図面を用意せずに金属加工部品を発注する方法

株式会社CatallaxyのMitsuri編集部です。私たちのミッションは「未来の製造業をつくる」です。”未来の製造業をつくる”とは「無人工場を作って人類の生活水準を向上させる」ことです。人類の生活水準を向上させるにはモノづくりの限界費用を抑えることが必要だと考え、Mitsuriという金属加工の商取引プラットフォームを開発しています。

今回は、金属加工に欠かせない図面をテーマに執筆いたしました。

図面は製品の条件を簡潔に集約する重要な役割をもち、設計者とその後の工程担当者を繋ぐコミュニケーションツールです。企画・構想、設計、加工、組立・調整、検査、販売・納品の各工程において、図面は欠かせません。

なぜ図面が必要なのか

製品は顧客のニーズを満たすために作ります。ニーズには、機能・形状・大きさの他に、品質・価格・期間など様々なものがあります。作ろうとしている製品のニーズを簡潔に整理するために、図面を書きます。

また、モノづくりの工程には多くの人が関わります。製品の条件を集約しておかないと、製作に関わる人の間で情報が共有できません。

このように図面は、モノづくりにおいて重要な役割を果たしています。

図面にはルールがある

図面には、書き方の共通ルールがあります。一定のルールにしたがって書かれなければ、図面本来の役割が果たせないからです。図面を見れば加工に必要な全情報が把握でき、読み手が変わっても同じ理解がなされる必要があります。

(1)部品図・組立図・部品リスト

図面は、部品図・組立図・部品リストから構成されます。取り扱いやすさ、見間違えの防止、図面の流用のしやすさの観点から、図面1枚に複数の部品は書きません。

組立図には組み立て時の部品の位置関係を書きますが、部品ひとつひとつの細かな寸法までは書きません。図面の簡潔さを保つため、情報量が多くなりすぎないようにします。

(2)JIS規格

こういったルールを統一して標準化しているのがJIS規格です。JIS規格とは日本の工業標準化促進を目的とした国家規格です。図面をJIS規格に基づいて作成すれば、互換性を保つことができます。

(3)表題欄

図面作成日、設計者名、図面番号なども図面に必要な情報です。これらの基本情報は、図面右下の表題欄に書きます。

さらに細かなルール詳細については、Mitsuriの「図面の基礎」をご確認ください。

WebCADで図面がなくても発注できる仕組み


Mitsuri金属部品カタログ

これまで書いた通り、図面には守るべきルールがたくさんあります。専門知識のない一般個人が金属加工を発注したいと思っても、図面がきちんと書けないことがネックになって依頼できないことがありました。

さらに、個人にとってはどこの会社に依頼すればいいのか、どういう方法で見積り依頼すればいいのかすら、よく分からないことが多いです。

Mitsuriの金属部品カタログでは、お探しの形状・特徴の金属部品を選択し、Web上で細かな寸法や位置を入力すると、リアルタイムで画面に反映されます。完成したら、カートに追加するボタンをクリックして、そのまま簡単に工場に発注できます。

WebCADで作成したデータが工場に送信されて図面の役割を果たすため、自分で図面を書く必要がありません。

また、自動的に対応可能な工場が選ばれるので、自分で工場を探し出す負担もありません。

図面の必要性と、WebCADを用いた図面のいらない発注をご紹介しました。Mitsuriでは、製造業の学習コンテンツ発信を定期的に行っています。ご興味ある方はMitsuriの運営メディアもご覧ください。

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