実は最も見られている!?会社紹介を作るときの構成要素4つ

こんにちは、ものづくり経革広場の永井です。

製造業のWebサイトは、主に技術紹介、製品紹介、設備紹介などの技術的な項目で構成されています。もちろん「どのような技術を持って、何を加工できるか」を明確に示すために、それらの情報は必要です。

ただ、ほとんどの企業において最も見られているページは「会社紹介」のページです。会社紹介は他ページと比べて軽く扱われやすい部分かもしれませんが、企業の規模、信用力などを確認してもらうためにも非常に重要なコンテンツです。

今回は会社紹介ページの重要性と必要項目についてお伝えしたいと思います。

【執筆者紹介】永井 満
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永井 満
テクノポート株式会社 東海地方責任者

大手メーカーで設計開発を経験しているWebマーケター。クライアントの技術を理解した上でWebサイト戦略を立てることを得意としてます。

【経歴】
日本大学大学院航空宇宙工学専攻
ボッシュ株式会社でディーゼルエンジンのポンプ設計を担当
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会社紹介の4つの役割

会社紹介の役割は、会社の規模や取り組み、考え方、事業内容を知ってもらい、会社としての信用度合いを確かめてもらうことです。受注先を探している企業の担当者などに、「この会社は信用できる」「安心して取引ができそうだ」という印象を与えるためにも重要となってきます。

会社紹介ページが果たす主な4つの役割を見ていきましょう。

1.自社の信用力を伝える

以下のように取引先、取得資格、設立日、資本金などを掲載することで、会社の信用力を伝えることができます。

  • 大手企業と取引がある
  • ISOを取得している
  • 技術資格を保有している

訪問者は取引先の実績の中に知っている企業があるかどうかで、企業の信用レベルを見極めています。そのため、「大手自動車メーカー」などと抽象的に書くのではなく、可能であれば具体的な企業名を記載することをおすすめします。

ただし、具体的な企業名を出す場合、秘密保持の関係で同業他社とは取引できなくなるという業界もありますので、状況に応じて使い分けてください。

2.自社の生産規模を伝える

社員数、設備数などを掲載することで、自社の生産能力を伝えることができます。社員数や設備数が多ければ、生産規模が大きいことを伝えられると同時に、安定した供給ができることも伝えられます。

例えば、社員数10名と200名では会社の印象はかなり変わります。人数が多い場合、値段が高いイメージも付いてしまうため、多いことが無条件で良いわけではありませんが、印象は良くなる傾向にあります。

3.自社の場所を伝える

住所やアクセスマップを掲載することで、自社の場所を伝えることができます。多くの会社は近場で協力企業を探しているため、住所の掲載は必須です。住所だけではなく、Googleマップを埋め込むことで分かりやすさもアップするでしょう。

本社以外に拠点がある場合は、住所と併せて各拠点ごとの事業内容を掲載すると、興味を持ってもらえる可能性が高まります。

4.自社のビジョンを伝える

会社紹介

代表挨拶や理念によって、「会社が何を考え、どのようなスタンスで仕事をしてるのか」を伝えることができます。企業といっても、最終的に行き着くところは「人」です。「何にこだわりを持って仕事をしているのか」が受注先を選ぶ判断基準となる場合もあります。

特に経営者は他の企業の代表挨拶を読んでいることが多く、「考え方が似ているから仕事を依頼する」というケースも少なくありません。

会社紹介に必要な項目

会社紹介に必要な項目について、詳しく解説していきます。ぜひページ作成の際の参考にしてください。

代表挨拶

代表挨拶は、ホームページの訪問者に代表者の考えを知ってもらい、親近感や納得感を持ってもらうためのコンテンツです。こういった「人」や「想い」の面を見せることによって、数値やデータだけのページよりも訪問者を惹きつけることができます。

こちらのページに、書くべき内容と魅力的な代表挨拶の具体例を掲載していますので、ぜひご覧ください。

基本情報(会社概要)

会社紹介を書く上で欠かせないのが、会社概要です。会社概要の項目は表形式にするなど、見やすく作りましょう。盛り込むと良いのは、以下のような情報です。

  • 会社名
  • 代表者名
  • 事業内容
  • 住所
  • TEL
  • FAX
  • 創立
  • 設立
  • 資本金
  • 売上
  • 社員数
  • 主要取引先
  • 取引銀行

拠点の地図

Webサイト上にGoogleマップを掲載することで、所在地をぱっと見で分かりやすく伝えることができます。実際に会社へ訪問していただく際にも役立つでしょう。

沿革

事業の歴史が長い場合、経歴としてアピールになります。信用力向上にもつながるため、記載したほうが良いでしょう。近年の情報も載せていくことで、より積極的な印象を与えられます。

+α 会社紹介動画

最近では、会社の紹介動画を作成する企業も増えてきています。製造業の場合、製造現場や実際の加工の様子などを動画で見せることで、社内の雰囲気を短時間で理解してもらえます。動画にすることで、文章を読むよりも頭に入ってきやすく、より効果的なアピールが期待できるでしょう。

また、会社の雰囲気をリアルにイメージしやすくなることで、問い合わせへの壁が低くなるとも考えられます。

まとめ

会社紹介は企業の信用力を判断してもらうための大切な項目であり、最も見られるページです。基本の情報となる会社概要はもちろん押さえた上で、代表挨拶や理念といった「人」や「想い」の面からも、訪問者を惹きつけるページを作りましょう。

BtoB製造業のWebサイト制作における企画手法に関してまとめた記事がありますので、こちらもご参照ください。

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永井 満
テクノポート株式会社 東海地方責任者

大手メーカーで設計開発を経験しているWebマーケター。クライアントの技術を理解した上でWebサイト戦略を立てることを得意としてます。

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日本大学大学院航空宇宙工学専攻
ボッシュ株式会社でディーゼルエンジンのポンプ設計を担当
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