中途採用の面接のコツ
こんにちは、ものづくり経革広場の永井です。
今回は中途採用の面接で気をつけるべきポイントについてまとめました。面接は求職者を見極めると同時に自社をPRするための絶好の機会です。
面接の工夫次第で採用は変わります。自社に合った人材を採用するためにもぜひ参考にしてください。
この記事の目次
面接前の準備
人材に求める条件の「優先順位」を決める
まずは、採用基準を明確にするため、採用したい人物像を設定します。 年齢、スキル、キャリア、コミュニケーション能力など最低限必要な条件は予め決めておきましょう。条件を厳しくすると採用ハードルが高くなるため注意は必要ですが、面接の時に、設定した条件に沿った質問ができるようになるため、採用のブレはなくなります。
また、条件の違う人物を誤って採用することもなくなるため、企業として必要な人材を確実に掴むことができます。
求職者がリラックスできる状況を作る
求職者は必ず緊張しています。緊張していることが悪いわけではありませんが、緊張した状態では本来の姿を見ることはできません。普段の雰囲気を見るためにも、求職者がリラックスできる雰囲気を作ることは大切です。 例えば、お茶やコーヒーを用意する、面接の前に工場見学をしながら少し雑談話するなども効果的です。
あとは、面接者が笑顔でリラックスしていれば、求職者の方もリラックスしてきます。面接の目的は「普段の相手をみる」ことになります。気軽に話せる雰囲気を作り、相手の本心を聞き出してください。
面接で求職者を見極めるポイント
求職者の経験や人柄を見極める質問をする
求職者は採用されたい一心から話を大きくすることもあります。実は企業が求める技術に達しておらず、企業と求職者にギャップが発生し、辞めていくケースも珍しくありません。 面接の際には、具体的な経験内容な何をどこまで出来るのかなどエピソードを交えて答えてもらえるような質問をしてください。 また、技術面だけではなく、人柄についてもそのような質問をすることで、企業に合う人物かどうかを判断できるようになります。
例えば
- ◯◯ではどのようなどのような開発に携わったのか
- チームリーダーで管理していたときの、部下の人数は何人で、具体的に何を管理していたのか
- 趣味はなにか
- 休日はどのようのに過ごしているのか
など、仕事面やプライベート面を具体的に聞いてみて下さい。
入社後をイメージできるような企業説明をする
面接は求職者を評価するだけではなく、求職者から評価される場所でもあります。そのため、求職者に自社の魅力も伝えるなければなりません。
求職者は入社後に、どのような仕事をするのかを具体的に知りたいと思っています。 そのため、入社後をイメージできるような説明を心がけてください。 また、工場見学や面接時に先輩社員と話てもらうなどをしても効果的です。
面接で自社をPRするポイント
社長の考え方、経営方針、ビジョンを伝える
中小企業の最大の武器は社長と気軽に話せることです。 面接の時に社長と話して「社長に惹かれて、入社を決めた」という事例も多くあります。 社長の考え、経営方針、ビジョンなどを熱く語り、求職者を口説いてください。
参考記事:【中小企業】社長の情熱が採用を成功させる
求職者の不安を取り除く要因を伝える
求職者は不安を抱えています。特に転職の際は、この企業で本当にやっていけるのか?この企業は将来も存在しているのか?一生を捧げられる企業なのか?など、常に不安を抱えています。
不安の内容は求職者によってことなるため、面接の時に「何に不安を抱えているのか」を直接聞き、正直に答えることが大切です。 求職者が気にしている内容としては、
- 会社の人とうまくやっていけるか
- 企業が安定しているのか
- 将来給料はどれくらいあがるのか
などです。これらの内容については事前に回答を用意しておくことをオススメします。内容に魅力を感じていただければ、採用はうまくいきます。
どんな役割を期待しているか明確に伝える
人は「求められている」ことに対して嬉しく感じます。 大企業では条件だけを見て採用が進みますが、中小企業では「あなたに来てほしい」という情熱を社長が求職者にぶつけることができます。「今の会社がこうで、将来成長するためには君の力が必要なんだ」と言われたら、考えは揺らぎます。
まとめ
採用を成功させるためには、面接でいかに相手を見極め、説得できるかがカギになります。 入社後、すぐに退職されては意味がありません。マッチング精度を高めるための面接を心がけてください。