「板金加工」の検索結果が大阪と東京では違うのかやってみた

こんにちは、ものづくり経革広場の渡部です。

皆さんは、外出先で「お昼どこで食べよ―かな?」と思ったときに、スマホで「ランチ ○○(地名)」等のキーワードで検索したことはありませんか?そうすると食べログも検索結果に出てきますが、googleが地図付きでお店を紹介してくれたという経験があるかたもいらっしゃるかと思います。

googleの検索エンジンはすさまじいスピードで進化しており、検索されたキーワードから本当に必要な情報が出てきます。キーワードだけでなく、実は「どこで検索されたか?」というパラメータからも検索結果が違うようになってきています。

【執筆者紹介】渡部 仁志
この記事の執筆者
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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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ローカル検索

いわゆる「ベニスアップデート」と言われるgoogleの検索エンジンのアップデートにより、「ローカル検索」というのが実装されました。

ベニスアップデートとは

ベニスアップデートとは、地域依存性の高い一般キーワード(弁護士、病院、宅配弁当、水族館、レストラン、カフェ、バー、映画館、クリーニングなど)で検索した時に、ウェブ検索結果をユーザーの検索場所に基づいてローカライズするアルゴリズムの変更だ。例えばユーザーが東京都渋谷区内で「水族館」と検索すると、ウェブ検索結果にはいくつかの渋谷区周辺の水族館へのリンクが含まれる。しかし愛知県名古屋市から同じく「水族館」と検索すると、今度は名古屋市周辺の水族館へのリンクが含まれる。このように、検索ユーザーの現在地(検索した場所)に関連するように検索結果をパーソナライズするのがベニスアップデートだ。

引用:http://ascii.jp/elem/000/000/963/963702/

単純にいうと「どこで」検索されたかによって検索結果が変わるというものです。試しにお持ちのスマホで「ラーメン」と検索してみてください。今いる場所から近いラーメン店の情報が出てきませんか?これが「ローカル検索」というものです。

では、「地域依存性の高いキーワード」に加工業者を探す場合のキーワードは入るのでしょうか?

「板金加工」というキーワードで大阪と東京で検索

試しに大阪と東京で「板金加工」というキーワードで検索してみましょう。それ以外の地域の人は下記の検索結果と比べてみてください。

東京

地図には東京の地図が、検索結果には弊社で制作をさせて頂いた共栄精機が検索結果3位に出ています。株式会社ウシオと太陽パーツ株式会社は大阪の会社ですが、東京の会社も10位に表示されています。求人情報も東京のものになっています。

大阪

キーワードは同じなのに、検索結果の順位が全く違います。同じ会社もありますが、東京で検索結果3位だった共栄精機の名前はなく、東條製作所や桑田板金製作所などの大阪の会社が1ページ目に出てきています。地図も大阪の地図が出ています。

SEO対策

検索した場所によって順位がこれだけ違うのだとしたら、検索エンジンへの対策はどうしたらいいのでしょうか?検索結果を見る限り、東京でも大阪でも検索結果に出ている会社もありますので、狙うキーワードでの対策ももちろん必要です。ただ、この結果を見る限り東京の会社が大阪地域で検索結果に引っかかるようにするには、かなりの対策が必要になってくるでしょう。全国から問い合わせが来るようにと、全ての県のテキストを入力しただけではかなり難しいでしょう。その地方のお客様を開拓したいのであれば、専用コンテンツの作成などを考えなくてはいけません。

 

googleの検索アルゴリズムは、検索キーワードだけでなく、様々な要素が絡んで表示されています。今回は地域の話でしたが、これまでの検索からの訪問履歴からも変わってきますし、これからはそれらのビックデータから性別や年齢もプロファイルされ、同じ場所、同じキーワードで検索をしても、「誰が検索したか」によって検索結果が変わるとも言われています。

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