを指します(顧客育成)。前者の見込み客を育成することは「リードナーチャリング」と呼ばれます。見込み客、既存顧客の特徴・フェーズに合わせてメルマガ配信・セミナー開催、ホワイトペーパー発信など多様な手法があります。

ネイティブアド(ネイティブ広告)

ネイティブアドとは、いかにもな広告らしさがなく、周りのコンテンツと馴染んで見えるような広告を指します。SNSの投稿一覧やまとめ記事サイトにてよく見受けられます。

ノーリファラー

ノーリファラーとは、自社サイトに対しどこから流入してきたかわからない、参照元(リファラー)がない流入のことを指します。Googleアナリティクスではdirectと表現され、 集客>全てのトラフィック>参照元/メディア から確認できます。このような流入にカウントされるのは以下のケースが考えられます。

  • ブックマークから訪問
  • URLを直接入力して訪問
  • メールソフトで受け取ったURLから訪問

パラメータ

パラメータとは、本来は「媒介変数・引数」の意味をもちますが、ITの分野では「ソフトウェア、プログラムに対し外部から影響を及ぼすもの」とされています。よく用いられる 「URLパラメータ」とは、通常のURLに「?」から始まる特定の文字列(=パラメータ)を付け加えることで、「ユーザーがどこから流入したかを計測する」「目的別に違うページへ飛ばす」といった機能を付与できます。 (https://○○○.co.jp?AAA=111&BBB=222 のような見た目です)

パンくずリスト

パンくずリストとは、ユーザーが「今どこのページ階層にいるのか」「何を見ているのか」をわかりやすく示したものを指します。TOP>会社概要>代表あいさつ のような形でページ上部に配置されていることが主です。ユーザーに親切な設計であり、Googleにも推奨されています。

パンダアップデート

パンダアップデートとは、Googleが実施した検索アルゴリズムのアップデートのうちの一つです。(2012年実施)このアップデートによって、他サイトのコンテンツをコピーしたり広告が多すぎたりするような低品質なサイトは、上位表示されなくなりました。同様に有名なアップデートとしては、ペンギンアップデートが挙げられます。

被リンク

被リンクとは、外部サイトに貼ってもらった自社サイトのリンクのことを指します。外部サイトに貼ってもらえる(参照とされる)=そのサイトが評価されている、質が高いとみなされるため、SEO対策にも効果的です。しかし、故意に被リンクを増やすなどの行為は逆効果となるので要注意です。

ヒートマップ

ヒートマップとは、サイト上でユーザーがどこをよくクリックしているか、どこで離脱したかなどを可視化したマップです。サーモグラフィーのような見た目で直感的にわかりやすくなっており、ユーザーの動きや導線が正しく機能しているかを知るのに役立ちます。WordPressには、例えば Aurora Heatmap といったプラグインがあります。

ビッグキーワード

ビッグキーワードとは、月間の検索数が多い単語のことを言います。ニッチなキーワードが多い製造業の場合も「切削加工(月間検索数:2,900)」「旋盤加工(月間検索数:5,400)」のような大きなくくりの単語は、検索数が多い傾向にあります。
こういったキーワードで上位を狙うのは難しく、その語句に関連するページを複数作成するなどの対策が必要です。

フィールドセールス

フィールドセールスとは、顧客と直接対面し営業活動を行うことを指します。これと対照的なのがメールやオンライン会議などを活用した、非対面型のインサイドセールスという営業手法です。インサイドセールスには時間短縮や移動の削減といったメリットがあるため、これを活用して見込み客を獲得〜育成し、フィールドセールス(訪問)につなげるなど、併用することで効率の向上につながります。

プラグイン

プラグインとは、アドオンと同様にソフトウェアの従来の機能に対し、新たに追加する拡張機能を指します。WordPressにはSEO対策に必要な設定をサポートしてくれる機能やYouTubeの動画を差し込めるようにする機能など、多様なプラグインが存在します。

ブランディング

ブランディングとは、自社製品や技術、会社そのものにおいて自社らしさ・独自の価値を高め、他社との差別化を図ることを指します。Webサイトにおいても、掲載するコンテンツの内容やデザインなどの見せ方によって、自社のブランディングが可能です。

プラットフォーム

プラットフォームとは、サービスやアプリケーションが動作する環境、土台のことを指します。元々プラットフォームには演壇、舞台といった意味があります。ソフトウェアにおいては、WindowsやmacなどのOSがこれにあたります。

PV(ページビュー)数

PV(ページビュー)数とは、ページが閲覧された数のことを指します。同じユーザーが1つのページを複数回見た場合も、その回数分が数としてカウントされます。

ペルソナ

ペルソナとは、架空で想像した人物像を指します。その人の特徴や抱えている課題まで細かく仮定していくことで、どういった訴求をしていくかという方向性を決めるのに役立ちます。似たような意味の「ターゲット」は、ペルソナよりも大きくグループ分けしたものになります。

(例)
ターゲット=自動車部品メーカーの開発・設計
ペルソナ=部署:開発・設計 / 会社所在地:東京 / 課題や状況:短納期で部品の試作を依頼したい、依頼には上司の承認が必要 など

ベーシック認証

ベーシック認証とは、IDとパスワードを設定しページの閲覧に制限をかける機能を指します。あくまでも簡易的なものですが、公開前のサイトや特定のユーザーにしか閲覧してほしくない場合には、この機能を用いることで簡単に制限可能です。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートとは、サイトの「リンクの質」に関してGoogleが実施した検索アルゴリズムのアップデートのうちの一つです。(2016年実施)検索上位表示のために故意に被リンクを増やすなど、低質な施策を行っているサイトが上位表示されないようになりました。

PEST分析

PEST分析とは、下記4つの項目を踏まえて自社が置かれている業界の環境を分析する手法です。自社製品、技術を打ち出していく市場を考える際に効果的です。

  • 政治(Politics):法律、規制などはないか
  • 経済(Economy):景気や為替はどうか
  • 社会(Society):今の流行や生活様式はどういったものか
  • 技術(Technology):新技術などはないか

ホワイトペーパー

ホワイトペーパーとは、顧客の課題や特定のテーマに対して役立つ情報、自社技術を紹介する資料のことです。「白書」から転じて用いられるようになっています。営業色は薄く、あくまでも有益な情報を届けることがメインです。ホワイトペーパーを自社サイトに掲載し、ダウンロード時に名前などを入力してもらうことで見込み客の情報獲得も可能です。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、あらゆる情報やページのリンクを1つにまとめて提示しているサイトを指します。「ポータル」は入り口・玄関を意味するため「インターネット上で玄関口となるサイト」と捉えられます。(例)Yahoo!、不動産サイト、通販サイトなど

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廣常 絵梨奈
会社名:テクノポート株式会社
執筆テーマ:Webマーケティング、SNSマーケティング

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新卒で入社後、大阪を中心に製造業のWebマーケティングを支援。
その他、自社のSNSマーケティング業務にて短尺動画をはじめとしたコンテンツの企画・制作を担当。
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