【初心者でも簡単】ホームページを自作するツール4選。そのメリットとデメリット

【執筆者紹介】渡部 仁志
この記事の執筆者
渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
2013年入社。
ホームページ制作ディレクションやWeb解析の仕事に従事。上級ウェブ解析士の資格を持ち、GA4の活用方法について幅広い知見を持つ。
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こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページの制作を行う際に弊社の様な制作会社に依頼するケースもあれば、自作する場合もあります。以前はホームページをいざ自作する時に使用するソフトといえば、「ホームページビルダー」が有名でしたが、今ではもっと簡単で、しかも専門の知識が無くても制作する方法がたくさん出てきています。

今回はこれから自作する方に向けてホームページを自作するツールのご紹介いたします。

自作するメリット・デメリット

まずは、ホームページを自作するメリット・デメリットについて。自作をすれば「費用がほとんどかからない」ことがメリットなのは言うまでもないですが、他にも考えてみました。

メリット

  • 初期費用がほとんどかからない
  • 更新にも費用がかからない
  • いつでも自由にコンテンツの更新ができる
  • 制作の知識がつくので、外注に出すときに失敗しにくい

デメリット

  • 手間がかかる
  • SEOの知識が無いと集客がうまくいかない
  • カスタマイズに知識が必要(HTMLやCSS等)
  • デザインが素人っぽくなる

ホームページ作りに関して知識を持っている従業員がいて、デメリットの部分を少しずつ埋めていくことが可能であれば、ホームページの自作を考えてみてもいいかもしれません。

ただ、自作する際にゼロからHTMLの知識を身につけてとなると、膨大な時間と手間が必要になってしまいます。そこで「ホームページビルダー」のようなホームページを作るためのツールを使う事を想定して、代表的なものをいくつか取り上げます。

WordPress

wp_logo

公式URL:https://ja.wordpress.com/

WordPress(ワードプレス)は世界で圧倒的なシェアを誇る無料のブログソフトです。

自由度が高く、どんなホームページでも作成可能ですが、HTMLやCSSの基本知識が必要となります。ある程度のITリテラシーが必要となってくるので、ホームページ制作に関してまったくの初心者で、これから一から作る方には向かないと言えるかもしれません。ただ、マスターすればプロ顔負けのホームページの制作ができます。

ただ、安心してください。通常WordPressでホームページを制作する場合、「テーマ」と言って、ある程度出来上がったデザインを当てはめて作ることがほとんどです。無料で利用できるものもあれば、有料で購入するものもあります。

これは個人的な意見にはなりますが、WordPressでホームページを制作する場合には多少お金がかかったとしても有料のテーマを購入することをおススメします。そうすることで、デザインもプロがデザインしたものを利用できますし、HTML等の知識が無くても編集できるような仕組みを作ってくれています。

それでも細かいところのカスタマイズに関しては、専門知識が必要になることもありますので、途中で断念しない事をお祈りします。

メリット

  • ブログのような感覚で、簡単にページの作成・更新ができる
  • プラグイン(機能を拡張するためのプログラム)が豊富にある
  • HTMLやCSSのスキルがあればホームページのデザインや機能のカスタマイズが自由に行える
  • 有料テーマを使用すれば、デザインも外注の場合に引けを取らないものができる

デメリット

  • 細かいカスタマイズには専門知識が必要
  • SEO対策を自分で行わなければならない
  • 自社のサーバーの仕様によってはサーバーの契約を変更する必要がある

Jimdo

Jimdo

公式URL:https://jp.jimdo.com/

Jimdo(ジンドゥー)の開発会社はドイツのハンブルグに拠点をもつスタートアップ企業です。無料で簡単にホームページを作ることができるので、あまりコストをかけられない中小企業には便利です。先述したWordPressと比較すると、より簡単にホームページを作ることができるので初心者でも運用できます。開発会社は海外の会社ですが、日本国内においては、KDDIウェブコミュニケーションズと組んで中小企業向けのホームページ構築事業に取り組んでいるので、日本語でのサポートの体制も整っています。

また、無料で使用できるテンプレートも多数揃っているので、デザインもある程度のカスタムは可能です。

無料で使えるサービスですが、無料版だと広告が出てしまったり、独自ドメインが使えなかったりと制約が多いので、自社オリジナルのものとなると、有料版を利用することになります。

メリット

  • ソフトのインストールやサーバーの準備をしなくても利用できる
  • デザイン性の高いテンプレートが豊富にある
  • 機能は限られるが無料版もある

デメリット

  • 無料版では広告が出る(有料版では非表示)
  • SEOに弱く、上位表示が難しい
  • 無料版は独自ドメインが使用できない
  • データのバックアップ機能がない

ペライチ

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公式URL:https://peraichi.com/

ペライチはランディングページ作成に特化したホームページ制作サービスで、日本のベンチャー企業が運営しています。ランディングページとは、1ページに多くの情報を詰め込み、集客から問合せまで、すべてを完結させるようなページです。

無料で利用できるテンプレートの中には、工場向けのテンプレートもありますので、こちらも検討してみてはいかがでしょうか?

工場向けテンプレートはこちら

メリット

  • 名刺代わりのホームページとして最適
  • 初心者でも簡単に作成できる
  • ランディングページに特化
  • 工場向けテンプレートがある

デメリット

  • 無料版では1ページしか作成できない
  • 編集画面が重い
  • 柔軟性が低い
  • 閲覧回数の制限がある

WIX

wix-logo

公式URL:https://ja.wix.com/

WIX(ウィックス)はイスラエルの企業によるホームページ制作サービスです。HTMLやCSSを使わず、マウスの操作だけで簡単にホームページを作ることができます。こちらも無料で利用できるテンプレートが多数用意されています。

メリット

  • おしゃれなテンプレートが豊富にある
  • プログラミングの知識が要らない

デメリット

  • 電話サポートがない
  • 無料版ではホームページ上にWIXの広告が表示される
  • 日本語対応が不十分
  • 選択したテンプレートによってはメニューの増設や長文の配置ができない

この他にも多くのホームページ作成サービスやソフトがあります。無料のものもありますが、機能が限られていたり、無料版には広告が表示されたりと、どうしても一部料金がかかってしまうものが多いです。ただ、外注で制作するよりは、少額で始められますので、「コストはかけたくないけど、自社のホームページは持っておきたい」という方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

各サービスにはそれぞれ特徴があり、自作する目的や予算に合わせてサービスを選定してください。そのサービスを使ったことのある人がいれば、その人に話を聞いてみるのもいいと思います。

ただ、自作の場合はどうしても手間がかかりますので、継続して運営していく気持ちを忘れないようにして下さい。制作に手間がかかりすぎて結局公開まで辿り着かない、公開はしたものの、継続した運営ができないという時には、弊社のような制作会社にご相談頂ければと思います。自社で制作、運営したホームページの経験談や失敗談をお話いただければ、より良いホームページの企画をすることができます。

皆様の自作ホームページがうまくいくことを陰ながら願っております。

この記事の執筆者
渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
2013年入社。
ホームページ制作ディレクションやWeb解析の仕事に従事。上級ウェブ解析士の資格を持ち、GA4の活用方法について幅広い知見を持つ。
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