製造業のWebサイトに顔写真を入れる効果

テクノポートの廣常です。今回は製造業のWebサイトに顔写真を入れる効果についてお伝えします。

文字でたくさん説明しても、あまり読まれまない

Nielsen Norman Groupの「How Little Do Users Read?(いかにユーザーは文章を読まないか?)」という記事によると、一般的な読者は1ページにある単語総数の28%しか読まないため、書いてある内容がどんなに素晴らしくても視覚化しなければ十分に内容をユーザーへ伝達できないと分かっています。

なぜかというと、文字だけでは脳が疲れてしまうからです。脳は視覚処理に優れているため、理解しやすい写真や画像を文字より好みます。写真や画像というのは、情報伝達において非常に効率の良いツールです。文字でたくさん説明しても、悲しいことにあまり読まれません。

顔写真を載せることで得られる2つの効果とその理由

顔写真をWebサイトに載せる効果は大きく分けて2つあります。

  1. 企業としての好感度、親しみやすさの向上
  2. 視覚的な印象付けで記憶に残らせることができる

こういった効果をもたらす理由として、特徴的なのが下記の2つです。

1.ザイオンス効果(単純接触効果)

「人間のある対象への好感度は、その対象との接触回数に依存する」

これは1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱しました。

つまり、同じ人やモノに接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果です。最初に聞いたときはそんなに好きではないと感じた歌も、何回も聞くと段々と好きになるような感じです。実際に会う前段階で、Webサイトにて顔写真を数回見てもらうことで、親しみやすさや好感度のアップが期待できます。

2.写真の中で、最も人の目を引く効果があるのは顔写真

製造業のWebサイトでは、BtoCサイトのようなデザイン性や感情面での訴求よりも自社の技術を魅せることに重きが置かれています。そのため、文字や設備・製品の紹介画像などがメインになってくるでしょう。しかし、SNS(facebookやinstagram)でも、風景やモノの写真より人物の写真のほうが目を惹くのではないでしょうか。人間は本能的に、最初に目が行くのは相手の顔だと言われています。

この性質を活かし、文字やモノの画像が多くなる製造業のWebサイトこそ、顔写真をうまく活用してユーザーの目を惹くと良いかもしれません。以上のことから、製造業のWebサイトに顔写真を載せることは非常に有益だとわかります。

顔写真の効果は採用活動にも及ぶ?

写真の掲載により得られるこれら2つの効果は、新規の取引先開拓・問い合わせのハードル低下だけでなく、採用活動にも良い影響を与えられるでしょう。

株式会社ディスコによる「2019年卒 採用ホームページ好感度ランキング」の調査では、以下のような結果が得られました。

  • 企業研究を行う上での有益な情報源:1位「個別企業のホームページ(57.2%)」
  • 企業に関して知りたい情報:1位「実際の仕事内容(83.3%)」2位「社風(67.2%)」

この結果を踏まえると、就活生のニーズに合わせ、仕事内容がイメージできる作業風景の写真や、社内の雰囲気が伝わる代表・従業員同士の写真などを掲載するのは効果的だと考えられます。

では、実際に写真の効果的な使い方に関して見ていきます。

効果的な使い方

トップページやプロフィール写真には顔写真を載せる

顔写真があるものとないものでは注目度がかなり違ってきます。特にトップページに顔写真を載せることで、初めてページを開いた瞬間に印象を残すことができます。

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こんな感じですね。この会社の代表はこの人なのか!と印象づき、記憶に残りやすいです。また、相手の顔がわかると信頼感にもつながります。

技術紹介ページには作業姿や製品を持つ姿の写真を

人間は、相手の目線や指差している方向に自然と目が行く習性があります。

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上の写真を見ていただくと、まず顔に目が行き、次に右側に持っているものに目が行きませんか?

これはこの人の目線に誘導されていることによるものです。作業している姿や製品を持っている姿であれば、もちろん作業内容や製品にまで注意が向きます。よって、作業工程や技術・製品紹介のページでは人物も一緒に写すと効果的です。技術や製品を実際に自社で提供している、という証拠にもなります。

最後に、顔写真を効果的に使用しているWebサイトを紹介します。

顔写真を効果的に使用しているWebサイトの実例

株式会社 蔦木

株式会社 蔦木

こちらのサイトでは複数のページにおいて、社長や従業員の顔写真、作業工程などの写真が多く使われています。実際に働いている方のイメージがわくことから安心感が得られ、親しみやすく記憶にも残るようなWebサイトになっています。

以上を基に、「顔写真などを活用しユーザーに視覚的にも訴えられているか」「親しみやすさや信頼感は得られるか」という視点で一度自社のWebサイトを確認してみるのはいかがでしょうか。

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