【BtoB製造業】海外のWebサイトデザインの特徴

テクノポートの稲垣です。

今回は、海外(欧米)Webサイトのデザインと日本企業の日本語Webサイトデザインそれぞれの特徴を洗い出し、両者の違いを紹介します。Webサイトデザイン調査では、BtoB製造業の外国企業、日本企業3社ずつのWebサイトデザインを調査しそれぞれの特徴を比較した結果をまとめています。

海外向けWebサイトのデザインを検討中の方は、本記事で紹介する内容をご参考にしていただければ幸いです。

Webサイトデザインの違い

一般的に、海外(欧米)Webサイトと日本企業の日本語Webサイトのデザインの違いとして、以下のような特徴が挙げられると言われています。(あくまで一般的な傾向であることをご理解ください。)

海外(欧米) 日本
重点 ・製品中心(製品を全面に押し出す) ・会社中心(会社の事業方針、社長のメッセージが主張)
情報量 ・文字が少ない
・画像、動画が多い
・視覚的
・文字が多い
・丁寧に説明する
・説明的
見た目 ・シンプルで洗練されたデザイン
・重要な情報を目立つように配置
・スタイリッシュ、クールな印象
・カタログのようなデザイン
・細かな情報を整理して配置
・清潔感、安心感を与える印象

Webサイトデザイン調査

それでは、上記の傾向が実際のWebサイトでどのように反映されているのか見ていきましょう。今回は、産業用ロボット業界、工作機械業界、表面処理加工業界で大手の企業のWebサイトデザインを比較しました。

産業用ロボット業界

Righthand Robotics(アメリカ)


参照:Righthand Robotics | RightPick™ System

特徴
  • シンプルでスタイリッシュなデザイン
  • 画像を大胆に配置し、余白が広くとることで製品の優雅なイメージを演出している
  • 画像が製品のイメージ、説明文が詳細な技術の内容を伝える役割として分担されている

オムロン(日本)


参照:産業用ロボット | ロボティクス | オムロン制御機器

特徴
  • シンプルで清潔感のあるデザイン
  • ページ内に画像と必要最小限の説明がコンパクトに整理されている
  • 画像が見出し的な役割を果たしており、スクロールするだけでおおよそのページの内容が把握できる構成になっている

工作機械業界

Doosan Machine Tools(アメリカ)

 


参照:DNM Series | Vertical Machining |… | Doosan Machine Tools America

特徴
  • 躍動感があり力強いデザイン
  • 製品の色とWebサイトデザインの配色が揃えてあり、Webサイトと製品が一体となってユーザーに訴求する構成になっている
  • 製品の力強さを強調するために、力強い印象を与えるフォントが使用されている

オークマ(日本)


参照:5面加工門形マシニングセンタ MCR-BⅤ | 製品情報 | オークマ株式会社

特徴
  • シンプルで清潔感のあるデザイン
  • 文章による説明がメインで画像は補足的な役割
  • 余白が少なくページ内に製品の詳細な情報が丁寧に説明されている

表面処理加工業界

Precision Micro(ドイツ)


参照:Stainless Steel Etching | Fast, Reliable Etching Service | Precision Micro

特徴
  • クールで洗練された印象
  • 文章、箇条書き、画像がバランス良く配置されており、ニーズの異なるユーザーにも対応できる構成になっている
  • 1ページの内でユーザーが必要な情報の大枠が分かるように構成されている

(株)日本エッチング(日本)


参照:事業案内/シボ加工

特徴
  • シンプルで清潔感のある印象
  • 必要最小限の文章と画像が綺麗に配置されている
  • ユーザーに分かりやすいように、短いページに伝えたい情報がコンパクトにまとめられている

調査結果

今回の海外Webサイトデザインの調査で得られた知見をまとめます。

海外(欧米) 日本
配色
  • 黒、紺、紫を背景色に設定し、クールプロフェショナルな印象を演出
  • 製品の色と似た色をメインカラーに使用し、Webサイトと製品が一体となって訴求する構成になっている
  • 白を背景色に設定し、シンプル清潔感のある印象を演出
  • コーポレートカラーをWebサイトのメインカラーに設定し、Webサイトの配色と製品の色に明確な相関関係がない場合が多い
画像と文章の配置
  • 画像はイメージを訴求用文章は詳細な説明用、と明確に役割分担がされており、視覚的にも論理的にも分かりやすい構成になっている
  • 画像と説明用の文章が近い位置に配置されており、視覚と論理の両方を組み合わせてユーザーに製品・技術を説明している
ユーザーへの訴求方法
  • アメリカのWebサイトは、製品の特徴をWebサイトのデザインを利用してアピールする傾向がある(例:余白を大きく設定→優雅さをアピール、力強いフォント→製品の力強さをアピール)
  • お問い合わせフォームがほぼ全てのページの最下部に設置してある
  • Webサイトで積極的に製品を売り込む印象は欧米のWebサイトに比べて少なく、製品・技術の特徴を丁寧に語ることでユーザーに信頼感と安心感をアピールする傾向がある
  • お問い合わせの前段階として「資料ダウンロード」を設置する場合が多い

日本企業が英語Webサイトを制作時に記載すべき情報

日本企業が英語Webサイトを制作する時に記載すべき情報をまとめます。

  • 決済方法の記載:アメリカではクレジットカードを利用した決済がビジネスでも主流であるため、決済方法の記載は必要
  • 返品の可否:アメリカでは返品自由な企業がほとんどであるため、返品が不可であることが不利に働く場合が多い
  • サポートの有無:外国企業の場合、不具合があったときに支店と直接やり取りできるか、どのようにサポートするのかに関する情報は製品購入者に信頼感を与える上で重要

まとめ

今回は、海外(欧米)Webサイトと日本語Webサイトのデザインの違いを実際に調査し、その結果を比較しました。調査の結果から得られた知見を御社の外国語Webサイト制作時に役立てていただければ幸いです。

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