BtoB製品開発は魅力的??

製品開発を考える際に、BtoCの商品が多いですが、個人的に興味のあるBtoBの製品開発についてご紹介できればと思います。

自社内の製造工程での課題解決ノウハウを製品化して売り出す

こんな取組みが展示会などを見ていると増えてきています。

BtoCの製品開発は話題性があり、華やかなイメージがあります。幅広い消費者に使ってもらえる可能性があるため、大きな市場があるように感じます。反面、競合が多く、飽和した市場で戦うには企画力とマーケティング力といった別のノウハウが必要になってきます。

BtoBでの製品開発は市場自体は狭いですが、競合が少なく、また個人に比べ製品単価が高いのが特徴だと思います。一般の消費者で何十万を超すものを買うケースはまれですが、企業であれば当たり前のように何百万、何千万の製品でも購入します。

大手さんが作るには市場規模が小さい、でも中小企業さんが狙うなら一つの事業としてやっていけるだけの魅力あるニッチ市場があるはずです。それが出来るのは、この業界に深く携わっている会社でなければ製品化は難しく、他の業界からの参入は難しいと思います。なぜなら、何に困っていて何が欲しいのか、正確なニーズを把握することが難しいからです。

製品を強烈に欲しがっている一人

製品開発において大事なことは、広く浅くではなく、特定のユーザーに強烈に好まれるものの方が良いと言われています。つまり、それを強烈に欲しがっている人がまず一人いることが重要です。自分がユーザーではない分野でそれを見つけるのはなかなか難しいですよね。

私も、自分の携わっている仕事や私生活以外で欲しいもの、「必要なものを考えろ」と言われても、まったく思い浮かびません。逆に、もし、自分がユーザーの立場として強烈に欲しいと感じるものならばそれが一番説得力のあるものになると思います。例えば、家事をやっている主婦の方が、もっと簡単に料理を作るために商品を開発するようなものです。

BtoCならば、特に趣味の領域は成功につながりやすいと思います。バイク・自動車・音楽など自分が好きな領域で本当に欲しいものを作れば、同じように思う人は必ずいるはずだからです。

BtoBで考えると、自社の行っている事業で起こる問題を解決できるものが該当するのではないでしょうか?自社の加工工程での課題を、解決できるノウハウを持っていて、それを製品化してしまおうという流れを良く見かけます。例えば、板金屋さんが自社のバリ取りの課題を解決するために、バリ取り機を作るようなケースです。

下記の会社さんは板金屋さんですが、バリ取り機械を製品開発して販売しています。よく展示会でもお見かけする元気のある会社様です。

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エステーリンク様(http://www.baritoriki.jp/

競合ではなく、顧客として

同じ業界でやっていれば、自社で出てくる課題は間違いなく、他社でも課題になるケースもあるはずです。それを解決できるものを作って同業者さんにも使ってもらうことができれば、競合ではなくなります。同業者だからこそわかる課題は自社の体験談として語ることが出来ます。そこには当然開発ストーリーがあるわけで気持ちが加わります。聞く人にとってもすんなりと同感できるようになり、納得感が出てくるのだと思います。

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そして、販売する立場としても製品に対しての絶対的な自信を持ってオススメが出来るのが非常に良い点だと思います。異分野のものを作ったとしても、本当に需要があるのかどうかわからないものには自信を持って説明出来ないからです。

 

このBtoBの製品開発は個人的にすごく興味のある分野です。昔であれば、自社で編み出した課題解決ノウハウは他社との差別化要因として隠すのが一般的だったと思います。しかし、今ではそれ自体をビジネスにするケースも増えてきています。仕事の取り組み方が従来の延長線上だけではなくなってきていることを感じます。

最近は展示会に訪問するケースが非常に多いので、面白い技術・製品や取り組みをしている企業様などをご紹介していきたいと思います。

それではまた!!

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