新しくなったサーチコンソールを使ってみる
テクノポートの渡部です。1月末から2月の始めにかけて私宛てに大量のメールが届きました。それはもう何十通も。
「http://〇〇〇〇.co.jp向けの新しい Search Console のご紹介」
※Webサイトの運営に携わる会社の数が多いので、その数だけ届きました。
Webサイトのgoogleアナリティクスでのキーワードがほとんど取れなくなった今、Webサイトへのアクセスキーワードを知る重要なツールであるサーチコンソールのUI(ユーザーインターフェース)が変わったのでお試し下さい。というgoogleからのメールです。
何がどう変わったのか?少しですが使ってみましたので、ご参照ください。
※サーチコンソールって何?という方はこちらをご確認ください。
この記事の目次
使ってみた感想
グラフがこれまでよりも見やすい
※例として弊社(http://www.techport.co.jp/)の画面です。
これが新しいサーチコンソールのグラフ画面。色が寒色系にまとめられ、グラフと凡例の位置が近く、非常に見やすくなっています。これまではデフォルトが過去1週間のデータになっていましたが、新しい方は過去3ヵ月がデフォルトになっています。
過去のデータが3ヵ月から無期限に
これまでサーチコンソールでデータが取れる期間は、データを取得する日から過去90日がMAXでしたが、新しいサーチコンソールではその期限が無期限になりました。これまでデータとして保管しておくには定期的にデータを出力しておくしかありませんでしたが、今回から好きな期間でのレポートを見ることが出来るようになりました。個人的には今回の変更でも最も大きな点だと思います。
フィルタが使いやすい。検索順位でもフィルタがかけられるように
これまで、掲載順位がかなり下の方でもキーワードが表示され、クリック数は0でも表示回数があればレポートに表示されるというのがありました。そのおかげで「ほんとにこのキーワードで検索されて表示されたの?」というデータもあったかと思います。新しいサーチコンソールでは、掲載順位○○位以上というフィルタがかけられるようになり、より精度の高いキーワードの抽出が可能になりました。
フィルタをかけるにはキーワードの一番上の赤い矢印で印をしたところからできます。
改善の期待
全体的に使いやすくはなっていますが、少し改善して欲しい点も。キーワード一覧をCSVで出力しようとしたら
見事に文字化け。これは現在のサーチコンソールでも起こっている現象なので、データで出力するとしたらgoogleのスプレッドシートに出力するしかありません。今後の改善を期待したいところです。
これからについて
機能が多くてとっつきにくいイメージのあったサーチコンソールですが、新しいサーチコンソールではよく使う機能が目につくように配置され、アクセスしやすく、データ等も非常に見やすくなっています。
現在は変換期なので、新しいサーチコンソールへの機能追加などはこれからだと思います。先述しましたが、何よりも期間が無期限になったのが一番の変更点だと思います。皆様もこれを機に導入してはいかがでしょうか?
Webサイト運営に関してまとめた記事もありますので、こちらもご参照下さい。