AIによる「人口翻訳」と「言語の壁」の消失

このブログは「日本で生産(つく)って海外に販売(うる)!」を目指して、実践と情報を発信することで、国内で「ものづくり」を続ける中小製造業の海外販路開拓を応援します!

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に材料を販売しようと考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

特に本章では「加工技術」を売り込むには?というテーマでコラムを書かせていただいています。

人工知能と言葉の壁について

最近人工知能関連の本を読み漁っていて、ロボットに興味があった子供のころのように目をキラキラ輝かしているのです。まあ実際は毎日お酒を飲んで真っ赤な眼をしているのですが(笑)

今回のコラムは「人口知能が言葉の壁をなくしてしまうのでは!」というお話です。

近年では英語がブームらしくて、国際化に乗り遅れまいと、猫も杓子も老若男女みんな英語を勉強していますね。私もスカイプ英会話とフィリピンパブでずいぶん英語を学習しました。この先どうやらその努力もむなしくいことになりそうです、人工知能の進歩が言葉の壁をなくしてしまうというのです。

10年くらい前だったかな、少しでも楽をしようと、ソースネクストの翻訳ソフトなんて使ったことがありますが、翻訳の精度が悪くてクスッと笑えるような翻訳がある意味楽しくもありましたが、全く使い物にならない一品でした。

そして数年前から著しい進化を遂げているのがGoogle翻訳です。もちろん自分も毎日お世話になっています。ブラウザの一番目立つところにGoogle翻訳ページのブックマークタブを置いていて、英単語辞典のように使っているのですが、これが年々翻訳精度がよくなっているのです。数年前までは二ヤッて笑えるような翻訳が多かったのですが、最近ではずいぶんと翻訳の精度がよくなっているなと改めて感じました。

これには人工知能が深く関係しているらしく、自分を含めて多くの人がGoogle翻訳を使えば使うほど、Google翻訳の中の人の頭がよくなっていくらしいのです。

たとえば「見積りを送ります!」なんて文章をメールで相手に送ろうと翻訳した場合、EstimateなのかQuotationどちらを使えばいいか迷うよね、自分もよくわかんないけどカジュアルな見積もりの場合はQuotationをよく使って、高額なお見積りにはEstimateをよく使う感じですが、どうやらGoogle翻訳の中の人は前後の文面から適正に選択するらしいのです...ほんとかよ!って思いますね。

Googleの翻訳結果って、複数の候補が表示され、正しいと思うものをポチッと選択しますが、それらの積み重ねが蓄積されつつ、適切ではない結果も成長の糧として、止まることなく人工知能が進化していくのです!

じゃあ行きつくところは?って少し不安になるよね、近い将来に人間様より利口になるのは確実で、自分たちは英語の勉強をする必要なんて意味がなくなります。だって自分で翻訳するより精度がいいのだから...だから私たちがすべきことは、ツールとしてのGoogle翻訳を効率よくビジネスで利用することが大切だということです。

電子レンジの温まる仕組みなんてどうでもよくて、結果としてお弁当が温まればいいのと同じで、翻訳だって自分が出来る必要なんて無いのです。国際ビジネスにおいて、僕たちは提案や説明の原稿が作ることに98%の情熱と力を使って、翻訳なんて所詮作業なので2%程度でOKとのことです。

人工知能によって多くの職が無くなるという話をよく聞きますが、自動翻訳の進化を目のあたりにすると翻訳を職業にしている人はただ事ではないかもね。

さいごに

今回のコラムは思ったことをだらだら書いた感じですが、人工知能は国際間取引世界に、言葉の問題で参入していなかったプレイヤーが、Google翻訳の進化とともに押し寄せてくるかもしれませんね、そうなれば海外進出がもっと面白くなってくると思いますね、今週もお付き合いありがとうございます。

次回もよろしくお願いいたします。

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

この記事の執筆者
岡 正俊

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