ものづくりコミュニティ・MAKERSLINKにも春の訪れ、か?

こんにちは! 会いに行ける町工場社長、栗原です!

もうすぐ春ですね~。この季節が来るとキャンディーズが頭の中をリフレインします。え? 知らないのかあ~。1970年代に青春時代過ごしたお父さんに聞いてみてください!きっと頬(もしくは額)をほんのり桜色にして話してくれますよ~。

【執筆者紹介】栗原 稔
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栗原 稔
会社名:株式会社栗原精機/合同会社メイカーズリンク
役職:代表取締役/代表社員
執筆テーマ:コミュニティが創る、新しいものづくり・製造業の未来
【経歴】
医療機器メーカーで設計製造部門に従事したのち、家業である金属加切削加工業の株式会社栗原精機に入社。平成15年に代表取締役社長に就任。製造業のプロから趣味のハンドメイド作家まで、ものづくりに興味関心のある人たちが集う「ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK」を主宰する。
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「えんにち」

そんなわけで、まずは、町工場にも春が来た! とばかりに開催された「えんにち」の報告です。

3月4日(土)、場所は板金、金型製作の株式会社ニットーさんの駐車場。と言ったって、さすがはヨコハマですよ! 目の前はヨットハーバーにショッピングモール。まあ、なんて素敵なロケーション! ここに、各地から町工場が集まって、まさしく「えんにち」をやっちゃいました。なにはともあれ、写真をご覧ください。

「桜」のお題に沿って、各社が趣向を凝らした製品、商品を持ち寄って、体験あり販売ありの素敵な催しとなりました。出展者も来場のお客さんも笑顔笑顔! 私も普段ありえない経験ができて、ほんと楽しかったです。

 

こちらが、えんにち実行委員長の羽田詩織さん。なにしろ、彼女の野望が実現したのがこの「えんにち」っていうわけで、今後は全国あちこちで開催したいっていう夢も持っているそうです。いやあ、たぶんきっと、実現していくでしょう!もちろん、うちの地元、埼玉でも(?)

当日の様子は、下記でたっぷりご覧いただけるので、ぜひ!

なお、次回は、夏!とのこと、また楽しみです!

「コミュニティーを制する者が事業を制する時代」

前置きが長くなりましたが、本日の本題です。

数日前ですが、いつものように何気なくフェイスブックのタイムラインをながめていると「コミュニティーを制する者が事業を制する時代」というタイトルが目に留まりました。

おお!これは!

池袋、上野などでレンタルオフィス(実は私も隠れ家として使わせてもらっている)を展開する会社の経営者であり、最近では「ストックビジネスの教科書」という本を出されるなどしている、大竹啓裕さんのブログに書かれた記事だったんですが、この中で、実例として、実際のカフェをコミュニティカフェとして再生された例を上げて、コミュニティが持つ力について説いていらっしゃいます。

詳しくは、下記より本文をお読みいただきたいと思います。

http://otaketakahiro.com/archives/2104

私自身も、ネット上での活動とはいえ、コミュニティの主宰を名乗っている身。しかも、その規模がだんだんと大きくなってきていて、今後の展開を模索しているという状況にあります。展示会共同出展や物販のイベントを企画したり、ものづくりサポートを事業化する計画も持っているわけですが、そのどれもが、コミュニティから派生し、将来、ビジネスとして成り立っていくという考え方なんですよね。

前置きに書いた「えんにち」も羽田さんを中心にコミュニティ的なところからイベント開催を実現していますし、あの「全日本製造業コマ大戦」だって、やっぱりそのようなカタチだと思うんです。そのほかにも、例えば地域のコミュニティから生まれたものとしては、東京大田区の下町ボブスレーや東大阪のまいど一号など、ほんとにたくさんあります。

今の時代、特にものづくりの世界では、一企業の努力に加えて、様々な技術、ノウハウ、経験などを持った企業や大学などによる「連携」が重要だと言われて久しいです。連携=コミュニティとは言い切れないかもしれませんが、ひとつの大きな可能性を持っているのがコミュニティではないでしょうか。

私自身は、MAKERSLINKを通じていろいろな人たちと連携していこうと思っていますし、MAKERSLINKとほかのコミュニティとのつながりも作っていきたいと思っています。その相乗効果がより大きな波を起こす、そんな予感を持っています。

大竹啓裕さんのブログには、次のようにまとめがされています。

  • コミュニティで利益を得ず、イベントで利益を得よ
  • 運営は15人までがファーストステージ
  • 単なる規模拡大はリスク、マイノリティー感を維持せよ

すごく参考になる教えです!とくに、最初の「コミュニティで利益を得ず」と最後の「マイノリティー感を維持せよ」にはめちゃめちゃ共感しますね~

ということで、ここのところ続けてテーマとしてきた「MAKERSLINKはどこへ向かうのか」について、とっても大事なヒントをいただいた、というお話でした。

さて、最後にまた告知です。

以前からお伝えしていますが、MAKERSLINKでは、6月、東京ビッグサイトで開催の機械要素技術展に出展いたします。共同出展枠は残りわずかとなっていますので、ご興味のある方はお急ぎご連絡を! また、同展では、MAKERSLINK公式パンフレットの配布を予定しています。こちらには協賛広告の募集もございますので、合わせてご案内いたします。詳しくは、ホームページフェイスブックをご覧ください。

最後の最後に予告!

来月のこのブログ記事は「ねじなめんなよ」でおなじみの浅井製作所、浅井社長さんと、私、栗原とで繰り広げる「町工場ぶっちゃけ対談」をお送りします!お楽しみに!

この記事の執筆者
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栗原 稔
会社名:株式会社栗原精機/合同会社メイカーズリンク
役職:代表取締役/代表社員
執筆テーマ:コミュニティが創る、新しいものづくり・製造業の未来
【経歴】
医療機器メーカーで設計製造部門に従事したのち、家業である金属加切削加工業の株式会社栗原精機に入社。平成15年に代表取締役社長に就任。製造業のプロから趣味のハンドメイド作家まで、ものづくりに興味関心のある人たちが集う「ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK」を主宰する。
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