技術翻訳するときに気をつけなくてはいけない複数の意味を持つ単語

フリーランスで技術翻訳、論文チェックを行っている堀江です。今回は翻訳時にも気を付けなくてはいけない、複数の意味を持つ英単語についてです。

日本語では、“はし(橋)”と“はし(箸)”、“せいかく(性格)”と“せいかく(正確)”、“きかい(機械)”と“きかい(機会)“などが同音異義語としてあげられます。英語ではHomonymと言います。英語の文字はアルファベット表記しかないので、日本語と違い、漢字やカタカナ、ひらがなのように別の文字を使って同音異義語を表すことができません。そのため区別が難しいと思うこともあるかもしれません。以下何個か同音異義語の例とそれを使った文章例を挙げていきたいと思います。(例には多義語も含まれます。)

Address

すぐ思いつくのは “住所”という意味だと思いますが 、“… に取り組む”や、“…に対応する”として、使うこともよくあります。

(例1)当社の目標は、独自の技術を使用して気候変動の問題に取り組むことです。

Our company’s goal is to address the issue of climate change using our unique technology.

(例2)お客様は、来月から本番環境での使用を開始したいとのことで、当社の新しいソフトウェアに関する懸念事項に緊急に対応してほしいとのことでした。

The customer requires us to urgently address their concerns about our new software because they want to begin to use it in their production environment next month.

Current

“今の、現在”のという意味で使う人が多いと思いますが、理系の人では、“電流”という意味でも使っている人も多いかもしれません。

(例)電気部品を扱うときは、危険なレベルの電流にさらされないように、必ず絶縁用保護具を使用してください。

Be sure to use personal insulating protective equipment when working with electrical components so as to not expose yourself to dangerous levels of electric current.

Express

急行電車のことをExpress Trainと言ったりするので“速い”という意味で覚えている人も多いかもしれませんね。他には“表現する”という意味もあります。また生物の授業で遺伝子の勉強をした人はto express gene X(X遺伝子の”発現”)と習った人もいるかもしれませんね。

(例)自分の気持ちを内側に閉じ込めておくのではなく、自分の気持ちを表現するのが一番です。

It’s always best to express your feelings rather than keep them bottled up inside.

Break

“壊す”という意味でよく使われますが、“休憩”という意味でも使われます。

(例)仕事をするときは、定期的に休憩を取ることを忘れないようにしましょう。そうすれば、ストレスを軽減できるので、常にベストコンディションで仕事をすることができます。

When working, remember to periodically take a break. This way, you can reduce stress so you can always be working at peak condition.

いかがでしたでしょうか? 今後英語の技術翻訳や英語の文章を読むときの役に立てれば幸いです。

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