「売上に直結しない仕事」が重要な3つの理由

このブログは中小製造業の海外進出のノウハウを発信します。

こんにちは、株式会社日本クロス圧延の岡です。

弊社は小規模な金属材料のメーカーです。国内での流通量が減少する中、海外に販路開拓をするぞ!と考え、自社製品を「R&D Materials」というブランディングをし、そして実際に海外にプロモーションしながら経験したノウハウやダメだったことなどを発信していきます。

私も経験しましたが「海外に進出するぞ!」と気合を入れて、英語版サイトの製作や海外の展示会などに出展しても、思ったより成果が上がらなくてガッカリした経験なんてありませんか?

だけど製品の魅力や強みを分析して、効果的に発信することで反響が全く違うものになります。

そのためのブランディングやプロモーションなど戦略を考え実践しましょう!

熱量

今年も熱く仕事がしたいでので「熱量」というテーマでお話させて頂きます。

私は事業を成功させるためには「熱量」の大きさが大切だと考えています。新規に事業を始めたときって、みんな目がキラキラで熱が大きいので、事業を進めていく推進力が大きいのですが、2年くらいでなにかと冷めたり安定して熱量が少なくなってしまうのです。そうすると推進力が少なくなるので事業の進展が鈍くなってしまいます。

そして最悪は「やーめた」につながってくケースも...

つまり熱量があるうちに成功させるか、または熱量を維持するかの選択しかないと思います、熱い思いを冷ますことなく維持するためにはどうすればいいだろうか?

熱が冷める前に成功できるならいいですが

鳴り物入りで「わー」って感じで事業を始めると、先ほども書きましたが大体2年くらいで熱が冷めてしまうケースが多いように見受けられます。鉄は熱いうちはよく伸びますが、冷めてしまうと硬くなって伸びなくなってしまいます。だいたい2年以内に結果が出せなければ冷めて硬くなってしまうので伸びにくくなってしまうのです。

だから少しでも熱い思いを冷まさないためにはどうすればいいのか考えてみましょう。

そもそも熱量ってなに?

私は新しい事業や物事を成功させるためには熱の蓄積である「熱量」が大切だと考えています。

熱量とは、熱くなって仕事をするという意味じゃなくて冷静でもいいのですが、事業のプロモーションのためにどれだの「作業」をしたかの仕事量の蓄積の単位と考えてください。あくまでも「作業量」であって時間ではありませんよ。

熱量の蓄積には直接的な仕事と間接的な仕事の2種類があります。

製品を売り込むため熱く営業活動をするのは直接的な仕事です。

ブログなどで情報の発信したりFaceBookなどで交流会や製品のファンを増やしていくような活動が間接的な仕事です。

短期決戦を考えると直接的な仕事に比重が偏ってしまいがちになりますが、一見無駄だと思わるるような間接的な仕事量もとても重要なのです。

なぜ間接的な仕事量が重要なのか?

直接的な仕事は売り上げに直結するので熱くなって当然です!

それに対して間接的な仕事は売り上げに直結しないのですが、なぜ必要なのか?と思いますよね、私は2つの理由がありと考えています。

1.情報交流と枝葉の数

間接的な活動は金銭抜きな関係で同業者やその製品に興味がある人たちと、交流が持てるので視界が広がります。そして多くの人と交流することで枝葉が広がり、ターニングポイントとなるような人物と出会えるきっかけにもつながります。

2.業界の有名人になる(笑)

ブログなどで業界に情報を発信することを根気よく続けていくと、ある文字数を超えたあたりで(たぶん5万文字くらい)外部から専門家としての依頼のコンタクトが来るようになります。これは中小機構、ミラサポ、産業振興センター、団体中央会などの専門家派遣プログラムの専門家として講演や相談の依頼が来るようになります。そうして業界の人脈を増やすことも「事業の拡大」の為にはとても重要です。

3.モチベーションの維持

事業をするなら楽しくなくては意味が無いと考えます。なんだかいっぱいいっぱいで頑張ってる社長さんもたくさんいますが、どうせ事業をするなら楽しいほうがいいよね。楽しいからモチベーションが維持できるのだと思いますし、楽しくするために間接的な活動も大切だと思います。

熱量を積み重ねていくことで、ある日爆発的に変化するポイントが来ますが、熱量の蓄積がないと爆発的な転換点がやってこないのです。

さいごに

事業を始めて2年目くらいからは、間接的な仕事量がとても重要で、間接的な仕事を蓄積することで、業界内で事業の存在感や厚みが増していきます。それは事業だけでなく活動している個人の信頼にもつながってくるのです。

私自身もこのブログをはじめ、仕事外で多くの経営者と交流を持っています。そしてそれがきっかけとなって得られた情報や人脈が会社の発展につながっていったことは言うまでもありません。

おもしろいことって、自分から行動しないと向こうからはやってこないものです、そして最初に言った熱量の蓄積とは、こういうことだと考えます。

 

「熱量」=「枝葉の広がり」

枝葉が広がっているから、チャンスをとらえることができる

「枝葉の広がり」=「幸運」

運がいい人とは、枝葉が多いからチャンスをキャッチできる

 

だから熱量が多い人ほど運が良いということになると最後にこじつけてみました。

さて新しい年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。

 

日本の中小製造業の海外販路開拓に少しでもお役に立てればと思いブログを書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

次回もまたよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者
岡 正俊

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