日本の企業が進めるオープンイノベーションのプラットフォーム4選

こんにちは、テクノポートの渡部です。以前より大手企業を中心に取り組みが行われている、オープンイノベーションという活動があります。有名なところだとトヨタのオープンイノベーションプログラム「TOYOTA NEXT」や、KDDIの「KDDI LABO」などこれまで技術情報を外部に出したがらなかった大手企業も積極的に取り組む動きが広がっています。

そもそもオープンイノベーションとは?

モノカクでも以前に紹介したことがありますが、

簡単に言うと、自社の技術リソースだけに頼らず他社の技術や提案を取り入れることによって、新たな価値や製品を生み出そうとする取り組みのことです。自社だけで取り組むよりも外部から技術を調達した方が開発コストが安くなったり、全く新しい製品が生まれたりと、様々なメリットがあります。

オープンイノベーションのプラットフォーム

上記のように、オープンイノベーションは様々なメリットがあるので、現在ではその動きを促進するためのプラットフォームがいくつも運営されています。オープンイノベーションで自社の技術を売り込みたいと考えている企業は、最初はプラットフォームを活用していくことお勧めします。

プラットフォームの運営方針にはそれぞれ違いがあり、完全に情報をオープンにして募集する場合と、一部(もしくは全て)の情報をクローズドな状態で募集する場合があり、自社の技術情報をどれだけ開示できるかを考慮した上でプラットフォームを選んでください。

プラットフォームを活用するメリットとして、ある程度の提案があらかじめ見込めるので、確実に何等かの手ごたえを関ることができる点です。逆にデメリットとして、プラットフォームによっては料金がかかることと、関係のない海千山千の提案を精査する必要があります。ただし、全然別角度からの提案がオープンイノベーションに繋がることもあり得るので、これについては一長一短とも言えます。

情報をオープンにして募集するプラットフォーム

プラットフォームにおいて企業からの案件がオープンに公開されていて、案件に対して誰でも問い合わせや意見ができる環境になっているプラットフォームです。企業名もオープンにしている案件もあれば、「国内大手電機メーカー」の様にぼかしている案件もあります。

テクロス

ナインシグマ・ホールディングス株式会社が運営するプラットフォームで、同社はオープンイノベーションの草分け的存在です。大手メーカーと中小ものづくり企業をマッチングさせるというキャッチコピーで、主に国内のマッチングを促進しています。また、運営会社のホームページには国内だけでなく、グローバルに対応した案件もあります。

アウバ

アウバは、累計登録社数は15,000社、これまでにつながった企業は22,000社と国内最大級のオープンイノベーションプラットフォームです。募集中の案件には、知名度の高い一部上場の企業が数多く並んでおり、活発にオープンイノベーションを促進しています。

ある程度のクローズドな環境で募集するプラットフォーム

上記の様に、情報をオープンにして募集する場合、自社の技術をわかりやすく開示する必要があり、Web上にその情報を公開することになるので、自社の技術流出を懸念する方もいらっしゃるかもしれません。そのような企業の場合は、ある程度のクローズドな環境でのオープンイノベーションの形があります。

案件の内容はWeb上に公開されるわけではなく、プラットフォームを運営している会社のコーディネーターが、マッチングする可能性のある技術者にだけ情報を開示していく方法です。そのため、近しい技術のイノベーションは促進できますが、思いもよらないようなイノベーションは発生しづらいかもしれません。

リンカーズ

提携した全国のコーディネーターの知見によって、案件に最適な企業をマッチングしてくれるサービスです。大手が発注先を探すために発足したサービスですが、そのネットワークを活用して、オープンイノベーションも行っています。

ジェグテック

最後に政府機関が運営しているプラットフォームも紹介します。主に関東での活動になりますが、中小機構が中心に運営しているプラットフォームで、案件の発信元が省庁や県・市町村の事もあるのが他のプラットフォームと違うとことです。

自社ですべてをやろうとしない事

上記の様なプラットフォームを活用すると、自社の技術が他社から見るとどの様に写っているのかが見えてきます。政府機関もオープンイノベーションを推進していますので、自社の技術を売り込みたいと考えている企業は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

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