グーグルアナリティクスの読み方(キーワード編)
こんにちは、ものづくり経革広場の渡部です。先日、ホームページの運営において評価基準を設けて置くことが重要と記事をアップしたばかりですが、今回はその測定に必要なグーグルアナリティクスの読み方について、書かせて頂きます。
導入したものの、何を見ていいのかわからないという方の少しでもの道しるべになれば幸いです。
この記事の目次
大前提
グーグルアナリティクスを見る為にはそのタグをホームページに埋め込む必要があります。グーグルのアカウントがあれば誰でも無料で埋め込むことができますので、まだ埋め込んでいない人がいたら、是非導入してみてください。
ただ、導入しても、毎月のアクセスの数字を見て、増えた減ったと一喜一憂しているだけではいけません。先述の効果測定にはアクセスの増減も大事な指標の一つですが、そのアクセスを増やすきっかけとして、自社への検索キーワードから対策を立てることが最も近道です。また、アクセスを十分集められる様になっていたとしても、問い合わせの量、質を上げる為にも検索キーワードを定期的にチェックする習慣をつけましょう。
検索キーワードの見方
まずは検索キーワードの見方ですが、グーグルアナリティクスにログインして、集客→サマリー→Organic Seachと見ていきます。他にもDirectやReferral、Socialがありますが、今回は新規の顧客開拓において最も重要な検索キーワードを見ていきます。
※Direct:直接。ブックマークや、メールの署名などから直接訪問してきたアクセス
※Referral:リンクから。他媒体から自社のホームページへ飛んできたアクセス
※Social:SNSから。facebookやtwitterなどからのアクセス
(not provided)
検索キーワードを見てみるとおそらく検索キーワードの第1位は(not provided)になっていると思います。これはgoogleログインユーザーが暗号化通信をしている為、わかりませんでした、というキーワードです。このキーワードについて、推測する方法はいくつかありますが、今回は分かるものについて対策をしていきましょう。
対策キーワードの絞り方
まずは対策したいキーワードに関係するキーワードをピックアップします。少ない場合もありますが、関係しそうなものを集めていきましょう。その中でキーワードを2つに分類します。
1、直帰率が「低い」キーワード
これらのキーワードに関しては、検索してきたユーザーと、掲載しているコンテンツがマッチしていて、「他のページも詳しく見てみよう」となっている可能性が高いです。問い合わせにも繋がりやすいキーワードになりますので、積極的に増やしていきたい所です。その為にも、類似したコンテンツの追加がオススメです。
また、現在の順位が何位になっているかも、実際に検索してみてると良いです。継続的に調べるには「GRC」というツールがあるので、それはまた別の機会にご説明します。
2、直帰率が「高い」キーワード
直帰率が高いという事は検索してきたユーザーと、掲載しているコンテンツが離れてしまっていて、「あ、自分の求めているコンテンツと違ったな」となっている可能性が高いです。検索キーワードに合ったコンテンツを提供できているか、もう一度内容を精査する必要があります。また、そのページで満足してしまっている事も考えられますので、他の自社の強みなどのページにも回遊してもらえるように、わかりやすくバナーを設置するなどの対策をしていきましょう。
効率の良いコンテンツの増やし方
検索キーワードを見ていくと、意外なキーワードで集客ができているケースが多く見られます。これは市場から求められているキーワードになりますので、自社の事業内容を照らし合わせて、そのコンテンツの事例を増やしたり、ページを新設したりして、そのキーワードに関連したコンテンツを増やすと、新たなアクセスを多く集めやすいです。
ただ、自社の事業内容とかけ離れていたり、アクセスを集めてもあまりメリットにならないと感じたときには、思い切って削除することも検討してください。
グーグルアナリティクスは無料で設置できるツールで非常に多くの情報が得られますが、製造業で言うところの図面と同じで、読み方がわからないと意味がありません。自社のホームページをより良いものにしていく為にも定期的にチェックしていきましょう。