ターゲットはどのコミュニケーション手段を使っているのか?
明けましておめでとうございます。ものづくり経革広場の渡部です。
昨年はものづくり経革広場のりニューアルに伴い、ここに掲載していく記事も内容が変わったこともあって、記事の執筆にいろいろと大変な1年でした。2016年は、昨年よりもさらに記事の品質に磨きをかけ、より皆様の役に立つコンテンツを発信していきたいと思います。
この記事の目次
”初級”ウェブ解析士
私ごとですが、昨年末よりお客様のウェブサイトを運営していく上で、より良いサービスを提供していく為に、初級ウェブ解析士の資格の勉強を始めました。「今まで持ってなかったんかい!」という声が聞こえてきそうな気がしますが、資格は持っていなくとも、それ以上の知識、ノウハウは持っていると(勝手に)感じていました。今回、一部の特化したノウハウも重要ですが、体系的に知識を得る為、勉強を始めた次第です。テキストを読み始めたばかりですが、改めて、ウェブサイトの重要性について考えさせられたので、皆様にシェアしたいと思います。
BtoBサイトのサイト効果
まずは下記をご覧ください。
図1、仕事上の製品・サービスの情報源(2013-14年) (%、複数回答)
図2、BtoBとBtoCのサイト効果比較(2014年度)
※「サイト効果とは」購入、発注を決めるまでに、参考にした情報量のうち、ホームページから得られた情報の割合を表す数字です。
出展元:http://japanbrand.jp/product/bb/bb2015/importance.html
これは購入したテキストの最初の章の冒頭に出てきた話です。
「人づての紹介でうちは仕事が成り立っているから・・・」
とお聞きすることがありますが、図1から、「人を介さない」情報源の方がより多く活用されている事がわかります。
また、
「うちはBtoCの仕事じゃないからホームページに力を入れても・・・」
という話も良く耳にしますが、実際は、BtoBのホームページの方がサイト効果は高いようです。
考えてみれば当然のことの様に思えます。BtoCのビジネスであれば、1度の取引の金額が高額ではない為、友人からの評判だけで判断して購入というケースも少なくありませんが、BtoBのビジネスでは、金額に加え、会社としての信用問題も関わってくるため、人づてだけでは決して判断できない事も多いと思います。
ターゲットはどのコミュニケーション手段を使っているのか?
タイトルにもありますが、具体的なところに話を置き、新たな取引をする相手、また、これから狙っていきたいターゲットを思い浮かべてみてください。企業の開発担当者や設計担当、同業の経営者、異業種の購買担当など、様々だと思います。その方が情報を得る手段は何を持っているか考えてみます。
- 地域の組合や、集まりに参加しているでしょうか?
- 業界に詳しい知り合いがいるでしょうか?
- 工場を見学する方でしょうか?
- 展示会に良く足を運んでいるでしょうか?
- 業界新聞を取っているでしょうか?
- デスクには自分のPCがあるでしょうか?
- フェイスブックのアカウントは持っているでしょうか?
- スマホは持っているでしょうか?
これらの中で、ターゲットとなる方が利用するであろう手段に訴えかける方法が効果的です。例えばですが、結婚相談所の広告は新幹線のプラットフォームに設置されることがよくあるそうです。帰省中に両親や親戚に結婚について聞かれた方へ訴えかける為です。
またもう一つ忘れてはいけないのが、自社の強みとなる部分を効果的に、わかりやすく訴えかける方法も重要です。それが、工場見学なのか、展示会なのか、自社のホームページなのか、フェイスブックの日常なのか、これもターゲットによって様々だと思います。
ホームページの重要性
確かに、同業の方の紹介や口コミ、詳しい方からの情報は、新たな取引先への情報の重要な部分を占めることに変わりはありません。第三者からの情報は信頼度が違います。かといって上記の様に、ターゲットが情報を得るたくさんの手段を無視することはできません。ホームページもその一つです。
重要なのは、ホームページの位置付けをどこにもっていくかという事です。集客のツールとするのか、クロージングのツールとするのか、また、間の繋ぎとするのか、すべてを担う存在にするのか、ターゲットに合わせて設計する必要があります。
まだ資格の勉強を始めて間もないですが、より効果的なホームページの企画ができるように勉強していきます。試験は月末を予定しておりますので、それまでに、皆様にシェアしていきたいことがありましたら、また記事にさせて頂きます。試験に合格するように、どこかで祈願していただければ幸いです。
本年もよろしくお願いいたします。