メーカー様(発注者様)の外注探しなら「モノマド」
前回の記事では新しいサービス「モノマド」についてご紹介しました。今回はその「モノマド」がメーカー側(発注者)にとってどのように役立つのかをご説明します。「モノマド」の概要は前回の記事をご覧ください。前回の記事はこちら
この記事の目次
理想とする受発注を考える
理想の受発注をシンプルに考えると、外注したい加工内容に対し、本当にその加工を得意とする会社にスムーズに発注できることだと考えています。その加工を得意としている会社はノウハウやそれに適した設備を保有しているため、安くて、早くて、良い品質のものを作ることができる可能性があります。受注側としても、不得意な仕事を無理して受注して機械を稼働させるよりも、得意とする加工に専念した方がより多くの利益を生み出せるはずです。では実際のところ、発注者が得意な会社に仕事を頼めているかというと、そうではないケースは多く存在します。古くから続く発注の流れを変えられなかったり、発注者が新しい発注先を探す時間がなかったり、取りまとめるのが面倒臭いからと商社に丸投げしたりするなど様々です。もちろん商社に丸ごと頼むことで取りまとめをしてもらえるなどのメリットもあるため一概に悪いとは言えませんが。
発注者が外注探しをする際の問題点
知識の不足
必要以上に精度を求めるケースや、加工が困難な形状の図面がそのまま受注側に来るケースが以前より増えたそうです。発注者側で検図が出来ていないことが考えられます。検図の目的は二つあると思います。「図面の書き方が正しいかどうか」と「設計的に問題がないか」です。前者についてはクリアしていても、後者に関しては精査できていないケースがあります。公差やR、Cなど細かい値の良し悪しが判断できず、結果として加工を厳しくせざるを得ないなどの問題も出てきます。本来であれば設計者と製造者が密に打ち合わせ、精度とコストについて設計者に理解して貰わなければなりません。しかし、設計、生産管理、購買と担当が細分化している現代では、設計者と製造者が直接話す機会も減り、設計者の加工知識が不足しているという問題があります。
情報の不足
先程の知識不足につながる部分もありますが、ネットワークやツテがない方が発注担当者になることも増えてきているため、「どの会社がどのような加工を得意としているかわからない」というお話をよく聞きます。今のようなネット社会ならネットで調べれば様々な情報を得ることができますが、判断するための知識が不足しているため、ネットの情報だけでは判断できないという問題があります。
時間の不足
発注者が設計・開発者の場合にはスピードを優先することもあり、じっくり新しい発注先を探す時間がとれないという方が多いのが現状です。もちろん、試作・開発品にはスピードだけでなく品質も求められるためリスクをおかしてまで新しい発注先に頼むよりも、もともと頼んでいるところに頼むケースがほとんどですが、それでも新しい発注先を探すケースはあります。
「モノマド」で解決
上記3つの問題を解決することに役立つことができればと考えています。
知識の不足
一番の理想は「モノマド」自体で検図をできるくらいの知識レベルを持ち、加工の相談役的な立場になることです。しかし、そうなるためにはかなりの時間を要するため、まずは「モノマド」が加工業者からヒアリングした結果を、発注者側にフィードバックし、加工上の問題点、価格的な相場、工法転換の提案などをお伝えすることで、図面上に何かしらの問題があった場合にも次につながる情報を提供したいと考えています。
情報の不足
「モノマド」ではWebでの検索だけでなく、1000社を超える製造業ネットワークがあります。また、加工業者へヒアリングを行うことで、得意な加工領域の情報収集を行っています。それにより、最適な加工業者を紹介する窓口としての機能を果たします。
時間の不足
上記のような情報を活かした上で、現状の加工業者の稼働状況の確認を行い、積極的に受注したいと考えている加工業者を中心に紹介します。「モノマド」が探索の代行を行うことで自分で時間を割いて探索する手間と時間を省くことができます。
以上のような取り組みにて積極的に加工業者をご紹介していきますので、外注先をお探しの企業様がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。