Googleサーチコンソールって何?何に使うの?

こんにちは。ものづくり経革広場の渡部です。

前回のブログでGoogleアナリティクスでキーワードが取りづらくなってきたという事はお伝えしましたが、その対処法の一つとして、

Googleサーチコンソールを利用する

と書かせて頂きました。その中で概要について、少しだけご紹介しましたが、

「Googleサーチコンソールって何だ?」

って思った方もいたかもしれません。今回はそのGoogleサーチコンソールの解説と有効な使い方について解説します。

【執筆者紹介】渡部 仁志
この記事の執筆者
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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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Googleサーチコンソールとは?

Googleが提供しているツールで、サイトの運営をしていく上で、改善の為の指標となるデータを提供してます。大体どんなものかはサイトの動画で、サーチコンソール君が説明してくれます。

以前はWebmastertool(ウェブマスターツール)と呼ばれていたツールなので、サイトのURLは以前の名前が残ってますね。

https://www.google.com/webmasters/tools/

具体的には下記のようなデータを提供してくれます。

  • Google 検索からのクリック数
  • 重大なエラーや問題が発生した場合の通知
  • Google がコンテンツを認識できるかどうかのテスト

Googleと名前がついているだけあって、データは「Googleでの検索結果に関するもの」になりますが、日本でも利用者の半数以上がGoogleになっており、シェアも拡大中。更にYahooも検索エンジンの中身はGoogleと同じものとなっていますので、ここを抑えておくことの重要性は高いです。

導入の仕方

Googleのアカウントを持っていれば、サイトにアクセスして「プロパティを追加」という上記のキャプチャーの画面が出てきますので、自社のホームページのURLを入れてEnterを押します。

すると所有権を確認する方法が出てきます。

オススメの方法でGoogleアナリティクスが出てくれば、それで所有権の確認ができるはずです。ただ、出てこない、又は、出てきたけど所有権の確認ができない場合もあると思います。

うまく出来ない場合はホームページを制作してくれた方へ相談してみましょう。

慣れている人なら数分で終わる作業ですので、心優しい制作会社であれば、すぐに対応してくれるはずです。すでに導入している場合もありますので、その時は権限を追加してくれるはずです。

ご自身で作られて相談する方がいらっしゃらないようであれば、弊社でもご相談受け付けています。

いっそのこときっぱり諦めてしまうのも一つの手です。今後ホームページを外注する場合に導入してもらおうと、頭の隅っこにでも置いといていただければ幸いです。

主要な使い方3つ

導入が完了した方、おめでとうございます。様々な有益な情報を提供してくれるサーチコンソールですが、残念ながら専門的な使い方が多すぎて、マスターするにはかなりの知識が必要になります。

なので重要な使い方を3つだけ。

1、検索アナリティクスで自社への検索キーワードを知る

「検索トラフィック」→「検索アナリティクスをクリック」します。そうすると自社ホームページに関係するキーワードが出てくるかと思いますので、そこから自社ホームページへのアクセスのキーワードを調べます。

初期ではクリック数しか出ていませんが、表示回数やCTR(クリック率)、掲載順位にもチェックを入れれば、おおよそ自社ホームページへのアクセスキーワードは予想できます。

中でも表示回数が多いのに、クリック数が少ない(CTRが低い)ものがありましたら、検索結果に出るタイトルをクリックされやすい様なタイトルに変更するなどの更新が必要になるかと思います。

2、Googleからのお知らせを受け取る

被リンクの異常、サイトの構造上の問題など、登録してあるサイトに関して、問題がある場合は、Googleアカウントのメールアドレス宛に、Googleからお知らせが届きます。

あくまでも機械的な判断ですが、検索エンジンも機械的に結果が表示されていると考えれば、これは非常に大切なお知らせです。重要な問題がある場合は早急に対処しましょう。

3、サイトマップの送信

サイトマップの送信とは、簡単にいうと

「Googleさん、このサイトには全部でこれだけのページがあるので、検索結果に表示されるようにして下さい。」ってお願いすることです。

厳密には、サイトマップフォルダを作成、アップロード等する必要があります。しかしサーチコンソールの機能の「Fetch as Google」であれば、クリックだけでサイトマップの送信も可能になります。

まずはクロール→Fetch as Googleと進みます。

自社サイトのURLが出てきますので、何も入力せずに「取得」ボタンをクリックします。

余裕があれば、PCだけじゃなくてスマートフォン用もしておきましょう。取得が完了すると下記のような画面が出てきます。

あとはインデックス登録をリクエストをクリックすれば下記2つから送信方法の選択が出てくるので、TOPページからリンクされているすべてのページを登録してもらえる様に「この URL と直接リンクをクロールする」を選びます。月の制限が10回までとなっていますが、スマートフォンと合わせても2回で済むので問題ありません。「私はロボットではありません」にチェックを入れるのも忘れずに。

これでGoogleはあなたのホームページをしっかりと認識してくれるようになります。ただ、認識されているからといって、検索順位が上がるわけではないのでご注意を。

 

いかがだったでしょうか?あくまでもアナリティクスのサブ的なツールで、弊社のようなホームページ制作会社向けのツールですので、上記の主要な使い方だけでも使っていただければ幸いです。

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渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課 課長、モノカク 編集長、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
ホームページの制作ディレクションなど、コンテンツ制作の仕事を担う。上級ウェブ解析士の資格を活かし、アクセス解析からクライアントのホームページの改善も得意とし、このモノカクの編集長も兼ねる。
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