ものづくりコミュニティ、その先の未来ヘ
こんにちは!ものづくりコミュニティ・MAKERSLINKの栗原です。
おかげさまで、フェイスブックグループのメンバーがぐんぐんと増えていまして、ついに700人を超えました。とくに最近は展示会やイベントなどで、メンバーの皆さんと直接お目にかかる機会も増え、つながりがアメーバ式に広がっております。初めてお会いする人でも、自分のことを知っていてくださるというのは、本当にありがたく思いますね~。なにぶん、人見知り、話べた、シャイなおじさんですので(ほんとですよ~)
さてさて、そんな広がりを見せているコミュニティなんですが、ただネット上のおしゃべりや情報交換にとどまらず、いろんなことをやっていきたいと思っています。もちろん展示会出展などはその一環ですが、まだまだ、多方面に可能性があるんじゃなかろうかと…
Webクラウド版見積ネットワークサービス
で、そんな流れの中で、今回、ご紹介するのは「Webクラウド版見積ネットワークサービス」といううたい文句で、株式会社NVTがリリースした「 TerminalQ 」というサービスです。
私も含め町工場の社長は、現場作業から営業、経理、事務、下手すりゃ電話応対までマルチに仕事をしていて、日常的に時間に追われっぱなしの生活を送っているのですが、見積もり業務っていうのが、実はやっかい者。いや、そんなこと言っては、大事なお客様から怒られてしまいますが、一日の仕事終わり、見積もり依頼の分厚い図面の束を目の前にして、ため息つくなんてこと、ほんとに多いんです。
誰か、この見積もり、やっつけてくれ!と心の中で叫んだ社長さん、きっとたくさんいますよ。
で、そんな声に応えたのが、この「 TerminalQ 」なんです。
使い方
操作はいたって簡単で、サイトにログインしたら、PDFなどの図面データをアップロード、画面のガイドに沿って仕様や加工方法を指定していくだけです。ある程度の加工と図面の知識があれば、社長本人でなくても入力作業まではできちゃいます。入力が完了してしまえば、システムにあらかじめ設定してある指数に基づいて金額がはじき出され、見積もりは完成です。
やっとここから社長の出番。図面ごとに算出された単価に問題がなければ、承認をクリック!で終わり。もし、この値段じゃ…と思ったときは、ちょいとさじ加減を加えることももちろんできます。最後は、ちゃんと担当者のハンコも押された見積書が印刷できて、あとはお客様に送るだけ!
無限の可能性を秘めたシステム
しかし、しかし、MAKERSLINK的にこのサービスをプッシュする理由は、見積もり作業の軽減というところだけではないんです!
実は、Webクラウド版というところに、無限の可能性があると確信しています。TerminalQ の利用者が増えれば増えるだけ、膨大な「加工情報」が蓄積されていくんですよね。これがいわゆるビッグデータにまで成長したとき、我々、下請け町工場の結集が図れると考えています。この情報共有こそが、海外企業との価格競争や大手企業からの無慈悲なコストダウン要求と対抗しうる、将来の日本の町工場の最強ツールとなると考えています。
システムを運営する株式会社NVTの名取社長は、もともと月井精密というマシニングセンターを中心に金属加工業を営んでいて、自身の経験を基に開発に乗り出したという経緯があります。大手企業の主導ではなく、町工場が自ら、自分にために立ち上げたというところに大きな意味があるんです。
私の描いている夢は、多くの人の集まるコミュニティであるMAKERSLINKと、製造業の必須ツールになるであろうTerminalQ がタッグを組んだとき、最強の製造業ネットワークが出来上がるというものです。
うーん、話が分かりにくいですよね…。興味、関心が沸いてきた方、栗原を見かけたら、ぜひ、直接話を聞いてください。これを広めるために、これからさらに、あちこち出没するつもりでおりますので。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
切削業向け Webクラウド版見積ネットワークサービス 株式会社NVT TerminalQシリーズ