英国の「EU離脱」が日本の製造業に与える影響

このブログは「日本で生産(つく)って海外に販売(うる)!」を目指して、実践と情報を発信することで、国内で「ものづくり」を続ける中小製造業の海外販路開拓を応援します!

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に材料を販売しようと考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

今回はゆるーい雑談です(笑)

英国のEU脱退の話題があまり盛り上がりませんね

最近※6/25では国のEU脱退の話題で興味津々なのですが、ニッポンのマスコミは安倍首相がガリガリ君を経費で買ったとか、ちっぽけな報道のほうが重要みたいです。それを騒ぎたてて喜んでいる国民を見ていると、みんな「欲求不満」がたまってるんだなーっと思ってしまいます。ちゃんと解消した方が健康的だよね。(笑)

みんな気づいていると思うけど、ニッポンのニュースでは国際的な報道をほとんどしないよね。残念ですが日本は情報の鎖国がいまだに続いていて、国境を超えた話題はほとんど報道されません、だからIS、TPP、同性愛、コアな環境問題でマイクロプラスチック汚染など化粧品メーカー的に報道NGだったり、温暖化や宗教、人種差別、マイノリティーなどの話題がニュースで取り上げられることはほとんどなく、それゆえに問題意識がないので普段の会話でも話題にもならないのは残念だなと思います。

だから最近話題の英国のEU離脱に関するニュースなど国際的なニュースは海外のメディアで情報を仕入れたほうが面白いのです。EU問題では自分は中立的に残留、離脱どちらの言い分も、なるほどねって感じで簡単に白黒つけられる問題ではないと考えつつ、でもどちらかというと残ってくれないかなーなんて考えています。

英国って、なんだかんだで重要なのです。

EUに向けて販路開拓をする際に、どこの国に代理店や販売拠点があったら効率がいいと思いますか?って聞かれりゃ、経済規模からドイツか英国だと思います。英国は英語圏っていう強みがあるのが魅力的なのです。会話やメールならドイツ人も英語がほとんど話せるので取引上は問題ありません。でも、規模の大きい会社は英語サイトがあるのに対し、自分たちのような小規模製造業のサイトって、いまだにドイツ語のみのサイトが結構多くて、読めないというのがいただけません。

だから英語圏という理由で、営業所や代理店を英国に構えるケースは多いのです。だから情報も英国に集まってくるため、英国に拠点を置くことでEU全域をカバーできると考える会社もそれなりに多いのです。

EU離脱の影響は?

英国を通してEU各国に販路を広げていくモデルは少し厳しくなるかもしれませんね、EU圏では人や物が自由に移動できましたが、少なくとも脱退後は英国からEU圏へは「輸出」ということになるので関税がかかり、そのためには通関をしなくてはならないため輸送に余計な時間がかかるようになります。

でも自分的には英国はもともと通貨がユーロではないので影響は思ったより少ないのでは?なんて楽観的に考えています。結局のところ英国がEUから脱退してもしなくても、グローバル化の流れは止まらないということです。

大きな変化に対応するためには

情報のスピードが高速化するとともに、ものごとの変化するスピードも速くなっていると感じます。短いスパンで大きな変化が立て続けに起こってくる時代になったときに、生き残るにはどうしたらよいだろうか?なんて話題もよく聞くようになってきましたが、よく言われるのが「分散化」ということですね。

大きい会社なら分社化する、1社の販売先への依存が高いなら販売先の分散、給料だって複数からもらえる形にすることがリスクマネージメントらしいです...言うのは簡単ですが、実行するのはなかなかハードルが高いと思います。でも、心がけておくことは大事ですね、第2のリーマンショックが今後もあると思っといたほうがいいよね。

さいごに

英国のEU離脱のニュースから、いろいろ考えてしまいました。大きな混乱が起きないことを願いつつ、たとえ経済的混乱が起きようとも、選択を間違えず力強く進んでいこう!と静かに決意していたら、いつのまにかこんなコラムを書いてしまったというわけです。

お互い力強く笑いながら進んでいければ最高ですね!

次回もよろしくお願いいたします。

 

 

 

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

 

 

次回もまたよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者
岡 正俊

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